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退屈な日常に飽きて非日常を求めた結果  作者: 白猫
第1章 出会い
3/4

2, 《 現れた少女 》

 ふと目が覚めると、時計の針は12時を指していた。つまり朝から昼まで意識が途切れていたとゆうことになる。何か夢を見ていた気がしたが何だっただろうか?思い出せない。

 いろいろ考えていると、ドアがノックされた。


 「なんだ?」


 「おにぃ?お昼できたから下降りてキャア!」


 ――――ゴンッ―――― 思いっきり頭突きされた。痛い。


 「イテテ・・・何につまずいてんだよ・・うおっ!!」


 驚いた理由?簡単だ。妹の胸が手の中に納まっていたのだ。


 「わ、悪い!つかなんでこけた!?」


 俺の部屋にはつまずくものなんて何一つない。床にはものを置かないようにしているからだ。


 「イッタタ・・わっかんないよぉ・・・。なんか足が。って、にぃ。今私の胸・・さわった・・・?」


 「ご、ごめん!不可抗力だけど今のは俺も悪かった!な なんか今度言うこと聞くからさ!」


 「ならいいけど・・・。と、とりあえずご飯出来たから降りてきてね。そ、それだけだから!」


 そう言って千菜は部屋を出て行った。うっすら顔が赤かった気がする。

 心臓がバックバクいって止まらない。あんなハプニングは今まで起こったことがない。


「ハァ・・ハァ・・今ので『夢』の事だいたい思い出した。このリングがどんな効果を持っているかみたいなことを夢で言われたんだ。」


 『夢』の説明曰く

  1,リングを付けていると      が付与されるが      。

  2,リングを外すと効果の付与が切れるが      を達しないと外れない。

  3,      が起こる。


 この3つだったはずだけどまだ完全に思い出せない。

 とりあえずリング外そうと引っ張ってみた。


 「んっ・・・あれ?外れない。そういえば条件が・・・なんだっけ?」


 何度か試してみたが、やはり外れなかった。


 「外れない・・・。んー。とりあえず昼飯だな・・・。」


 何が起きるか不安だがとりあえす昼食を食べるために下に降りた。


 昼食はピラフだった。相変わらず料理はとてもうまくて俺もなかなか幸せであると思う。まぁ千菜には言わないが・・・。

 今は、2階の自室に戻り宿題をしている。週末の宿題なのでなかなか多いが、1年の宿題はまだ楽でいい。 宿題はためないように心がけているので、今日ですべて終わらせるつもりだ。


 「さっさと終わらせるか。」




 宿題が終わったのは5時半を少し過ぎた頃だった。


 「ふぅ・・・結構時間かかったな。まぁ今日は何も予定なかったからいいか。」


 晩飯まで『音ゲー』をして時間をつぶした。



 ―――――― カッポーン ――――――


 とは聞こえないのが現代の風呂である。


 「はぁ・・・今日はびっくりしたな・・・。千菜の・・・やわらかかったな・・・。」


 思い出さないようにしないといろんな意味でちょっとヤバい。

 リングを落としたはずの、あの少女にこのリングについて聞きたいことが大量にあるのだが、顔が分からない。


 「んー。」


 ――――― ボコッ ―――――


 「ん?なんだ?泡?」


 ――――― ボコッ ボコボコ ボコボコボコボコ ―――――


 「なっ、なんだこりゃーー!?」


 叫んだ瞬間浴槽の水が一気に弾けた。


 「ケホッ、ケホ、な、なんだぁ・・・?」


 目を凝らしてよく見ると、そこにはあの少女がいた。



 ―――――――――― 裸でだ ――――――――――




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