96羽:兄様と我が妹
広大なベール草原の西に黄色い塊が点在していた
近くに寄りよく見ると、それは数千もの鎧や軍旗が集まりその塊の色を出していたのだ
この広い大陸の中では小さな塊でしかないがが、人間界においては間違いなく最大級の暴力と狂気の集まりであった
敵を倒し殺し奪い犯す、そんな意志の集合体である
それは黄色を聖なる国色とし、現在このベール王都近郊まで侵攻し来た隣国のイスラマ神聖皇国の大部隊であった
東を見るとそれと対峙する、若干数の少ないベール王国軍の陣がある
その遥か後方には伝統と歴史あるベール王城の白く美しい城壁が見えていた
ここで王国軍が負けたら、王都は間違いなく皇国軍の手に落ち蹂躙されてしまう
家々に火をかけられ、財産を全て奪われ、女は犯され、男と老人は全て皆殺し、小さな子供や見栄えのする女は奴隷とて敵国に連れていかれるだおう
その噂を聞き、既に王都からは逃げ出す市民や王族もいたが、多くの貴族や王族の者はその責務を果たすために剣を手に取り戦場に出ていた
どうせ死ぬのなら勇敢に戦い天に名を馳せ死のう
騎士達の想いは高鳴りこの平野を熱く燃えさせる
『この決戦の場の結果で全てが決まる』
最後の戦いを前に、両陣営まさに一触即発の状態であった
☆
そんな中、『魔獣喰い』マジウスは息を殺しながら陣営の中を歩いていた
視線もごく自然に、歩き方も前を歩く下界の人間のマネをして音を立て歩く
見ると、陣営の中にいる兵士達は談笑している者もいれば、殺気立ち苛立つ者や、胸にある偶像をかかげ天に祈りを捧げている者もいた
そして皆がみな、黄色い鎧や布などを身に着けていた
・・・・そう、『魔獣喰い』は何故か、敵陣真っ只中を歩いていたのだ
『バレたら即死』
しかし、周りの兵士達はこちらに気付くどころか、すれ違う者はむしろ姿勢をただし最礼の姿勢をとる
それは皇国兵に変装している自分に対してではなく、前を歩く要人に対してだ
オレの前を歩く男は皇国軍の指揮官の鎧をまとい、皇族の法皇子にしか身に着けることを許されない黄金のマントを羽織っていた
・・・・そう、イスラマ神聖皇国第二法皇子マリオ・アリスタに対してであった
マリオ法皇子が手を上げると、陣の中にいた兵士達は歓喜の声を上げその名を称え、負傷している者に慈悲の声をかけると彼らは涙して喜んでいた
(こうして見ると、このマリオ法皇子は随分と下っぱの兵士まで人気があるんだな・・・オレとは段違いなカリスマ性だ・・・)
オレはそんな事を思いながら、マリオの後ろを護衛の兵士のフリをして着いて行く
「あまりキョロキョロしないでください。怪しまれます」
オレと一緒にマリオの後に着いて行く秘書騎士ちゃんが、オレに小声で注意してくる
本当は女官騎士という役職らしいが姿はさまに美人秘書そのものだ
オレは不自然にならないように、周囲を警戒しながら歩いて行く
こうして見ると敵軍の皇国兵もみんな疲れが溜まり、食事や補給状態も随分と厳しい感じだ
しかし、深い信仰心を持った市民兵が中心なんだろうか、その士気は高く兵士達の目はイキイキとしている
(こういうのを見てしまうと今後は戦いがやり難いものがあるな・・・・でも、作戦通りに上手くいったら、双方とも最小限の被害でこの戦争を止める事が出来るという話だったが・・・・)
オレは皇国本軍の陣奥にどんどん進むマリオ法皇子の後を着いて行きながら、そんな事を考えてしまう
そんなオレの心を見透かしたのか、前を歩くマリオがニヤリと人懐っこい笑みを向けてくる
その笑顔には本来敵であるオレですら、ついつい心を許してしまうような包容力とカリスマ性がある
(生まれた場所の因果でたまたま敵国同志だったへど、もしかしたら、この人とは友達同士になれるかもしれないな・・・・)
