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異能スクール ☆ アシスター  作者: 一 弓爾


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三十七話 みんなの作戦会議!

 一方、景伍と糸は宝剣探しの作戦を練っていた。


「宝剣は写真を見た感じ、光を強く反射しそうです。なので、高い所まで登って大体の場所の見当をつければ良いと思うんです」


 糸が景伍に予想を伝える。


「おお! 流石は糸氏! 妙案ですな! 拙者もそれがよいと思うでござる。無理のないように、重い荷物は拙者が持ちますぞ」


 景伍は糸の持っている水筒などの重い荷物をさっと取る。


「いえいえ! 悪いですよ、景伍先輩」


 糸がすぐに遠慮する。


「なんのなんの。普段から、肉の鎧を着て修行している身からしたら、特に変わらぬでござるよ。それよりも、糸氏が疲れてしまう方がよくない。糸氏は着眼点も頭も良い。それに、拙者は二人で宝剣を見つけたい」


 景伍が真剣な表情で糸に語りかける。


「景伍先輩優しいんですね……。ありがとうございます。じゃあ、お言葉に甘えます。一緒に宝剣一番乗りで見つけましょう!」


 糸は輝く笑顔を向ける。


「うむうむ。糸氏はその顔が一番似合ってるでござる。さあ、参りましょうぞ……!」


 ◇◇◇


 その頃、市川と名巣も作戦会議をしていた。


「う~ん、宝剣を探すといってもどうやって探そうか……?」


 市川が名巣に話しかける。


「副会長、良い案があるわ。コレよ……」


 名巣はリュックからL字型ロッド……よくダウジングで用いられるL字型の金属を取り出す。


「こ、これは……! まさか、ダウジングで宝剣を探そうというのかい⁉」


 市川は目を大きく見開く。


「その通り、あちきのダウジングテクがあれば、宝剣くらいすぐに見つけられるわ……」


 名巣は寝不足でクマの酷い顔で笑みを浮かべる。

 はたから見れば、怪しいピエロがダウジングを持って、ニチャニチャと笑っているように見えるだろう。一言でいえば不気味だ。


「そうか……。よし! じゃあ、名巣さんのダウジングを信じるよ。一緒に宝剣を見つけよう!」


 市川は腕を上げる。


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