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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

遊園地ハイジャック

作者: 秋缶

こんばんは

二作目の一話完結のはなしです

パン!

その音に気づきすぐにそちらを向くと

鈍い音と共に現れた二人組

これは・・・遊園地ハイジャック

隣には告白したばかりの彼女

守りたい

そう思う僕だったが誰がどう考えようと素手で銃には敵わないだろう

まぁ運がいいのか悪いのか僕たちは警備員の隣

速く助けてくれよ

そう思っていると警備員が何かを喋っている

「現在、テロリストと思われしふたり組に遊・・・」

何故やめたのかと思い前を向くとものすごい顔をしてテロリストがこっちを向いていた

そして周りの全ての音が聞こえなくなり背景が白黒に変わる

気づいた頃には隣に心臓を撃ち抜かれて見るに無残な男の姿があった

僕は死体に弱いからもう見たくないので目を逸らした

「キャァ!」

その歓声を第一声に騒ぎ始める

「お前らうるせぇ!」

そう一人が言ったと同時に静まり返る

殺される

「全員携帯を出せ」

その言葉はまさか否定するはずもなく全員が袋に入れた

僕?もちろん入れたよ

「次は全員財布を袋に入れろ」

その言葉は何もできないので渋々残金6,000円のものを入れた

仮にも僕は学生だ、6,000円はものすごい大金だろう

絶対に取り返してやる

「誰か人質を取る、立候補者はいるか?」

こいつらは相当のプロだと感じとった

心臓を一発で撃ちぬくやつだ、殺すのも慣れている

手際も慣れている様子だったので逆らうと簡単に死ぬだろう

「ははは!立候補者か、それはいい」

「まぁいい、俺等の目当ては金でも携帯でも女でもない」

「ひひ」

「俺等の目当ては人を殺す爽快感」

誰もがここで全て分かった

どうにかしてでも逃げ出さないと自分の死ぬ確率は50%以上と言っていいだろう

「おい、お前ら」

と勇敢な50代のおっさんが声をかけた

勇敢だなと感じ取ったが一瞬だった

活躍したのは一瞬だけ そして警備員の心臓を貫いたのは偶然じゃないようだ

思いっ切りおっさんの頭を撃ち抜いてる

ブレのあるハンドガンで一発だなんて

「お前らと呼ぶなよおっさん(笑)」

「おい、人質はどうした?意外と立候補者だったりしねぇのか?」

「もっと若いやつがいいだろ馬鹿」

「じゃあこっちの方を」

やっぱり僕は不幸だ

こっちに向かってきてる

テロリストは少し変な方向を向いて驚いた

まさか僕の考えが読まれた・・・?僕を選ぶ気が

いや、これは違うな、

まぁ続けて考えよう

パターンをABCに分けよう

A僕が選ばれるパターンだ

これは相当やばいだろう

もし人質にでもなってしまったらほぼ死ぬ

B彼女が選ばれるパターンだ

これは避けて欲しい

てかさせない

そんなことがあってたまるか

それなら僕が立候補してやる

Cそれ意外

これを望むわけでも無いが全員これがいいだろう

そしてテロは彼女の前に立ち

「お前・・・の隣で」

ニヤリと笑った

ここで選択肢は僕のAと一般人とcに分かれた

さて、どうなる

Cの方を見ると顔が真っ青だ

「おい、右と左どっちが好きだ?」

「俺は右だけどな」

助かった、これは助か

「じゃあ左で、安心してんじゃねぇよアホ」

糞野郎だ、こいつら

「大丈夫?」

彼女が訪ねてくる

「心配するな、俺がどんな奴か忘れたか?」

そう、僕は

父上が自衛隊総司令官 母上が警察官でクラス本部長

そして高校生の僕は自分で言うのもなんだが 空手では全国大会で2度優勝経験があり腕には自信がある

少し微笑みながら彼女を見た

心配の顔をしているがまさか僕が死ぬとは思ってないだろう

立たされた瞬間に片方の奴に拳を入れた

がガツと変な音がする防弾チョッキだ

「ははは!ガキンチョ、君大人を舐めちゃダメだ」

そうテロリストが言うと銃口を向けてきた

「へぇ、子供も舐めちゃダメだよお兄さんたち」

そう言って少し傷んだ手を防具のない顎に向けて【アッパー】を放った

それは銃が撃たれるのより少し速く銃口が上に向き弾丸が空高く飛んでいった

普段は弱気だが僕はやりだすと止まらないと言われていたから怖いって自分でも思う

「お前の視界には一人しかいないのか」

