《大森林の用語集》
これまで小生がこの世界で書き留めた秘密を一部披露する
《大森林の用語集》
【大林森の民】
大陸の大森林に住む一族。森の中には大小多くの村があり、大村にいる大族長により全て統治されている。狩猟採取が基本となっており、民は小さい頃から毎日、水汲みや木の実拾いを手伝わされ、弓を練習して森の茂みに潜み獣を狩り生活していた。どこの村々の食料事情も結構ギリギリな生活感があった
基本的には狩りと採取によって生計をたてているが、近年では最寄りの下界との交易により潤いを受ける。特産品として、獣の毛皮、貴金属、薬草類、岩塩などがあり、中でも強力な外皮や硬骨を持つ魔獣の体は高値で取り引きされる。逆に穀物や生活物資を輸入していき、安定した人口増加をしている。
【大森林の民の特長】
野生の力を有し優れた身体能力、知覚察知、回復力を持つ。老若男女を問わず皆すぐれた戦士であり狩人。毛皮や革製を好んで着用しているので、街に出ると浮いて見える。大森林の部族は地位やお金よりも、名誉や誇り・義理人情を大事にする。前向きな性格をしているのか、どこの村人もみな陽気に暮らしている。
【大森林の民の格言】
『大森林の一族は悪を狩り、弱きを助け、義を大切にする』
『狩ったモノは食い剥ぎ取り奪う』
『攻められたら、それに全力を以て反撃する』
『弱い子供と子を産む雌には優しいが、戦う雄の戦士には容赦はいらない』
『勇敢に戦った森の戦士は森の土に帰り、またこの地に生まれ変わる』
今後とも増えていきそうだ。
【大森林の民の文化】
村単位でひとつの家族として、共同で狩りや育児、家事を行う。森の精霊に感謝しながら生活をしており、無駄な狩りや採取はあまりしない。
【ザクソンの宿場街(村→街)】
大森林からの出入り口から一番近い所にある下界の街。元々は何の特産もない小さな村であったが、数年年前に大森林が解放されてから、大森林と下界との中継都市として急速に発展した。この街の領主や大商人は森の民の傀儡者。
木と石を組み合わせた城壁がぐるりと街を囲み、その前には空堀も掘られている等間隔で見張り塔もあり、さながら簡易型の城塞都市といった所。東西の城門では見張りの兵士達が簡単な通行検査もしているが基本的には非課税。行商人が引っ切り無しに訪れ、宿屋も増え、それに伴い商店街が連なり、長屋や歓楽街も出来ていた。
城はないが、この街を守る兵士達が詰める兵舎が砦代わりになり、いざという時はここに立てこもる事も出来る。自警団として兵士団も設置しあり、傭兵の中から何人か信用に値する兵士をスカウトしている。森の部族の偵察斥候役や数人の戦士達は、精霊神官と共に身分を隠して、ザクソン宿場街に定期的に交代で潜伏している。
【ザクソンの特産】
森の民から持ち込まれた産物の加工品。珍しい薬草類、岩塩、獣の毛皮などがあり、特にめったに採れない魔獣の硬皮製の武具は高値で取り引きされる。逆に森の民は穀物や生活用品を輸出している。
【森徒】
もしかしたら、この森や世界を救う者、と言われているらしい
※詳細は不明
これまでの調べでは
・毒素のある魔獣の肉を食べたり、酒に強い山村の男達を飲み負かしたりできる
・精霊神官的に森の外に出すには一苦労なので出ていられるのは短い期間になる
・とにかく大食い
・知覚鋭敏、悪い予感がよく当たる、風の流れをよむ
・本気を出すと足が速くなっている
・森の声が聞こえるというか、悪い感じが見えるというか、何となく先が分かるらしい
・名前を憶えない、影が薄い、難しい話が苦手、手斧が得意、妄想が多いのは関係ないらしい
【字名】
