《魔の森&大砦 用語集》
《魔の森 大砦 用語集》
【大砦】
大森林の最前線『魔の森』にある大きな砦。
森の中で選ばれ、激しい訓練と実践を経験した歴戦の猛者共が集められる。普段は集団訓練に個人訓練、食料確保の為の狩りや巡回警備など、生活のリズムは普通の砦とあまり変わらない。しかし、『大砦』にはこの大森林で一番重要な任務がある。それは魔の森に住む『魔獣の群れ』が森の中、下界に広がらないようにする為の戦闘だ。
森の中にポツンと、空堀と城壁に囲まれた大きな砦で周りに住居用の村はない。戦士達の家族は、みな大森林に散らばるそれぞれの村に住んでいることが多い。
〈総司令官→大隊長→小隊長→副隊長→戦士〉
『大砦の大隊長』と言えば大森林の戦士達の憧れの役職だ。
【大砦の休暇制度】
大砦の戦士の家族は、みな大森林に散らばるそれぞれの村に住んでいることが多い。そこで、1年に1回、3か月間の長期休暇が貰える。3か月間といっても、大砦から遠い村だと往復で1か月以上かかる者もいるので、そんなに長い休暇ではない。
それでも日々戦いに明け暮れる戦士達には、1年で一番嬉しい時だ。生まれ故郷の村で家族と一緒に過ごしたり、また、大きい村に想い人がいる者はそこで愛を育んだりする。
【魔の森】
大森林の中で魔獣が群れる唯一の危険地域。魔の森には『魔素』と呼ばれる魔が多く吹き溜まる場所があり、そこに魔獣の群れが発生してしまう。魔獣が多く出る以外は恵み豊かな森である。
【森の戦士団の軍隊的特徴】
障害物のある森の中でも、下界の軍隊の行軍と比べ進軍スピードが早い。これは、下界の軍隊と違い皆革鎧を着こんだ軽装で、見地調達のために補給用の足が遅い輜重部隊なども必要ないため。
所属別に戦士団、弓兵、偵察部隊と名称は一応分かれているが、それぞれが皆優れた狩人であり、戦士で、斥候役で突発的なトラブルに対する柔軟性は高い。持ち歩く武器の刃以外には金属をなるべく使用しない装備で、金属音などの騒がしい音はなく、不気味なほど静かに進む。
身体能力や平行感覚が下界の人間より高い部族なので、騎乗術や新しい武具の上達ぶりも早い。しかし、普段は自分たちの足腰を鍛える為に、乗り物に頼らず徒歩や走ることにより移動している。
通常装備の他に、対魔獣用の重装M装備、対下界軍隊用の変装系G装備などもある
【隠密衆】
その直接の戦闘能力はもちろん、何より危機回避と偵察に優れた者達。並の戦士や魔獣相手にも気配を悟られことなく近付く。大砦や大村の城など大きい屯所に存在し、その隠密部隊は精鋭揃い。
【魔素の浄化】
魔素から『魔』を森の精霊の力を借り精霊神官が浄化すること。
そうする事により魔が抜け周辺地域は暫く安全な森となる。浄化作業を終えると、こぶし大位の大きさの石が落ちている。
これは魔素を浄化した後に残る『精霊石』で、森緑色を基調にして、色が七色にキレイに変わる不思議な石だ。
『魔』がもう抜けているので害はなく、浄化の後に大砦に持って帰り調査保管される。浄化には神官は膨大な力を使う。
【精霊石爆矢】
苦戦を糧に大砦の研究軍師であるセリーナが密かに開発した秘密兵器。
大森林の魔素を浄化した後に残る結晶『精霊石』は森の聖なる精霊力が秘められており、魔の者に対して効果があると言われていた。それを特製の矢の先に取り付け魔の者を攻撃する。矢以外にも取り付け可能らしい。
精霊石は希少品なので乱用は出来ないのが難点。
【大森林特産 下界で高額品ランク】
1位:精霊石:大きさにもよるが一番高額で取引される(殆ど下界には出回らないが)
2位:幻獣の目:滅多に会えなく取れない幻の宝石(幻獣ハンターや獅子王などが所有している)
3位:珍しい魔獣の素材:魔獣の中でも大型種や希少種の魔獣の鉱石や羽など
【魔獣】
森に住む獣に『魔』が憑依したモノで、その体は規格外に巨大化する。その爪牙は鋭く肥大化し、毛皮や甲殻も異常なまでに硬化し普通の槍や矢を寄せ付けない。そして人間の存在を察すると、異常なまでに凶暴化し襲い掛かってくる恐るべき獣。
