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働かなきゃなあ  作者: xjw
2/20

非日常

 いつもの待ち合わせ場所。

 カオリが、制服姿の女の子を連れて現れた。

 結構、かわいい娘だ。

「待った?」

「いや。それより、彼女、誰?」

「同級生のヒロミ」

「こんにちは」

「どうしたの?」

「ヒロミが放課後、ヒマだーっていうからさ。一緒に遊ぼうと思って」

「ごめんなさい。デートのじゃましちゃって…」

「いや、構わないよ」

 あいさつの終わったところで、カオリがファストフードに僕らを連れていった。

 座るなり、カオリのケータイが鳴った。

「…わかりました」

「バイト先?」

「うん。呼び出されちゃった。私、行かなきゃいけないから、あとは二人でね。ゴメン、ユウジ。ヒロミ、お願いね」

「わかった」


 僕とヒロミは、ファストフードに、二人、残された。

「…あのー」

 ヒロミが話しだした。

「大学生、ですか?」

「いや…」

 まいったなぁ。ホントのこと、言わなきゃいけないのかよ…。

 僕は、ヒロミのかわいい瞳に値踏みされているのを感じながら、一人、困っていた。


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