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第四十三話 宝箱発見!

翌日、俺とエギーはいかだで海賊船の沈んだ場所まで海の上を漂う。


「あの場所に埋めてあった宝だけじゃなく、海賊が所持していた宝も沈んでいるかもしれないな」


確かに、それもそうだ。

何だか楽しみになってきたぞ。

遥か遠く砂浜では、愛とキューが手を振っている。

俺とエギーは手を振り返す。

さて、宝探しの始まりだ。

まずはエギーがざぱんと波の中に潜り込む。

俺はいかだの上で待機だ。

と、海の中に白い塊が見えた。

エギーではない。

何だろうとじっと見ていると、どんどん大きくなる白い塊。

水面に顔を出したそれは、白いイルカだった。

この前一緒に泳いだイルカと同じイルカだろうか?口をパクパクさせている。

今はあげる魚は持っていない。

ごめんなイルカ。

と、エギーが水面から顔を出した。


「海賊船らしき影は見つけたが、深くて長い間捜索できない!難航しそうだぞ!」


やはりシュノーケルみたいなものが必要か。

しかし、この異世界にはそういう物はなさそうだからな。

この下にお宝がざっくりありそうなのに!と、俺は目の前のイルカを見てふと思いついた。

イルカに乗れば、速く海賊船まで辿り着くことができ、長い間捜索できるのではないか?ということだ。

イルカに泳ぐのを任せれば体力温存にもなる。

やってみよう。


「次は俺が潜る、エギー」

「ああ、やってみてくれ……そいつは?」

「多分この前のイルカだ」


俺は背を出したイルカに飛び乗る。


「このまま下へ!」


イルカは潮を吹いたかと思うと、俺を乗せて降下した。

速い!遠くに見える海賊船の影まで一気に潜り詰める。

壊れた木々や波に揺れるロープの間に辿り着いた。

もう海の底だ。

俺は水面を仰ぎ見る。

まだ息は続く。

捜索できそうだ。

ゆらゆらと一旦跨がっていたイルカから降りると、揺れる壊れた木々を掻き分け、宝箱がないか探す。

すると、水底がキラキラ光る場所を見つけた。

何が光っているのだろう。

近寄ると、それらは宝石だった。

赤、青、水色の宝石達がきらきらと瞬いている。

見つけた!俺は片っ端からポケットにそれをつっこむと、先程から俺の足を鼻先でつんつんつついているイルカに再度跨がる。

イルカに上に上るよう促すと、一気に水面まで上っていった。


「ぷはぁっ!」


水面に出て息をつく俺。


「どうだった」

「宝石があった。見ろ!」


俺はポケットからこぼれないように宝石を取り出す。

エギーはおお!と声をあげ、見とれているようだった。


「宝箱の所在は分からなかったが、沢山宝石が落ちてある場所を見つけた」

「でかしたぞルテン!そうか、イルカに乗れば速く水底までたどり着けるからな。いいな、イルカに乗れて」

「エギーもできるんじゃないか?」

「俺が?」


イルカから降り、いかだの上に乗る。

イルカはご褒美を待っているかのように口をパクパクさせている。

エギーがイルカの背に乗ろうと足を下ろすが、イルカが動き、ばしゃりと海に落下する。


「ぶはぁ!俺は無理だルテン!悪いが宝の探索はルテンに任せてもいいか!」

「大丈夫だ、任せてくれ!」


俺はエギーに拾ってきた宝石を全て渡し、再びイルカに乗ると、水中に潜る。

とにかくあの宝石を全部持ち帰ろう。

水底まで辿り着くと、再び先程の場所に行き、宝石を拾う。今度は一つ残らず広うと、まだ息か続くのでもう少し水底を探索する。

砕けた帆の裏に、白い棒状のものが見える。

なんだこれ?触ってみると、硬い。

よくよく見れば、それは手の形をしていた。

人骨だ!俺は驚いて泡を吹く。

おっと危ない。

酸素を失う所だ。

俺はもう少し、巨大な船体の奥へと進んだ。

と、船体に隠れて、藻のついた宝箱を見つけた!俺は一旦息をしにイルカに乗り水上へ戻ると、再び同じ場所に潜る。

宝箱を物色する俺を、興味深そうについてくるイルカ。

宝箱を開ける。

キラキラと光る硬貨が中には入っていた。

バルスだ!


『10000バルスを獲得しました』


他にも、指輪やネックレス、短剣などがある。

俺はそれらをできるだけポケットに入れて、イルカに乗り水面に浮上した。


「宝箱を見つけたぞエギー!」

「なにっ、本当か!」


弾けるように明るい表情を見せるエギー。

この調子だ。

俺は再び宝箱を物色する為、イルカに乗り水面下に沈んだ。

最近更新が遅れ気味です。更新が途絶えてしまったらすみません。

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