変わる心境...①
俺はなんだかんだ麗夏とチェキを撮ったりして楽しんだ俺は麗夏を家まで送り俺も家に帰るため歩いてた
撮ったチェキ?もちろん麗夏が持ってるぞ?
流石に恥ずかしかったしな
なにせ1枚って話だったのに各自1枚だったとは思ってなかったからだ
つまり2枚とも麗夏が持ってるということ
麗夏が凄く喜んでくれてたしまぁ良かったかな
それになんだかんだ今日は麗夏に助けられたしな...
帰りながら俺は今日花音に振られたことを思い出した
それでも最初の頃より気持ちは軽く感じた
きっと今まで見てこなかった麗夏の表情や気持ちを知って複雑な気持ちにはなったけど....嬉しくなかったと言ったら嘘になる..どうすっかな...
俺は考えがまとまらないまま気がついたら家まで帰ってた
「ただいま」
俺が家に入ると母さんが慌ててリビングから出てきた
「海斗!花音ちゃんと何かあったの?」
「なんだよいきなり」
「さっきまで花音ちゃんうちで泣きながら待ってたのよ?海斗と話があるからって...母さんが聞いても何も教えてくれないし...」
「そうなんだ....まぁ今度ちゃんと話するよ」
「悠長な事言ってないで今すぐ仲直りしてきなさい!」
「なんで母さんがそんなにムキになってるんだよ?俺と花音の問題だから!!」
何時もなら思わないのに麗夏に今日言われた事が引っかかっててだんだん苛立ってきてた
「あのね母さんは2人が心配だから言ってるのよ?気まづくても時間がたったら後戻り出来ないことだってあるんだからね?」
「なにも知らない癖にほっといてくれ!!」
「ちょっと!海斗!!」
その場から逃げるように俺は部屋に戻った
多分俺は初めて母さんに怒りを覚え怒鳴ってしまった
少し後悔しながらも俺はベットに横たわった
どれくらい経ったのか暫くしたらドアをノックする音が聞こえた
「海斗降りてきなさい花音ちゃん来てるわよ?」
「わかった」
俺は母さんの言葉を聞いて重たく感じる身体を起こしリビングへ向かった
俺がリビングに入ったら花音は一瞬顔を上げ俺を見たがすぐに俯いてしまった
とりあえず喉が乾いてたので俺はリビングを通り過ぎお茶を飲むことにした
通り過ぎた時一瞬花音が泣きそうな顔でコッチを見てきたことは気がついたが無視した
母さんはそんな花音の頭を撫でながら落ち着かせてた
正直その姿を見るだけでも今の俺には苛立ちはあった
飲み終わったあと俺が席に着くとすぐさま花音が俺の方を見て謝ってきた
「さっきはごめんなさい!私勘違いしてて...あんな事を..」
「言ってしまったと?」
「そうなの!私は海君が嫌いになったって事じゃないの!」
「まぁそれならそれでいいけど話はそれで終わりかな?」
「え?ええ謝りたくて...許してくれたなら良かった...」
「とりあえず納得はしたから今日は遅いしもう帰ってくれ」
「こら!海斗何よその言い方は花音ちゃんがこんなに謝ってるのよ!」
「母さんは黙っててくれ!そもそもなんでそんなに花音の肩を持つんだよ!?何も知らないくせに口を挟まないでくれ!」
俺がいきなり大声で怒鳴った事に2人は驚いていた
「海君?どうしたの?やっぱりまだ怒ってるの?」
「海斗?一体何があったの?花音ちゃんより先に帰ったはずなのに遅かったし...どこ行ってたのよ?」
「何処でもいいだろ?直ぐに帰りたくなかったから帰らなかっただけだし」
そこで花音はハッと何かを思い出したようで俺の方に確認してきた
「もしかして...麗夏と...?」
「そうだが?何か問題でもあるのか?」
「いや...そんなことは...」
何かを言おうとしながらも言うのを辞め口をモゴモゴさせてた
「つまり海斗は花音ちゃんと喧嘩してその後他の子と一緒にいたって事?」
「まぁ正しくは一緒にいた子が心配になって追っかけてきたった感じかな」
「それでもなんで他の子と居たのよ?花音ちゃんに悪いと思わなかったの?」
母さんは何があったかあまり分かってないのに俺を怒ってきてばかり...正直ここまで来ると麗夏が言ってたこともあながち間違いではなかったのかもと思えてしまう
「ところで母さんは俺達がなんでこんな事になったか理解してるの?」
「海斗が花音ちゃんを困らせたんでしょ?」
「全然違うから..分からないならもう喋らないでくれ...」
俺は呆れてしまったあまりにも知らないのに首を突っ込みすぎだ
「なら母さんにも説明して貰えないかな?そのうえでちゃんと意見言うから」
「花音にずっと一緒に居てくれ言ったけどヤダって振られたんだよ...だから俺達はもう付き合ってないんだ」
「だからそれは私の勘違いで...」
「勘違いでも俺達はあの瞬間に終わったんだよ」
「だったらもう一度付き合えばいいんじゃない?それじゃダメなの?」
母さんが状況を聞いた上でもう一度付き合えばと言ってきた
確かにそれも有りだが今の俺にはもう1つ考えなきゃ聞かいけないことがあるからすぐには答えなかった
だからあえて俺は残獄だが花音にもう一度俺たちの関係を説明した
母さんも聞いてるしな...
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