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私、帰るね
ボッーっと一人で街を歩いていると、ヒロミと出会った。
「決心、ついた?」
「うーん…」
「まだみたいね?」
「…うん」
「気分転換、しよっか?」
「気分転換?」
ヒロミはどこかにメールした。
しばらくして、カオリが現れた。
「あ、ユウジ…」
カオリは、僕がいるのを知らなかったらしい。
「三人で遊ぼ」
ヒロミが言った。
僕らは無邪気に街を楽しんだ。
「楽しかった!」
カオリが笑顔で言った。
「じゃ、私、帰るね」
ヒロミが言った。
「えっ?」
「あとは二人で」
ヒロミはそれでいなくなった。
僕とカオリが残された。
「どうしようか?」
「もう少し一緒にいよう」
「うん」
僕らは一緒に街を歩いた。