森の民が大きくなったらつけてもらう名前のようなもの。だいたい10歳前後で親や師匠がつける。大人になってから、その身体的特徴や能力で呼び方が自然と変わることもある。小さい字名がない頃は『○○村の○○の息子』と名乗るのが普通。
【大村】
大森林の中で最大規模の大きな村。政治経済の中心。市場を開催している広場もあり、色とりどりにキレイに着飾った女性達も歩いている。人口は小さな村の数倍もある。
近くに凶暴な獣や魔獣も多く生息するために、大森林の各村から腕利き戦士達が集まり、森の中とは思えないほど栄えている。各村で素質があり、力がある者が、大村に行き訓練を受け、危険な魔獣からのこの大森林の守り手になる。大村の地下には秘密の場所があるらしい。
【大村の経済と食】
他の村と違い、豊富な食糧事情。いろんな種類の獣の肉、見たことのないような木の実や野菜・穀物、近くに大き目の川もあるので魚や甲殻類なんかも市場に並ぶ。近隣の村々から、定期的に食料や物資を集めている。
そして、大村では大森林の中で唯一『通貨』が流通している。大きすぎる村なので、普通の村と違い、全ての食料や生活物資を共同で利用するのが大変なので、通貨を流通させて食事や衣類、生活物資などの購入に使用しているのだという。
【大村の城】
城の周りを鉄木製の高い壁に囲まれ、等間隔で見張り台に戦士がいる。壁の外側には深い空堀もある。城門を過ぎ目の前に広場があり、敷地内には何か所も小屋や宿舎ようなものあり、結構な人数が収容できる。その広場先には大きな城がある。城自体は鉄木で出来ている。城の食事や家事等は、訓練生や戦士達は交代で全員分を用意している。応接室には毛皮のタペストリーや、魔獣の顔のはく製が飾ってある。
長崎県にある大村城とは無関係
【大族長】
大森林の全ての村を総べる王者。後述にある遥か昔、魔を封じ込めた勇者の一人の末裔。その血を濃く受け継ぐ者は例外なく優れた戦士。大村の城シバリがある。
【大村の鍛冶大工房】
大村の城内にある大工房。モクモク煙が上がり、金属の激しく打ち合う音がする場所。今では大森林のほとんどの武器はこの大工房で作られ、各村に運ばれている。工房ではオレ達とは違う『山穴部族』が火と金属に囲まれて、日々武具を製作している。
鍛冶工房には基本的に公の機関なので、個人的に武器の注文は出来ない。各戦士団の軍団長に武器の作製の申請をして、それが受理されたら発注、製作、納品となる。
【山穴部族】
大森林に近い山脈に暮らす民族で森林部族とは友好関係にある。背の低い無骨な一族だが、石と金属と火を知り尽くし、皆が皆、優れた鍛冶職人であり炭鉱扶である。遥か昔から森の民と有効関係であり、お互いに鍛冶職人や鉱物、防人や食料などを交換交流して支えあっている。
森の部族が森からの食料を供給し、なおかつ炭鉱を守る兵士としても常駐する。一方、山穴族はこの大村に工房を設け、職人や鉱物を供給し、出来た武具をオレ達森林族に与える。酒と珍しい素材が大好き。
ドワーフのような種族。
【精霊神官】
生まれながら森の精霊に愛されていた者で、もの心つく前に、精霊の館に預けられ修業を行う。特に才能ある者も何年かに一度生まれるらしい。精霊神官を産んだ親は大変な名誉なこと。大森林の各村に最低一人以上は正式な神官がおり、村で一番大きな樹の下の小さな館に住んでいる
その仕事は、産まれた子供に健康のまじないをかけたり、村の一年の狩りや狩猟の方角を決めたり、精霊の声を聴いて村の災いを避けたり助言など。薬草や毒薬にも詳しく、村の者が大怪我した時はこの精霊神官の薬草をつけると怪我の治りが早い。
