契約者は教室でも...
結局腕を組んだまま教室まで行ったよ...
『なんであのふたりが!?』
『嘘だろ!?』
『とうとう付き合ったの!?』
『イチャイチャ警報発令!!イチャイチャ警報発令!!』
『私の精神がぁぁぁぁぁぁぁ!!』
ん?なんか思ってたのより周りの反応が斜め上なんだが...
「花音また昼にな」
「う...うん」
「なんだ?寂しいのか?」
「うん...いやいや!!何を言い出すのかな?私が寂しいんじゃなくてかー君が寂しいだけじゃないのかな?」
「よくわかったな?」
「ふぇ!?....ずるい....でも...」
花音よ...キャラ崩壊してもう話し方普通になってるし最後何言ってるかよく聞こえないじゃないか...
そう思いながら席に着くと前の席の男子が振り向いて話しかけてきた
「海斗~とうとう付き合ったのか?」
「まぁ...色々あって」
「ん?なんか歯切れ悪いなお前....てかこれでこの1年は平穏な高校生ライフとおさらばか...さらば俺の青春...」
「なんで俺達が付き合ったら天哉の青春終わるんだよ!?」
「冗談だよ冗談 まぁ中学の時と違って席も離れてるしな」
「なんか腑に落ちないが....まぁいいや」
とまぁなんか失礼な事をサラッと言うコイツは
里中天哉
学校では普通にしてるが
休みの日とかはオシャレに気を使ったり髪をセットしたり
俺に色々教えてくれた奴でもある
付き合いは小学校からだからなんだかんだ長い付き合いだな
「今日も学食行くのか?」
「花音も来るって言ってたし学食だな」
「まじかよ...早速イチャイチャする気だな」
「イチャイチャって...普段通り何も変わらないから」
「無自覚イチャイチャムーブかぁぁぁ!!」
なんかいきなり叫び出した所でチャイムがなって
先生が来てHRが始まった
「おいそこ!!うるさいぞ!」
「「すいませーん!!」」
とりあえず怒られたので2人して謝って静かにした
「とりあえず今日は席替えするぞーちなみに1年は変わらないから覚悟しろよー」
「それはヤバい!!場合によっては1年教室がァァァァ」
突然天哉が叫び出した
なに騒いでんだ?
「何騒いでるかわからんが席はくじ引きで決めるからな」
「いぃぃぃぃぃやぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
周りも何事かと驚いてこっちみてるじゃないか....