遊園地(10)
駅を出て俺達は麗夏が行ってみたいという駅の近くに人気な喫茶店があるらしく俺達はそこに向かった
結局あの後家で夕飯を用意してたらどうしようとなり軽めにしようと話し合ったのだ
駅の近くのビルに入り階段を上ると喫茶店があった
入口に看板が置かれてたので見てみたら[本日、GW企画制服フェア]と書かれてた...
「なぁ...ここで合ってるのか?」
「口コミサイトのMAPはここであってるみたい...」
「ま...まぁそれなら合ってるだろうし入ってみるか」
俺達は恐る恐る扉を開いた
中に入ると店員さんらしいセーラー服の女子高生がやってきた
「いらっしゃい先輩♪....って」
「「えぇ!?」」
なんと出迎えてくれたのは蒼井先輩だった...
「うん...えっと...色々聞きたいだろうけどとりあえず2名でいいのよね?」
「は..はい..」
俺達はとりあえずテーブルに案内された
お水とおしぼりを持ってきた先輩が俺たちを見ながら
「なんだかんだ言って2人で一緒に出かけたりするんだね?」
「いや...今日本当はあと二人いたんですけど...色々ありまして..あはは」
俺は苦笑いしながら説明した
「まぁその辺については今は良いとしてとりあえず冷たいのなら特製アイスコーヒー熱いのならドリップコーヒーがオススメよ♪」
「わかりました」
「それじゃ後輩君たち決まったら呼んでね♪」
「そこはもう先輩じゃないんですか?」
「清水君♪後で覚えといてね♪」
「ごめんなさい!」
俺は身の危険を感じ即座に謝った
蒼井先輩はそれを聞いてクスクス笑いながら他のテーブルへ向かった
俺はドリップコーヒーとピザトーストを麗夏は特製アイスコーヒーとフレンチトーストを頼む事にした
「2人とも決まった?」
ちょうど蒼井先輩が来たから注文をした
それを聞いた先輩がニヤニヤしながら
「それならスペシャルセットにする?」
「そんなのあるんですか?」
「今ならもれなくプリン付いてくるわよ?」
「ならそれでお願いします」
「りょうかい♪楽しみにしててね♪」
何かとんでもないものを頼んでしまったかもしれない...
そんな悪寒を感じた
さてと...麗夏もなんだかんだ今は落ち着いてるし話をちゃんとしないとな...
「なぁ麗夏」
「なに海斗?」
「呼び名もう変えるんだね」
「1度呼んじゃったしまぁ...これからの事を考えたらいいかなぁ~って...」
これからって...さっき話してたことだよな...
「その事なんだけどさ」
「花音と続けるなら私にもちゃんとしてよ?」
「いやそれは..それに俺は花音にまだ気持ちがあるし...」
「それ言ったら私も海斗に気持ちがあるわよ?」
「天哉にも悪いだろ?」
「なんで?むしろ応援してくれたけど?」
「はぁ!?なんでそうなってるんだよ?」
俺はあまりに衝撃的すぎてただびっくりするしか無かった
ついさっきまで告白するとか言って頑張ってたのになんで応援するとかってなるんだよ?
「そうゆう訳だから後は海斗の気持ち次第なのよねぇ~♪」
そう言って麗夏は頬を緩ませニコニコしてた..
なんか知らない間に外堀から埋めようとしてないか?
「さっき麗夏が言ったのが本当だったら花音の勘違いだし元に戻ると思うから...な?」
「それは話してみないとわかんないじゃん!...やっぱ迷惑だったよね?...私は今みたいに2人でこうやって居るだけで楽しくて幸せなんだけど...」
その言い方はズル過ぎるだろ?
もし断ったら俺が二人でいて楽しくないと思われるし
断らなければそれはソレで浮気してる様で俺が嫌だし...
「はいおまたせ♪限定メニューのカップルセットです♪」
「え?そんなの頼んで...あっ!」
俺は何故か大きな8の字みたいなワンプレートにピザトーストとフレンチトーストが乗ってたそれと別で少し大きめなプリンが1つ注文したのは俺の想像と違ったメニューとして来た
さっき先輩がニヤニヤしながら言ってたことを思い出して俺は先輩を睨みつけた
先輩はニッコリしてまるで頑張れと言わんばかりに胸元で両手をグッと握りしめた
ガダッ!
いきなりテーブルに衝撃があって見ると麗夏が顔を真っ赤にして俯いてプルプル震えてた...まさかメニューのこと知ってたとかないよね?
「麗夏?」
「わ..私知らなかったわよ!?知ってたら先に言ってるから!」
「そ..そうだよな...とりあえず食べるか..ってアレ?スプーンとか全部1個づつしか無い...まぁ俺はピザトーストそのまま手で食べるから麗夏ナイフとか使ってくれプリンも食べていいし」
「わかった..「失礼しまーす♪」って蒼井先輩!?」
何故かチェキカメラを持って楽しそうにやってきた
俺の中の防衛本能が一斉にこの状況はまずいと知らしてきた
「カップルのイチャイチャチェキサービスです♪」
「蒼井先輩流石に悪ノリが酷いですよ?」
「あら?清水君が注文したのよ?私に責任をなすり付けるのは間違ってないかな?」
「それは蒼井先輩が..「お..お願いします!」って麗夏!?」
「い..良いじゃん!私だって海斗に意識して欲しいのだから蒼井先輩お願いします!」
「麗夏ちゃんはノリノリみたいね♪」
「お願い海斗!!せっかくだし記念に撮ろうよ!」
両手を合わせて不安そうな表情で少し上目遣いにお願いしてきた麗夏に一瞬だけ不覚にもドキッとしてしまった...
「わかったから!1枚だけだからな?」
俺は半ば諦め承諾した
麗夏は少し眼を潤ませてたがパァッと笑みを見せてきた
「ほんと!?ありがとう海斗!!大切にするから!」
そう言ってまるで小さい子供の様にニコニコしてた
まぁ..写真1枚でこんなに喜んで貰えるならいっか
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