大森林の中で突発的に出現し村を襲い、以前ならその魔獣の種類によっては、村ひとつを壊滅させられる事もあった。
・そんな凶悪な魔獣だが以下の弱点もある。
まず、気配を消して襲い掛かってくる野生の獣と違い、魔獣は殺気を振りまいているので、先に発見しやすい。
更に魔獣は基本的に単独で行動するので群れることがない。(魔の森は例外)
その硬い外皮も、切れ味の鋭い黒葉石製の武器で切り裂くか、大きなハンマーのような武器で内部に打撃を与えるが有効とされている。
また、魔獣は夜に活発化し、朝に一番動きが鈍いとされている。魔獣と言え知能は普通の獣と殆ど同じで本能のままに行動する。
【魔獣の副産物】
倒した魔獣はその場で毛皮、爪牙、骨、健、眼球や使える内臓などを解体して運んで持って帰る。硬い表皮や甲羅は頑丈な革鎧や盾となり、爪牙や骨も武具の材料や、装飾品や金属に混ぜて特殊な武器にする
また、以前ではなかったことだが、最近では大村を経由して下界の直轄地に持っていくと、高額で取引され、その代わりに穀物などの食料として還ってくる。
下界の大きな都では今やこの大森林の魔獣の部位は、装飾品や研究品として大人気だという。魔獣の骨や牙、角、毛皮、眼球、羽、甲羅、尾などあらゆる部位が許可を得た特別な商人だけに取引されているという。大陸中の嗜好家たちが、大金を投げ打ってでも手に入れたい物ばかりだという。魔獣の素材は数も少なく貴重とされている上に、調度品としても、また薬や武具としても優れ、愛用されるという。
魔獣の角や骨は万病や延命に効くと言われ、その宝石のように輝く眼球や甲羅の結晶は王族ですら身に着けることが出来ない宝石となる。また、その硬骨や爪は金属と混ぜて鍛えることにより、高硬度の騎士達の最高の武具となる。
【対魔獣】
昔から罠と毒がメイン。また、魔獣の多くは木の上に登れないので、木の上からの斉射も効果的。矢じり、斧、槍、剣先には猛毒も塗り付け、即効性とは言えないがジワジワと魔獣を弱らせる。
【大砦 対魔獣】
武器の進化が進んでいる。獅子王の命令の元、鉱山と鍛冶の部族『山穴族』と共同で新しい武器の研究をし、魔獣の素材と金属との合成金属を使用した新しい武具を開発。魔獣の硬皮すら切り裂く剣槍を生産し、また相手の鋭い爪牙を防げる魔獣皮の鎧も最善を優先的に普及させた。また、新たに開発された複合製の強弓によって、以前なら刺さる事もなかった硬皮に易々と矢が刺さる。
戦術も発達した。作戦を立て、罠を仕掛け、訓練をし、陣形を組み、指揮の元に魔獣を狩りをする
下界の軍隊なら普通の事だが、森林部族がこういった本格的集団行動をしたのは、先代の大部族王の時代から。
【魔獣の肉】
見た目は美味そうな肉。
しかし、危険性も高く普通の人間が食べたなら三日三晩腹痛に苦しみ転がる。
食べられる者には今まで味わった事のないあの珍味の肉らしい。
【魔素】
『魔』が多く吹き溜まる高密度な場所で、そこに魔獣の群れが発生してしまう。近くにいるだけで恐怖感や嫌悪を感じる。下界に魔素や魔獣を呼び出す為には、色々な条件や儀式が必要らしい。
【真の魔素】
『真の魔素』はこの魔の森に不規則な周期的に現れる大きな魔素の塊。
十数年の周期で現れる時もあれば、100年間現れない時もあるという。魔素と言っても見た目や性質は大きく違い、未だに謎の魔素とされている。これまでの記録なら真の魔素の周りには、普通の数倍の魔獣達が巣食い徘徊しているという。
以前現れた時はその発見が遅れたせいもあり、この森の部族にも甚大な被害が出ており、当時の『大砦』の戦士の約半分が戦死したというから、その危険性は相当なもの。
真の魔素の近くには必ず人型の『敵』がいる。
【大陸冒険記】
下界に広まっている冒険日記。作者不明だがイラスト入りで大陸の冒険談が載っている。複写本が貴族騎士の間で広がっている。




