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空時計  作者: 御砂垣 赤
One
2/2

omen to be sudden, and to begin

 疲労している。

 いや、そうじゃない。

 疲れきっている。

 いや、そうじゃない。

 が、疲れている。

 意味もなく疲れている。

 小さな人間社会に疲れている。

 ココにいると言う理由に、意味もなく疲れている。

 理由はあるが意味はなく。

 そうして周りにいる人間を意味もなく困らせている。

 それをよしと思っている私がいて。

 そのよしをいけない事だと思わない私がいて。

 その人達は変わらず困った顔をしている。

 その人達は困った顔をしながら、

 困りきった顔をしながら、

 困った顔で笑いながらいうのだ。

「大丈夫、お前のせいじゃない」

 と。


 違う。

 そうではないのだ。

 それではいけないのだ。

 貴方達を困らせないと行けないのだ。


 だって私は──、



    omen to be sudden, and to begin=唐突に始まる予兆

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