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変わる心境⑥

私は昔()()()から聞いたことがあった

『麗夏ちゃん知ってる?幼馴染って絶対的ヒロインなんだって♪つまり幼馴染で好きな人と必ず愛し合える勝ちヒロインってやつらしいんだぁ~♪』

今でも私の心に刺さってる言葉の楔...

コレが私の心にある限り私は()()に勝てない...


「もう大丈夫だから♪...でも良いの?」


だから私は彼に確認する


『良いとは?』


「私...幼馴染でも無いし...花音の事もあるでしょ?」


言ってしまった...

きっと優しいから気にしないとか言ってくれるんだろう

それでも変わらない事実でもある...


『俺は特に幼馴染みとか気にしないが麗夏がそこまで気にしてるなら言ってやるよ』


ほらやっぱり彼は優しい...え?


「何を?...」


海斗は私に何を言おうとしてるの?


『俺と花音は確かに幼馴染だが天哉も麗夏も幼馴染みなんだぞ?』


...え?私と皆が()()()()

ありえないよ..だって幼馴染みって言ったら...


「え?そんな事...」


ありえない...


『幼馴染みって漢字の意味を理解したら納得してくれると思うんだけど幼い頃から馴染みのある間柄って事だ』


幼い頃から馴染みのある間柄...何時からがそうなの?

生まれた時?幼稚園?それとも幼少期?

一体いつからなの?


「幼い頃から...」


気がついたら私は海斗に聞いていた

私ははやる気持ちを懸命に押えこんだ

それでも早く答えを知りたい!

私と海斗は違う?それともそうなの?


『俺も麗夏も小一の頃からの付き合いなんだから充分幼馴染みじゃないのか?』


「私と海斗が...()()()()...」


幼馴染み..私がどんなに欲しくても決して手に入らないと思ってた言葉...

そのせいで今まで私は海斗と結ばれることが無いと思ってた

あの日から心に刺さってた楔を海斗はいとも簡単に私の心から抜いていく..


『だから麗夏がそんなに気にしなくても良いんだぞ?』


彼の言葉が私の中で何度も反響して心に満たされてく...


「でも親とか知り合いじゃないし家だってそんなに近くないのに...」


それでも絶対的幼馴染みの花音と比べてしまう...


『あのな?そもそもそんなのは固定概念であってちゃんと砕いて意味を理解したらそんなの関係ないんだよ』


『だから麗夏も何時までもそんな事に囚われないでくれ』


もう幼馴染みとかそうじゃないとか気にしなくていいんだ...

これで私も花音と同じ立ち位置でお互い海斗と向き合える

そう思った私は自然と海斗にお礼を言ってた

....

...

..

.


『ふーん...私に返事返さなくて彼と仲良くおしゃべりしてたのねぇ~』


アレからもう少し海斗と話した

ダメ元で言った明日も海斗と会える事になった


その後電話を切ったら蒼井先輩のメッセを返信してなかったことに気がついて慌てて返信を送ったら電話がかかってきた

何かあったのかと心配してたので私はさっきの海斗との会話の内容を先輩に話した


「仲良くって..そんなんじゃ...」


『これだけの時間話して尚且つ明日会う約束までしといて仲良くないとか...はぁ』


「うぅ~なんか先輩意地悪してませんか?」


『ごめんね麗夏ちゃんの反応が初々しくてね~♪』


「もう酷いじゃないですか!!」


『所で明日せっかくのデートなんだけ午後から2人の時間貰ってもいいかな?』


「え?どうしてですか?」


『頼み事をひとつね♪それに今後を考えたら悪い話でもないわよ?』


「はぁ...?」


『浮かれてる麗夏ちゃんにはまだわかってないかもだけど間違いなく相手の子は条件を変えてくるわよ?』


「条件?」


『わかりやすく言うと契約内容の変更ね♪だってそうじゃない?自分は学校だけ恋人なのに相手は休みの日1日恋人よ?どっちが魅力あると思う?』


「それは...確かに」


私でも逆の立場なら不満に思ってしまう..

つまり花音ももう片方の休みを1日貰いたいと言い出すってことか...


「でもそれって今度は私が不満に思いますよ?学校でも恋人なのに休みの日も1日って不公平です」


『ふふっ♪だからその時の為に手を打っとくのよ♪まぁ上手くいくかは彼次第だけどね』


「それなら是非お願いします!!...所でなんで先輩は私にここまで親身になってくれるんですか?昨日初めて知り合ったばかりなのに...」


『そうねぇ~...色々思った事あるけど...二人がお似合いだと思ったからかな』


言葉を濁してた部分もあったけど私は素直に嬉しかった

お似合いだと思ってくれてるなら頑張らないと!!


「それでどうしたらいいんですか?」


『それはね、────』


私は先輩が教えてくれた事にただただ驚くばかりだった...

感想や評価よろしくお願いします!!

続き気になったらブクマよろしくお願いします!!


予定ではあと2~3で1章終わります!

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更新は遅めですがこちらも是非よろしくお願いします 痺れる刺激と甘い唇~独占欲強めな為毎日マーキングします!~ https://ncode.syosetu.com/n1511hb/
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