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変わる心境...②

母さんも居るしちゃんと話しとかないとな


「そもそも俺と花音の間で最初に何があった?」


「最初...って?」


「俺と花音の間にはそれぞれのメリットがあるからと言って恋人契約を結んだよな?」


「そ...そうだよ?」


「あの時は俺達色んな人に告白されてたからそれを回避するためにしたよな?」


「え..えっと..」


「俺はあの時既に花音が好きだった..だからこそあの契約は振られたんだと思ってショックだった」


「そんなことない!私だって...」


花音は何かを言おうとしてたけど俺は話を続けた


「でもなその時俺はその間に花音が俺を惚れてくれたらと思ってあの時受けたんだよ」


「なら!問題ないよね?私も海斗が好きなの!」


「あの時なら問題なかったんだけどなもう遅いよ」


「なんで?なんでそんな事言うの!?」


花音は泣きそうになりながらも必死に堪え理由を聞いてきた


「俺今告白されて返事を保留してるんだ」


「それって...麗夏だよね?」


「そうだ電車の中で俺に告白してきた」


「そんなズルい事して私は納得できないよ!」


「あのな花音それを言ったら、俺達も付き合ってないし恋人のフリをしてたんだからもっとズルいことしてないか?」


「それは...」


「もちろん麗夏にも俺達の事全て話した」


「なんで!?そんなこと言わなくても良かったじゃん!」


「全て話したら麗夏なんて言ってきたと思う?」


「喜んだんじゃないの?...好きな人がフリーだったってわかったんだし...」


「むしろ怒ってたな..花音だけズルいって」


「私だけズルい?」


「だから麗夏は俺に付き合って欲しいとは言って来たが週の1日だけ付き合って欲しいって契約を求めてきたんだ」


「契約?」


「そう俺と花音が結んだのと同じで恋人契約を麗夏も求めてきた期限は花音と同じ夏休みの前日までと」


「な..なんでそんな事を...」


「わからないのか?俺がまだ花音が好きなのわかっててそれでも花音と対等に勝負してきたんだよ!」


「私と対等に...?」


「学校では俺と花音は契約してるから恋人としているだから一日だけと言って俺を惚れさせてみせるって言ってきたんだ...」


「それって..」


「俺も麗夏のその気持ち分からなくもないし...」


そんな事を話してたら母さんが横槍を入れてきた


「海斗も花音ちゃんもお互い好きならそもそもそんな契約とかしなくて普通に付き合っちゃえばいいんじゃない?」


「そ..そうだよ!海君私達普通に付き合えばいいんだよ!それで今まで通り全て元通りになるじゃん!」


花音も母さんの意見に賛同してた

確かにそれが一番いい答えなのだろう..でも!


「悪いがそれはイヤだ!」


「海君...?」


「俺は..俺が納得する答えを決めたい!」


「海斗...?何を言い出すの?それに花音ちゃんが好きなのよね?だったら..」


俺は母さんの今までの言葉を聞いてとうとう心の中で何かが壊れるような音を感じた

気がついたら俺は麗夏から聞いてずっと思ってた事を言葉にして母さんにぶつけてた


「母さんは黙っててくれ!そもそも母さんもなんでそんなに花音の事ばかり気を使ってるんだよ!俺が誰を好きになってもいいだろ!」


「だから..海斗は花音ちゃんが好きなのよね?昔から一緒にいる幼馴染の花音ちゃんを...」


「そうやって!いつもいつも母さん達は俺と花音を一緒にしてきたじゃないか!なんでだよ?なんでいつも幼馴染だからって花音と一緒じゃないとダメなんだよ!」


「別にそんなこと言った覚えは...」


「中学の時...」


「中学?」


「覚えてないの?あの時だって母さんは俺が見た目とか気にして周りと同じようにしたいと話したら止めたよな?花音もしてないんだからって」


「それは..」


「ふざけんなよ!俺だって周りみたいにしたかったさ!なんであんな地味な格好してなきゃいけなかったんだよ!」


「だから花音ちゃん1人だけって可哀想..「黙れよ...」海斗?」


「どうでもいいよ...それにわかったからもう黙れよ...」


「なによ!親に向かって!」


「黙れいってんだろ!どうせ母さんの中では俺より花音が優先なのがわかったからもう黙れよ!」


流石の母さんもここまで言われ怒らずにはいられなかったみたいで俺の側まで来て思いっきりビンタしてきた


「いくらなんでも言っていい事と悪いことあるわよ!」


「もういい...俺は俺の考えでどうするか決める..だから花音」


俺はもう何を言っても無駄だと思い花音に俺の決めた答えを告げた


「学校以外ではもう恋人のフリしなくていいから俺ももうしないしされても迷惑だ..麗夏との話も俺は受けるつもりだから..安心してくれ期限まではちゃんとやり通すしその後どうするかその時ちゃんと決めるから...話はこれで終わりだ部屋に戻る」


俺はそう言って部屋に戻った

背後から花音の鳴き声が聞こえてきたけど何も俺の心には響かなかった...

部屋に戻った俺はスマホを取り電話をかけた

感想や評価よろしくお願いします!!

今後の海斗達を気になってくれた方は

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更新は遅めですがこちらも是非よろしくお願いします 痺れる刺激と甘い唇~独占欲強めな為毎日マーキングします!~ https://ncode.syosetu.com/n1511hb/
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