大村には一番力が強い大神官が一人いて、彼女の下には数人いる補佐見習いがいる。精霊神官に会えるのは、出産、冠婚葬祭、村大事な方針を決める啓示のときや、大怪我の治療など限られた時しかない。
今まで見た感じでは嬉しい事に女性しかなれないようだ。
【鉄木】
黒光りしている木で大森林でも珍しい材木。木製なので軽く使いやすく、一度火で熱すると鉄のように固く締まる。耐火性もあり、村でも一番大事な食糧庫に使われたり、大村の城や各砦の外壁や城門など重要な部分にはふんだん使われる。性質上武具には使えない。
【森林戦士団養成所】
大森林の各村から腕利き少年を集めて訓練する大村の城にある養成所。城の宿舎に寝泊まりし、戦士としての訓練と城の警護、狩人としての実践を3年か積む。基本的には食事や武器、衣類などは支給されるの。狩りに精を出し割り当て以上の成果を出すと、その余った肉類を通貨に変えることも可能。
日々厳しい訓練を受けており、対魔獣や対軍隊戦や攻城戦の訓練もある。大森林から少し離れた所で、山側、川沿い、草原などいろいろな場所で集団訓練も行う。集団訓練とは別に、個人戦での弓矢や武器の稽古の時間もあり、槍や斧、こん棒や盾、格闘術など一通り学ぶが。
3年して卒業した後、多くの者は大村の城に残り引き続き仕事や狩りに精を出す。
また、自分の村に戻り、そこで生活をして村の為に尽くす者いる。ちなみに訓練所の制度は数十年位前に先代の王が始めた改革のひとつ。虎の穴と同じ位厳しい
【大村での通貨】
基本的には森の戦士には食料配給や宿舎、武具などが支給されるので、貨幣はほとんど必要ない。しかし、嗜好品などは自分で買うしかないので、志願して凶暴な獣狩りや魔獣狩りに参加して、別途報酬を受け取る
貨幣の成分は鉱山で取れた貴金属を加工した貨幣だという話。見た感じは金と銀の中間っぽい色をしている謎の基金属だ。下界でも貴金属として人気がある。単位はイエヌ
【精霊祭】
『精霊祭』は年の変わり目に、大森林の各村々で行われる年に一度の大きな祭り。その期間中は狩りや訓練などもの仕事も、基本的には全部休みになり、村全体で一年の終わりと来年の始まりを祝う。
日本でいうところの正月祝いみたいなもの。いつもは質素な大森林の部族だが、この期間ばかりは精一杯のご馳走と美酒で村も賑わう。
【大精霊祭】
大村で行われるのが大森林最大の『大精霊祭』。連日連夜、村人は大きな櫓火を囲みながら謡い踊りだす。いつもは早寝早起きな大森林の部族も、この期間ばかりは毎年みな夜な夜な騒ぎまくり。
朝には人や城の戦士団の男達が、道端や広場の端で酔い潰れイビキをかいて寝ている光景が見られる。近年では、とある子供が全部の出店の食べ物を制覇している事が、大精霊祭の村人の見物のひとつだった。
【受勲式と一番栄誉】
大精霊祭りの最終日、大村で一番勇気ある者に授けられる受勲式での一番栄誉。大森林の精霊の力を神官が込めた魔除けの武具で、一番栄誉の証である短剣を1つ授かる。この一番栄誉を目指し、大村の狩人戦士達は日々鍛錬を重ね、狩りに精を出す
『自分の命をかけて弱きも者を守った戦士』
『誰も倒した事のない凶暴な魔獣を狩った狩人』
『大森林の秘境中の秘境に辿り着き、貴重な素材を持ち帰った冒険者』
そういった者々に毎年その一番栄誉が与えられ、その功績はこの大森林中に鳴り響く。
そういえば、この短剣はとある人に預けている
【黒葉石の武具】
