~1話の④~
これは呼ばないとな・・・・。と僕は思った。
「実流・・・?」
「はい・・・!」
副会長・・・いや、実流はとても笑顔になった。天使のような笑顔だった。僕は一瞬可愛いな、と思ってしまった。
「では、この件はまた次回においとくことにして!ではでは、生徒会長!仕事をしますよ!!」
「あ、え、、、うん・・・」
しまった、忘れていた。仕事のことを。そして僕と実流は仕事をすることになった。
~そのころ、忘れ去られていた奏(生徒会長)は・・~
「うむ、どうしようかしら・・・・」
私は今、木村奏になっていた。なぜかというと桜の木伝説の云々かんぬんでこうなってしまった。で、とにかく教室にきたのだが・・・。
「どうやって・・・」
「お~い!奏~!」
「だっ、だれ?」
後ろのほうから誰かの声が聞こえた。
「裕樹だよ裕樹!」
「おぉ~・・・?裕樹か~・・・!」
私はいったん知ってるふりをした。裕樹とは誰だろうか・・・?この感じだと木村奏の友人・・・といったところかしら?
「見つかったか?桜の木?」
「え?」
「だから!!桜の木!!」
「あぁ~うん!まだ・・かな?」
「へぇ~・・見つかるといいな!」
「うん!」
「で、つき合う話はどうなったんだ?」
「え?」
つき合う話とは、なんだろうか?こいつはホモなのか!?
「え?」
「大丈夫うそうそ!!」
「な、なんだ・・・よかった・・」
感じ的に本当・・・みたいだったので一瞬びっくりした。
キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴った。
「みんな~席つけ~!」
先生がいった。木村奏は大丈夫なのかしら?と思いつつ授業を受けた。