オレはそんな風に思いながら後を着いて行く
「さあ、そろそろだ」
前を歩くマリオがオレたちの方に小声で呟く
前を見ると、この陣営の中でもひと際大きなテントが張られた陣幕がある
ここが野外で草原の平野である事を忘れるような、木材で数階の高さまで組み上げた豪華で巨大な陣だ
本国で建設した物をバラし、物凄い数の荷馬車戦に積んで運び毎回組み立てているのだろう
これだけでも皇国の国力の強大さが感じられる
その威圧的な建物を見て、オレはゴクリと息をのむ
(この中にイスラマ神聖教皇がいるのか・・・・)
豪華な陣幕の周囲には、武器を持った警備兵が殺気立ちながら巡回していた
一番警備が厳重な入口で、マリオが法皇子の証を見せ中に入る
全員武器を預け、オレたちも一緒に中に入って行く
テントの中ではあるが、以外にも天井から日が入り明るく広々としている
中には教皇の寝室や謁見の間、宝物庫、女中控え室など一通り揃っているという
武器を持った警備兵の後を着いて行き、テントの奥に向かう
簡易式ではあるが豪華に装飾された両開きの扉が目の前に来る
「第二法皇子マリオ様ご入場!」
警備兵が大きな声を上げると、中からカギが開いた音がして扉が開く
(内鍵もしているのか随分と用心深いな・・・実の息子のマリオが来たというのに・・・)
オレはそんな事を思いながら、不自然さがないように注意して中に入る
謁見の間には王座があるだけで、まだ誰もいなかった
中に入り隣にいる秘書騎士ちゃんのマネをして片膝をつき顔を伏せる
すると前の玉座に座る気配がする
「教皇父様、マリオ馳せ参じ参りました」
オレと秘書騎士ちゃんの前にいるマリオは片膝をつきながらも、顔を上げ玉座に座るイスラマ教皇に挨拶をする
「うむ、久しいな。聞けば敵の虚をつき異教徒共を排除する力となる為に駆け付けたという。ここで御神の為に尽力をつくせ」
マリオの父親である教皇の声は、どこか機械的であり単調な口調でマリオに話しかける
(まるで親子というよりは他人同士だな・・・・それにしても・・・)
オレは気づかれないように顔を少し上げ、教皇の隣にいるモノを見た
それはどす黒い肉厚の全身鎧を身にまとった大柄の騎士だ
その右手にはネジ曲がった巨大な戟を持ち、左手には大盾を構えている
(こいつが先日の一騎駆けで谷間の要所を抜いた不死身の騎士か・・・)
その姿は巨大な暴力の塊であり、見ただけで叫んでしまいそうな恐怖の象徴にも見える
一言も喋らずにその兜の奥に見える瞳も魔眼の様に輝いている
あまりジロジロ見る事が出来ないが、オレの目から見たら明らかに教皇よりこの黒騎士の方が圧倒的な威圧感があった
それは他の者も同じであろう
隣にいて顔を伏せている冷静な秘書騎士ちゃんは、額に汗を浮かべ顔色もよくない
「はは!この一命にかけて尽力いたします!」
教皇の言葉にマリオが返事をして、立ち上がり部屋を出る
ほんの一瞬の時間であったがまるで、大森林の魔獣と同じ部屋にいたようにドッと疲れが来る
教皇の部屋を出てしばらく無言の三人
その後は間者に聞かれるのを恐れ、他愛のない話を三人でして誤魔化していた
しばらく進み、皇帝直属軍の陣を離れ少し行った所にあるマリオ軍の陣に着いた
カラカラに乾いていた喉に水を流し込みようやく一息入れる
マリオの指示の元に人払いを行い、陣幕のテント内にはオレとマリオ、秘書騎士ちゃん、そしてこのテントで待機していた森の軍師セリーナの四人だけになる
「それで『魔獣喰い』、教皇はどうだったのだ?」
テントで待ちくたびれていた感もなく、セリーナは真剣な表情で聞いてきた
マリオ法皇子と秘書騎士ちゃんの二人もオレの方を見つめ注目している
「えーと、その・・・セリーナちゃんやマリオさん父上、つまり教皇は、やはり『魔素』に操られています」
