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 ちょ……ちょっと待て……これ、どうすりゃ……。

 どげしっ。

「くっ……」

 隊長が偽の新人の男の方を殴り付けた。

「この2人は、俺に任せろ。お前は、そいつらを……げふ……」

 偽の新人の男の方が隊長を腹パン。

 更に女の方が、隊長を背後から裸絞。

 いや、俺の方も、俺と同じ装備の奴らが6名。

 1対6で勝てる訳が……えっと……武器、武器、武器は……有った。

 駆け出す。

 しかし、背後から銃声、銃声、更に銃声。

 おい、マジかよ?

 実弾?

 冗談じゃ……ね……えよ……。

 とりあえず、武器が入ったロッカーの……扉の電子錠にコードを入力し……。

 有った。

「喰らえ、このクソどもがッ‼」

 ブーンという銃声……そして……。

 銃弾が、壁に、そして、天井に、更に床に命中する音。

「うわ……っ」

「あ……阿呆だろ、こいつッ‼」

「誰か、止めろッ‼」

 やっぱり無理でした。

 汎用型(グリーン)じゃあ、パワー型(イエロー)用の装備のガトリング砲を上手く扱えません。

 発射した途端、銃口は明後日の方向を向き、続いて銃口の向きは明後日の方向に変り、更に続いて、明後日の方向に……。

「と……止めろ……馬鹿……」

 隊長の息も絶え絶えな声。

「は……はいッ‼」

「こ……この……クソ野郎がッ‼」

 K−SAT達が、俺の方に走り寄り……そして……。

「うがあッ‼」

 クソ重くてクソ頑丈なガトリングで一番近くに居たK−SATを殴る。

「ぐえ……っ」

 あ……ヘルメットが歪んでる……。

「正気か、てめぇっ‼」

 警察官(サツカン)警察官(サツカン)に実弾ブチ込もうとする無茶苦茶な状況で、正気を保ってるヤツが居たら、そっちが正気じゃねえよッ‼

 俺は、ガトリングを持ったまま、次のK−SATに突撃。

「ぐえ……お……おい、待て、撃つな撃つな撃つな……」

 ガトリングの銃口の先端がK−SATの腹にブチかまされる。

 おい、これ、どうすんだよ……。

「と……とめろ……撃つな……絶対に……撃つな……撃とうとしたら……」

 おいッ‼

 俺に、撃つなと頼んでるお前が、何で、俺に銃口を向けてる。

「や……やめろ……撃つな……」

「だったら、そっちも撃つなボケ〜っ‼」

「うるせ〜ッ‼ 撃つなって言ってるだろうがッ‼ 撃ったら殺すぞッ‼」

 うわっ‼

 このマヌケ、ホントに撃ちや……今の音、何?

 奴が撃った銃弾とは別の……何か……変な……お……と……。

 あれ?

 俺の目の前に居た阿呆、どこ行った?

 突然、どこに消え……?

 えっと……?

 何、この悲鳴……?

 何で、みんな騒いで……?

 あ……。

 うっかり、引き金、引いてた。

 腹に押し付けた銃口から……毎秒……何発だったか忘れたけど……この強化服の装甲を余裕で貫通出来る銃弾が、結構な数……。

 ん?

 足下が真っ赤……。

 って……。

 うわああああああッ‼ やっちまったのかよ、俺ッ⁉

 俺の目の前に居た奴の体の大部分は、ガトリングの弾、弾、弾、弾、そして弾で、肉片・骨片、そして、血飛沫へと変貌していた。

 ところが、更に銃声、銃声、銃声、更に銃声。

 隊長が……俺が引き起した事態に呆然となってた偽の新人2人に反撃完了してたみたいで……。

「隊長ッ‼ 何やってんすかッ⁉」

「お前こそ、人の事、言えた義理かッ‼」

 隊長は……偽の新人2人を、既に撃ち殺していた……。

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