鉱山から堀出される貴重な黒葉石を素材のひとつに使った武具。その凄まじい切れ味で、魔獣狩り用の使われる業物。黒光りする刀身に精霊文字のような文様も彫られている、怪しさと美しさを兼ね備えた代物。有力な一族に家宝として代々受け継がれている。
ちなみに現代の黒曜石とは別物
【赤熊】
移動速度も速く、周りの木の実や、小動物を貪欲に食べつくすという。分厚い毛皮と皮下脂肪に守られていて、知恵もあり仕留めるのにはかなり苦労する大型獣。素で魔獣とタメを張るくらい危険。カブトは被っていない。
【魔獣喰い組(魔獣ハンターズ)】
魔獣喰いを班長に、大村の中でも有名な狩りの集団として知られていた。戦士団の訓練生でありながら、魔獣を何匹も狩っている少年たち。命知らずの勇敢な若者達。
【狩人という職】
人気職。狩りから帰って来ると、狩ってきた獣を見ようと多くの村民が集まり歓声があがる。逆に獲物がないとお通夜のように静かな夕食になる。大森林では腕利き狩人は英雄としてもてはやされる。
人気のある若い狩人には追っかけの女の子達もいるようで、黄色い声援も飛ぶ。
【狩り組】
班長を中心に10名位で構成された狩りのチーム。斥候役、弓役、近接戦闘役など大雑把に役割が分かれている。
【大森林の部族の女性】
基本的に狩りや採取を日々行っているので、日焼けした引き締まった健康的な肉体の持ち主。顔立ちも整っている女性が多くオリエンタルな顔立ち。熱帯雨林に近い気候の為に肌の露出も結構多い。
情熱的で情が深く激しい、明るい前向きな性格な者が多い。加護により身体能力が高いが全員ナイスバディーという訳ではなさそうだ。
【精霊神官の館】
各村にある大きな樹の下に自然な形で館が併設された館。新しい村を作る時は基本的にはシンボルツリーの元に村が発展していく。森の教会みたいかなイメージ。建物の中は質素だが、どこか気品がありエネルギーに満ち溢れている。
【『流れる風』の英雄譚】
この大森林の子供や若者に絶大な人気を誇る英雄話。20年数年前にこの大森林を飛び出し、大陸中を旅した冒険者『流れる風』とその仲間達。10数年前に大森林崩壊の危機が訪れた時には、その仲間達と森に戻り窮地を救った英雄。下界の仲間の一人が書籍化している。
【幻獣】
外見は山鹿に似ており、角にあたる部分が普通の山鹿と大きく違っている。大きなその広がった角は七色に発色している。しかし、その正体は見た事のない醜いサルのような獣。七色に輝く角も誰もが見とれ、気付いたら意識が遠のき操られている。一応意識があるが、何か逆らえない声によって意識と身体が支配される。
本来は大森林の遥か秘境に住む獣で、人にまやかしを見せて争いを起こし、その精を糧にして数百年生きているという。幻獣は本来、人里に近づいて来る生き物ではない。何者かによって誘導されていた痕跡もあった。
【大村 特別弓訓練所】
村の外れにある個人が勝手に創作した練習所。的までの距離が異様に長く、城壁や木の生え方による不規則な風が流れ吹く。後年には改造され森林戦士団上級弓兵の正式な訓練場所となる。
【聖なる泉】
大森林と下界の境目近くにある『聖なる泉』。その泉に入ると身体の疲れや怪我が治り、万厄を退けるという噂がある。その正体は『温泉』。硫黄系乳白色温泉で切り傷や打ち身、病などに効き、普通の温泉より何倍も効能がある。怪我や疲れの治療だけではなく、精神的な内面的な所まで癒してくれる。
元々は草木の少ない岩場に囲まれていた天然湯だったが、温泉療養の小屋をグラニス伯爵家が建てからは湯治場としても利用される。湯船は大きく細長く湾曲していて、奥の方は見えないが何十人も優に入れる広さはある。同じ湯だがちょうど岩場と湯気のせいで奥は見えない。混浴で手前が男湯、奥の見ない方が女湯となっている。