オレは先ほどの謁見で見て感じた事を、正直に伝えるであった
☆
話しは少し遡る
グラニス領西部会戦の二日目に突然移動したマリオ軍の追い、オレたち森の戦士団は裏街道や林道を進み北に向かった
相手には数時間の先行アドバンテージはあったものの、剛脚な森の民は決戦の場に到達する前に追いつく事が出来た
マリオ軍は周囲を警戒しながら守りに適した陣形で北に行軍している
敵軍はこちらの数倍の兵数であり、奇襲をもってしても勝てる確率は低い状態だ
追い付いたもののオレ達はその状況に頭を悩ませた
そんな時にオレ達に同行していた軍師セリーナが突然提案してきた
「私に考えがあるのだ。使者としてマリオ軍に行き確かめたいことがあるのだ」
いきなりの提案だった
いつも冷静なセリーナちゃんにしては熱気がこもり感情的な提案だった
しかしその目は真剣そのもの
オレたちが軍師であるセリーナちゃんに対する信頼は絶対だ
提案通りに敵に使者を送ることになった
行くセリーナの希望もあり、護衛としてオレと『岩の矛』が同行してマリオ軍の陣に行く事になった
(ふー、針の筵というのはこういう気分なんだろうな・・・・)
オレは警戒するマリオ軍の兵士に、槍先を向けられながら敵の陣の中を歩く
それもその筈、数日前までは互いに全力で殺し合いをしていた相手から、突然使者が来たのである
しかも、幼い女の子、影の薄い男、筋肉隆々な大男の三人という怪しい組み合わせ
戦う意志がない事を表す為に、無手の非武装で来たのでいきなり斬りかかられる事は無かった
厳しい身体検査の後に、大将であるマリオ法皇子の元に案内されることになった
「何かあった時は、こいつらの武器を奪って軍師っ子はオレが逃がす。大丈夫だと思うがお前は自分の身は自分で何とかしろ」
護衛として隣を歩いていた『岩の矛』は丸腰にも関わらず、少し嬉しそうに拳を握りオレに冗談を言ってくる
「ハッハッハ・・・そうならない事を全力で祈るよ」
オレは苦笑いを浮かべながら足を進める
槍先を見ながら奥に進み、マリオ軍の陣の中央の陣幕のテントに到着した
幹部の一人であろうか、初老の騎士が槍先に囲まれたオレたちを怪訝な顔をして見てくる
「何だこいつらは?・・・・・・ん!・・・・・まさか!?」
何かそんな感じで、オレの後ろにいたセリーナちゃんを見て呟いていたような気がする
(誰か知り合いに似ていたのかな?)
すんなり通してくれたので気にせずに進む
そんな警備が厳重な中を過ぎ、テントの中に案内される
テント内は思っていたよりも狭く質素な感じであった
少し広めの会議室の様な部屋に通される
そこには先日会ったばかりのイスラマ神聖皇国第二法皇子マリオとその側に控える女騎士がいた
人払いがされ部屋の中にはオレと『岩の矛』、セリーナちゃん、そしてその二人だけになる
「そろそろ来る頃かと思っていたよ。元気そうでなによりだ、セリーナ」
マリオ法皇子は始めて見た時と同じように、人懐っこい笑みを浮かべ話しかけてきた
(ん?何でこいつはセリーナちゃんの名前を知っているんだ・・・前回の降伏勧告でグラニス軍の陣に来た時は彼女とは会ってはいないはずだけど・・・・)
オレは違和感があり、その二人の様子を油断しないように気を張る
しかし、次の言葉を聞き度肝を抜かれたオレは驚きを隠せなかった
「ご無沙汰していました、マリオ兄様。兄様こそお元気そうでなによりなのだ」
・・・・そう、森の研究軍師であるセリーナ・ベルガーは目の前にいるマリオ法皇子の妹であり、イスラマ神聖皇国の『皇女様』だったのだ
☆
突然の展開に驚きを隠せないオレ・・・
となりにいる『岩の矛』はそういう事は気にしない様子で、話半分で聞きながら周囲を警戒している
そんな疑問眼なオレを見て、目の前にいるマリオ法皇子が簡単に説明してくれた