そう言って僕に向かって銃弾を3発

「流石プロだね、銃口が完璧だ」

銃の性能が悪いのか僕が訓練を頑張ってきたのか

弾丸さえ遅く見えた

一つ目は避けることを推定して撃ってきた弾だからそのまま立つ

二つ目は避けなかったことを推定しての弾だから頭狙い その場でしゃがむ

三つ目はトドメの足元だから全力でもう一人に立ち向かい避ける、そして相手の足に足をひっかけて転ばせる

そのまま足を折る、おそらくは骨の一本は落ちただろう

二人の拳銃は弾をすべて抜き持ち主に全部返した

すると観客?から拍手が上がるとすぐに彼女が

「後ろ!」

と叫んできた

何だ?やばいかもしれないな

すると後ろを向くよりも速くパンと音がした

やばい、と感じつつも安心感があった

予想通り弾は変な方向へ飛んでいった

彼女も空手を幼馴染で習っておりプロなのだ

誰かは知らないがテロリストに加え二人倒れている

「あの短時間で二人か、すごいな」

一人は心臓に赤い着色料がついてる人

二人は頭に着色料がついた人

おかしいな、と感じて銃から抜いた弾を見ると弾が入ってなかった

「こともないよな」

なんにせよ何発か僕の方に飛んできたのだ

そこは解決しないまま時が過ぎた

やがて警察もやってきて数日後に結果が届いた

僕は新聞にも乗ったし大満足だったけど疑問があることにイライラした

「父上、僕が前に話した弾が入っていたのに弾が出てなかった現象は何故なのでしょう」

「ああ、そんな話してたな」

「ええ、気になってしょうがありません 一つの中に火薬を二つ入れるのは不可能、弾も飛んでしまうし火薬の後が残る、着色料の塊を飛ばしたのかと思いましたがそれだと音はならない」

「いい推測だ、結果は届いてるぞ、残念だがお前は大事なところに気づいていない」

「え?」

「最初の銃声だよ、その時撃った姿をお前は見てないだろう」

「ええ、それが関係を?」

「その音はこれだ」

そこに出されたのは圧力鍋 それが3つ

最初の銃声と警備員とおっさんの分だということは分かった

「そんな正確に圧力鍋爆弾は時間が測れないはずですが?」

「お前も銃の向きであいつらがプロだということは分かったろ、圧力鍋を二人の後ろに隠し撃ったんだよ」

「なるほど、しかし鍋など見当たりませんでしたが?」

「お前は死体を見たくない人だろ、そこが弱いんだ原因だ」

「え・・・っと」

「実は警備員が動いていたという証言がある、お前は大事なところに気づいていないと言ったな、それは警備員のことだ」

「まさか警備員が圧力鍋の回収を?そんな物音は」

「全員がプロだということを感じ取ってたから下手に声がだせないものだ、銃口を向けられてたのかもな」

「そんなものなんですかね?」

「ああそうだ、素人でもこの謎は分かったかもな」

「・・・」

「フッ、まだまだ勉強が足りないぞ 圧力鍋の構造でも考えて振り返っておくでもしとくんだな」

「すみません、隊長」

自衛隊の父上より下の身分であろう人が父上を呼んだ

「ん、なんだ」

そう言って父上は扉から出た

僕はそれを見計らい父上の遊園地テロと書かれたファイルを手にとった

~協力者は5人~

やっぱりか、後一人、それは僕の彼女の隣にいたCと考えてたやつだ

簡単に何をしたか説明すると

圧力鍋の回収なんかじゃない、あいつは僕の存在をしってて僕の命を狙ってた

警察に恨みのある奴はたくさんいるだろう、つまり警察官の子供が狙われたんだ

俺は途中あいつに護身用の電気棒にスイッチを入れ投げつけといた

何故そいつも関わりがあるか気づいたかって?

テロリストがそいつに目線がいかないようにわざと変な方向を向かせるようにしてたからだ

それに気づいたのはテロリストがこっちに人質を探しに来た時

驚いた顔をした、それはCの奴がこっちにいて僕をナイフで狙ってる途中だっただろう

そこで僕は気づいたんだ

こいつ俺を殺す気だって、テロリストから彼女を守るため意地でも止めたかった

だからあまり使いたくなかった電気棒も使った

にしても父上はすごいな

僕が5人目がいたこのに気づいてるのを気づいていたなんて

いつになったら父上を殺せるのだろうか

話が長くなってしまいました

矛盾もあるかもしれませんでしたね

疑問があった場合は聞いてください

ちなみに僕のお父さんは和菓子屋ですよ?(笑)

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