手ぬぐいを頭の上に乗せて、雰囲気出し湯を満喫するのが何故かマナーとして定着している。
【精霊草】
大森林にあるどんな難病も治しまう聖なる薬草。20年くらい前に下界でも使用されたという話もある。精霊神官が同席し使用して始めてその効果がある。
【連絡鳥】
大森林の部族間で使われている伝書鳩みたいな鳥。鳥の種類は鳩ではなく、大森林の上空を飛んでも他の鳥に襲われないような、強く賢い鳥を各村々で飼っている。緊急の時や遠方の村への指示などに常時活用していた。先代の王が考案して活用している。
【昔話】
遥か遥か大昔
この大陸に『魔』が湧いた
その『魔』は大陸中を恐怖に陥れ、人々は『魔』に滅ぼされようとしていた
しかし、その時
大陸中の各部族の勇者達が立ち上がり、力を合わせ『魔』に立ち向かう
激しい戦いの中、ついに『魔』を湧きい出てきた穴に閉じ込める
そして、その魔穴を封じ込めるように、精霊神によってこの大森林が誕生し
勇者の一人、森の戦士はそこを警護する為に村と城を築く
その後、精霊神は森の戦士たちに、少しずつ湧きい出る小さな『魔』に対抗するために
『精霊の祝福』を与え長く森を守護するようにしたのである
※という昔話。多くの真実が隠されている。はず
【大森林】
上記の昔話のように魔を閉じ込めるために生まれた森。熱帯雨林に近い気候で、森の中にも山側、川沿い、草原などいろいろな場所がある。
【精霊の祝福と加護】
森の部族の民は魔獣を狩る為に、『精霊の祝福』をこの世に生を受けた時から受けている。その祝福により『身体能力の向上、高い戦闘能力、キズや病などの異常な回復力、高感度知覚感覚、神官による精霊術、精神高揚』がある。しかし、致命傷や失われた肢体などは回復することは出来ず、致命傷を受けると死ぬ。
身体能力は下界の人間に比べて段違いに優れており、筋力、反応速度、知覚能力など戦闘能力は圧倒的だ。幼い時から森で死と隣り合わせで狩りや戦闘訓練もしていたのだから、経験値も純粋に違うという話もある。
【精霊の呪い】
『大森林の一族は、大森林を出ると呪いを受け、生きていけない』という昔話。しかし実際その通りで大森林を準備もなく出て行くと数日で衰弱して死んでしまう。
森を出る時に精霊神官の巫女が一緒なら、期間限定で呪いを受けない。その期間は神官の力量と出て行くメンバーの人数による。人数が多いと日数は少なくなる。神官の力が低いと日数は少なくなる。特殊なメンバーは要確認。
【精霊神官の加護】
大森林の民が森を出る時に精霊神官の加護を受ける。見る者が見れば、加護を受けると身体に何か緑色の膜のようなものが見える。精霊神官は体力と精神力を大分消費する。下界から大森林に戻る時は解除の術を行う。
【精霊契約】
精霊神官が特定の勇者と結ぶ秘術契約。
これを結んだ両者は精霊の力を大きく受ける事ができ、お互いの力を増幅させ更に精霊の加護の力を強くする事ができる。精霊神官がその者を自分の勇者と認め、生涯を共にするという誓いでもある。
その勇者が森の中で遠くに出かける時や、下界に出る時は神官も同行する。精霊神官の中には、勇者と結ばれ結婚した方もいる。普通は両者同意の元おこなう儀式。
【精霊の森の修業】
大森林の中でも特に精霊の力が集まる秘密の場所。普通には辿り着くことが出来ない所。精霊神官の中でも才能がある者がそこで数年で厳しい修業を行う。力の向上や秘術の習得が出来るとされる。
【秘術『偶の図』】