☆
セリーナちゃんはさっきの言葉通り、この大陸の最大国家である神聖皇国の皇女様でこのマリオの実の妹だ
最高権力である教皇の実の子として産まれ、可愛がられながら大事に育てられたという
幼い時から才女と呼ばれるほど学に優れ、幼いながらも皇国最高位の学位まで取得していたという
性格が少し変わったところもあったが、大きくなるにつれ母親譲りの美才で将来は順風満帆な皇族生活が約束されていた
ところが、数年前に皇室別荘で起きた事件以来、彼女は生死不明の行方不明となる
もちろん皇国の威信にかけ国をあげて全力でその行方を捜したが、数年経ってもついには見つからなかった
結局は原因不明の事故死という扱いになり今に至るという
☆
「少し兄様の脚色が入っているが、おおむねそんな感じなのだ」
マリオの話を聞き終わりセリーナちゃんが補足をする
オレはその話を聞き終わり少し納得する
先ほどのこのテントの前にいた初老の騎士は、死んだはずである皇女と瓜二つのセリーナちゃんの顔を見て驚いていたのだ
更に目の前にいる秘書風の女気騎士ちゃんも、最初にこの部屋に入ってきたセリーナちゃんの顔を見て明らかに動揺していた
しかし、目の前にいるマリオ法皇子だけは、そんな素振りも見せずに対応していた
「まあ、オレはセリーナが死んだ何て信じていなかったからね。多分どこかで好きな研究に没頭する人生を送っていたと思っていたけど、まさか大森林にいたとはね」
そう言いつつも、それでも機嫌はよさそうだ
「兄様、前置きはその位でいいのだ。今日は聞きたい事があってここに来たのだ。・・・・なぜ兄様はワザと退却する素振りを見せて、グラニス軍や我々を北に誘導しているだの?兄様の事だ、何か真意があっての事だと思う」
自分の過去の話をされる事を嫌がっていたセリーナは、話を本筋に戻すために真剣な顔つきでマリオに問う
「真意か・・・オレもまどろっこしい話は嫌いでね。・・・・・単刀直入に言う。教皇陛下、そう父上を殺す手伝いをして欲しいんだ」
イスラマ神聖皇国の第二法皇子から提案されたのは、そんな物騒な話であった
この章は登場人物がいつもより多いので簡単な人物紹介も行います
【森の戦士団】
魔獣喰い:(下界名:マジウス)
主人公?17歳で森林弓兵の小隊長。他人の見えない何かを感じたり見たりすることができる。新たな転生者の出現に、維新復活のために張り切る。敵であるマリオに親近感を感じている
研究軍師セリーナ:
下界人で森に住む女の子天才軍師。実はイスラマ神聖皇国の皇女。グラニス軍でも影の軍師として采配をふるう。ブラコン。剣の腕は微妙だが走るなどの体力はかなりある。マリオを追いかけて決戦の地に到着した。いつもはマッドサイエンス軍師だが今回はシリアスモード。
精霊神官『清い水』(下界名:レティーナ)
森の戦士『魔獣喰い』の専属精霊神官。彼に着いてきて決戦の地に到着した。今回は留守番。思っている程近くにいなくても大丈夫。
イケメン剣士:(下界名:セバスチャン)
魔獣喰いのかつての仲間。結構な剣の腕前で指揮能力もあり万能選手。未だに魔獣喰いの事を班長と前の呼び方で呼ぶ。魔獣喰いたちと決戦の地に到着した。
牛さん:(下界名:不明)
魔獣喰いのかつての仲間。無口な重量戦士。魔獣喰いたちと決戦の地に到着した
坊ちゃん:(下界:不明)
魔獣喰いのかつての仲間。金の計算と弓が得意。魔獣喰いたちと決戦の地に到着した
黒豹の爪:(下界名:クラウディア)
大砦の大剣女剣士で大隊長。統率力、個人戦闘力が高く軍略にも長けている。日焼け野獣系巨乳なので走って移動する時は目のやり場に困る。魔獣喰いたちと決戦の地に到着した。目立つので潜入工作には向かない
