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 序 空を嫌うけもの

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇




 気がつくと、暁の空を翔んでいた。



 驚きのまま両手を見れば、びっしりと覆う黄金の毛皮(けがわ)

 上を仰げば、真っ赤に燃える朝焼けの空が、はるか彼方まで続いている。


 恐ろしさに身をよじり、低くとどろく咆哮をあげ、黄色い爪で、何度も何度も身体をかき(むし)った。


 空のただなか(おぼ)れるようにもがき続け――やがて遠い地上へと、


 ――真っ逆さまに落ちてゆく。





◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

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