森と大地と空の精霊と交信する事によって、離れた場所を感じる力。これは森の中はもちろん、遠く離れた下界も感じる事ができる。大森林の精霊が大陸中の木々や植物に問かけ、水の精霊が縦横無尽流れる水から水へ人々の生活を覗く。空の精霊が空気から空気へと伝わり音を集める。
結界や魔素が強い場所は無理だが、その特定の人や物を想う事により、その場所を探し出し特定することも出来る。精霊神官の長い歴史の中でも、数人しか会得出来なかった術。
使い方次第では強力なストーカー術となる。
【混じり】
大森林の民と下界の血が混じって子供の事。
人体的には大差のない二つの種族だが、両者間で子供を宿す率は低い。これは森の民の力を純粋に残していく為の一種の精霊の呪いとされている。まれに生まれた子は例外なく強い力を持っている。しかし、混じっているせいで、本来の力が相殺され最初の能力は低い。
神官の精霊の加護を後付けで解除され、その本来の凄い力が出せる。
スーパーサイ○人みたいなもの。
【大蛾の粉】
大森林に生息する大蛾の粉を集め封じ込めた殻玉。敵のいる室内に投げ込み燻りだす。滝のような涙目になり苦しい。
【大森林下界出口の倉庫】
大森林の中にあり下界との出入り口にある倉庫。森の民は下界にホイホイと出て行けない。そこで考案された倉庫。
大森林の特産品を森の民がこの倉庫まで運ぶ。そして、ここから先は、下界から村人の運搬係りがこれを受け取りに来て、宿場村の商店に運ぶ。逆に、ここの宿場村で仕入れたモノを、村の運搬係りが先ほどの大森林の荷物保管倉庫に運ぶ。
最近では要塞砦化され戦士団も駐留している。
【山村】
女戦士 黒豹の爪の故郷。その名の通り森の中でも山側に近い村。村のすぐ裏には山穴族が住む鉱山もあり、そこでは、この大森林の部族が使う武具などの金属は彼らによって掘り起こされている
山穴族が住む土地はやせ細っていて食料があまり取れず、代わりに鉱石が豊富にある
森の民は彼らに食料と獣から守る警護兵を供給し、代わりに山穴族から鉱石や鍛冶職人を借りている。その山穴族との交流の窓口は、山村の部族が担当になり、また山穴族の警護の多くもその山村の戦士達が役職に就いていた。
鉱山でとれた鉱石の多くは山村を経由し、この大森林最大の村である『大村』まで荷車で運ばれている。それとは別に、山村にも多くの鍛冶職人たちが住み、武器や生活道具を作っていて、山村全体が活気のある金属音と刺激のある匂いで充満している。
【大森林三英傑】
大族長『獅子王』、大森林の英雄『流れる風(封印前)』、森の賢者『地槍』の三人の事。現時点での森の戦士最強な三人。
【『沼の森』の砦の訓練所】
魔の森と並ぶ危険地域の『沼の森』にある最前線の砦。訓練所といのも名ばかりで、実際には最前線の砦で日々獣や沼の魔獣と泥塗れになりながら戦う場所。栄光ある『大砦』やエリートコースの『大村の城』とは違う泥臭い所。そこにいる戦士達も、大森林の各村で持て余された荒くれ者ばかりだが腕利きが多い。
沼の森には獣は多く、魔獣もよく出没し戦死数も少なくない。沼地や小川で水気は多いが、土地は豊かで食料も豊富で、近くに村は結構賑わいもある地域。
【森の戦士 戦死者に対する対応】
戦死者の遺族へは、大村の城経由で各村に『連絡鳥』などを使い連絡する。危険な狩りや魔獣退治を担当するこの部族は、男の方が死亡率は高く、残った妻や幼い子供は、その村全体で世話をする共同生活が基本になっている。
それにより、男達は後に残された者の事を心配する事無く勇敢に戦う。未亡人となった妻は年齢によって、落ち着いて時がきたら再婚しまた新しい子を宿すのが普通である。未亡人には妙な魅力がある。