鬼軍曹:大村の城の戦斧筋肉戦士団長。大戦斧と盾を使い獅子奮迅の活躍。魔獣喰いたちと決戦の地に到着した。武器の手入れをしている。
魔獣喰い小隊の副官:三人いるが全員が経験豊かで有能。よく職場放棄する小隊長の代わりに隊を指揮する。地味に有能。
獅子姫:(下界名:シシリーナ、『孔雀騎士』)
結構前からベール王都に残り剣匠のジイイさんから武術を習っていた。色々活躍した結果、何時の間にベール王国軍でも指揮官として腕を振るう。今回も荒くれ者を集めた兵団を指揮し皇国軍を恐怖のどん底に陥れていたようだ。教皇直属軍との戦いに備えている。
護衛のオジサン(下界名:不明)
幼い頃から獅子姫の護衛をしていた腕利き戦士。姫と一緒に修業をしつつ他国の情報収集などもこなしていた。
【グラニス軍】
青年騎士レオンハルト副伯爵:たくましく大きくなった成長率No1の騎士。元々イケメンだったので左ホオに傷跡が残っても絵になる。下界と森のハーフ。自信家。なかなか成長した剣技を披露する場面が出てこない。マリオ軍を追って決戦の場に到着した。伯爵より上の爵位を密かに狙っている。軍師セリーナに一任する
女騎士スザンナ:レオンハルトの護衛騎士で今はグラニス軍の近衛騎士を率いる。剣の腕間の他に統率力や内政力などの各種能力が成長。プライベートは真面目なドジっ子。金髪碧眼で着やせタイプで周囲から人気が高い。剣と盾を上手く使い、受け流しからのカウンターを得意とする。夜の方は不明。レオンハルトに一緒に決戦の場に到着した。
ベテラン騎士:昔からグラニス家に仕える騎士。耐える守備力に定評がある。十代半ばの可愛い娘がいる。傭兵隊と共になんとか前線で踏ん張った影の功労者。傭兵隊長と共にグラニス領に残ってとある任務を遂行中
傭兵隊長:グラニス軍のお抱え傭兵隊を率いる。才能よりも経験値が物を言う歴戦の戦士。大陸中の噂話に通じる。ベテラン騎士と共にグラニス領に残ってとある任務を遂行中
序盤の砦の守備隊長
あの戦いから無事に逃げ切り第五軍を率いていた。しかし、謎の黒騎士の突撃を止められずにまたもや撤退。獅子姫軍団と合流。
【イスラマ神聖皇国 第三軍】
第二法皇子マリオ:(殲滅皇子)(好色皇子)
神聖皇国の皇子で小さい頃から変わり者の奇人皇子。父親にも煙たがれていた。成人してから西部の辺境前線に飛ばされて連戦連勝。女の子好き。研究軍師セリーナお兄ちゃん。現代からの転生者。軍略マニアで化学も得意な天才である意味もう主人公。弱兵の皇国兵を現世の歴史から引用し長槍隊や石弓隊、工作兵を抱える。七色煙幕や火炎矢は彼の特性兵器。策を巡らせ撤退して北へ向かった。シスコン。父親殺しを画策する。
女官騎士エマ:マリオ殿下の幼い頃からの教育係りの女騎士。能力に弱点がない騎士で体型も無駄がないスレンダー型。通称『秘書騎士』。マリオが転生者だという事には気付いていない。マリオと共に北に向かった。冷静な女性だが実は熱いハートの持ち主らしい。
聖女エレナ様:身長はそんなに大きくない童顔の少女。天の声を聞き勇気を出し前線に出る仮初めの聖女。顔は小動物系。実は戦闘で変身してしまう。ここ数年は正規流派の剣も学び意外と頭はいい。大剣モードから2刀流モードに別れる特殊剣を使用する。魔獣喰いの洗脳波を浴びてしまうが仲間であるマリオの元にとりあえずは戻る。マリオと共に北に向かった。普段は兵士達に祈りの声を捧げている。
『黒影衆』:マリオ法皇子お抱えの諜報活動衆。孤児を集め訓練していた。敵のかく乱や情報収集などが得意で戦闘能力も高いい(忍者)。皇都にも残して来ていた。
謎の黒騎士
大盾と大戟で武装した重騎士。矢が一杯刺さっても死なない。普通の者は近くにいるだけ恐怖を感じる
教皇
マリオとセリーナの父親でイスラマ神聖皇国の最高権力者。何者かに操られている可能性大。




