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聖学少女探偵舎 ~Web Novel Edition~  作者: 永河 光
第二部・幾星霜、流る涯 Once Upon A Long Ago
73/281

第十二話 閻獄峡ノ急『黒墨の帳に』(intermission)



挿絵(By みてみん)

犯人?の男と屍蝋ちゃんは画像が無いので割愛


挿絵(By みてみん)

タツヨさんは出てきてませんが杉峰楼関係者ということで。

お婆さんは名乗っていませんでしたがこの際「稲さん」にしておきます。


挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)

似顔絵はやっぱ笑っちゃうからダメですね!

何がビックリってこれ描いたの7年は前なんですが7年経ってみんな30代になったのにあんま顔変わってない(あ、のっちは結構変わったか)どころかいまだに現役アイドルやってるって事ですよ!



ーーーー


・『閻獄峡』資料集


 現代編での登場人物そのものは、そう多くはないのですが、過去編も含めての総数がかなり多いのと、八幡家の構成などになると若干わかり難いと思いますので、整理のために下記内容を付録します。


 尚、ノベルゲーム版では読了後に家系図などがオマケで出る形式だったと思います(若干のネタバレも含める形でこれが「読了後」に出せるのが、紙媒体ではないゲームの強みなんですけども)。



・八幡家構成 昭和29年時


 【徳夫(隠居・当時既に妻は他界)】

             ┃

          ┏━━┻━━┓

【操】 【善夫(暁夫の弟)】 【当主・暁夫】 【粂】

 ┃     ┃          ┃     ┃

 ┗━━┳━━┛          ┗━━┳━━┛

    ┃                ┃

  【恒夫】            ┏━━┻━━┓

              【楓(姉)】 【伸夫(弟)】


 使用人:タエ、ハツ、力輝



----


・八幡家構成 現在


          【粂】

           ┃

【恒夫】 【郁恵】 【当主・伸夫】 【茜】

 ┃     ┃     ┃     ┃

 ┗━━┳━━┛     ┗━━┳━━┛

    ┃           ┃

  【馳夫】         【綺羅】


 使用人:藍田、安原、市川、奥宮



 極めてシンプルというか、いとこ同士の伸夫、恒夫の二世帯同居の核家族な関係。兄弟同然に育ったという彼ら、わりと仲が良いのかもしれませんね。


 上記二つだけならどっちにしてもシンプルで混乱はしないと思うのですが、合体させて若干の特殊事項を盛り込むとこうなります。



ーーーー


・「第十二話(前編)」終了時の情報に於ける八幡家系図


※★マークは昭和29年の事件時に居なかった人

※●マークは現在の事件時に居ない人

※途絶えている細線は親子関係の疑わしい人


   【徳夫(隠居)●】 【徳夫妻●★】

         ┗━━┳━━┛

            ┃

         ┏━━┻━━┓

【操●】  【善夫●】  【前当主・暁夫●】 【粂】

 ┃     ┃          ┃     ┃

 ┗━━┳━━┛          ┗━━┳━━┛

    ┃                ┃

  【恒夫】 【郁恵★】      ┌──┗━━┓

    ┃   ┃  【茜★】【現当主・伸夫】【楓●】

    ┗━┳━┛   │     ┃

     【馳夫★】  └──┏━━┛

               ┃

             【綺羅★】


★マークを楓さんに付けるべきかちょっと迷いました。

●マークを粂さんに付けるべきかちょっと迷いました。

 なんだかめんど臭い家系ですね!


・ただでさえ行間あけてる設定だとボロクソなのに縦書き表示にするとこういうテキスト家系図さらにメタクソになりそうですね!

 こわいからチェックしてないや!



挿絵(By みてみん)



ーーーー


・死因(時系列順)


楓   昭和29年に怪事件により猟奇的な死を遂げる(失血死、臓器損壊)。

善夫  昭和??年に落馬事故にて死亡

操   昭和??年に遺書も残さず自宅外にて縊死(おそらく自殺)

徳夫  昭和??年に病院を抜け出し、楓の死亡現場にて死亡(病死)

暁夫  平成??年に愛人との交友中に心停止(いわゆる腹上死)

粂  (現在)にミイラ化した状態で家屋内で発見される。死因不明。



 昭和の終わり頃、香織さんの母(魅織)が八幡家を訪れた時期は、徳夫は既に死亡。暁夫、粂が存命中で(善夫、操夫妻は既に死去。「あれ、徳夫よりこっちが先に死んでるの?」と思われるでしょうけどもまあ、本筋にほぼ絡まない件のため作中で触れられなかったので、後出しで今ここに書いてしまいますけど、夫妻は楓さんの事件から10年しないうちに死亡していると思われます。恒夫さんがスレた感じなのは彼がまだ十代のうちから両親の奇禍を目の当たりにし、天涯孤独に近い環境にいたためと思われます。尚、両親の死後に実は暁夫と養子縁組して伸夫の義弟になっていますがこれも本筋に関わらないので説明を割愛しております)、恒夫(未婚)は家にいて、伸夫は働きに出て(おそらく岡山市内に。あ、作中表記だとO市内。いちいち面倒くさいですね! おいおい「伏せ字や変名をあまり使いたくありませんので」って言っときながら根底がコレだったの忘れてたよ! まあ某大作家リスペクトというか揶揄というかそういうやり方を皮肉でやっていた殊能センセーへのリスペクトなんですけどもね、これ(ややこしい!))家には居なかった時期となります。

 おそらく徳夫の猛反対で「真冬は家の敷居を跨がせて貰えなかった」と考えられます(美佐のミシェール入学は楓の事件のおよそ十年後、伸夫の話によればその時期はまだ徳夫も存命中)。暁夫はそこまでアンチ・キリストじゃないのか、はたまた魅織が勝手に忍び込んだのかは、現段階では不明ですが、後者の場合だとしても恒夫の代はそこまで問題視していないことはわかります。



・備考


 楓の事件のおよそ12年前?ほどに、客分のドイツ人技師による放火事件。

(当時はまだ同盟国でナチスがぶいぶい言わせてた時期と思われます。いや、もう本土爆撃されて旗色そうとう悪い頃ですけどね)

 死者は無し、杉峰楼のお婆さん談「大怪我で長い間顔をみせない者もいた」が楓さんの可能性は大。また、遁走したドイツ人との間で女中のフキが妊娠、そのまま出産死という事になって、遺児の力輝を八幡家に残す。おそらく年齢も近いことから伸夫、恒夫と力輝は一緒に育てられたと思われますが、もちろん下男としてなので、一緒に食卓を囲むような事もなく、明確な扱いの差はあったのでしょう。

 楓さんの年齢から考えると、もし彼女が巴の推察通り「力輝の母親」だとすれば、別の意味でもとんでもないくそ野郎ですね、このドイツ人。あとおそらく彼はクリスチャンで(というか、当時のドイツなら『積極的(正宗派)キリスト教』でしょうかね)、こいつの一件もあって徳夫、暁夫が(アンチ)キリスト教な思考になったと考えるに十分かもしれません。どっちみち彼らは作中に出てくることのない人たちであり、話の本筋にもそう絡みませんけれど。


 あと、おそらく昭和29年の事件では真冬さん、杉峰楼に皆を集めて「さて」と事件を解決したのだろうなぁと思われます。たぶん彼女が八幡家に乗り込んでいたら、一瞬で邸内に隠されていた秘密の数々を、サラっと全部解き明かしていたでしょうし、そうすると場合によっては後年の八幡家の内情も、色々違っていたかもしれませんね。少なくとも徳夫さんは病院のベッドの上で死んでいたでしょう。



ーーーー


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