~1話の②~
「もうひとつ・・・この桜の木伝説には伝説があって・・・」
「えええええ~~~!!」
僕は驚いた。もういっこ桜の木伝説があることに。
「それは・・・今のようになること」
「えっ・・・」
「これはなかなか起きない現象で、100%のうち、10%しか起きないごくまれなことなのよ!!」
「ええ~!!!」
ごくまれに起きないこと、って!!願い事もあまり叶わないといわれているのに、それよりすごいことが起きたって事は・・・
「すごいじゃん!!」
「そうよ!!」
こんなことが起きているのになんか嬉しい。
そんな喜んでいるときに!
「生徒会長~~~!もうそろそろ・・・いいですかねぇ・・・!」
副会長が漫画で言うとバックでゴゴゴゴゴ・・・という音が鳴りそうな感じのオーラが出てた。なぜかめちゃくちゃ怒っていた。
「あの~!!生徒会長?仕事のほうはしなくて良いのかな~?」
「え、いや・・・・」
「じゃ、あとはよろ~!!」
生徒会長が逃げるようにさっていった。
「じゃぁ!いきますか!!」
そういって副会長は、僕の襟元をがっしりつかんで、僕をずるずるひきずってた。副会長の握力は半端じゃないほど強かった。そして死にかけた。