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遊園地⑼

『もう渡したくない!』『私と付き合ってよ...』

俺は一体何を言われ何が起きてるのか理解が追いついてなかった

麗夏が俺の事を好き?

今ままでそんな素振りあったか?

俺が気づいてなかった...いや見ていなかっただけ?


でも今確かに俺は麗夏に好きと言われキスされてる...

って花音に振られてすぐなのにこんな事して俺ダメじゃん!!

とりあえず麗夏と離れそしてゆっくり話さないと

俺はそう思い麗夏の肩に手を置こうとした


その時電車が曲がるのに大きく揺れ隣同士座ってキスされたこともあり、上半身だけこちらに向けてた麗夏がバランスを崩し倒れそうになり唇が離れた


俺は倒れそうになってる麗夏を助けようと咄嗟に抱きしめた

いきなりだったから俺も力加減が上手くできず、勢いよく麗夏が俺の胸に飛び込む形となった


「その...大丈夫か?」


「...んなわけないじゃん...」


「悪いどこか痛めたか?」


「そうじゃないよ...もう私..このままは辛いよ...」


「でもな俺さっき花音に振られたばかりだし...」


「喧嘩しただけじゃん...このまま別れることも出来るだろうけど...」


「どっちにしろもう一度話し合ってみるつもりだよ...」


「そっか...私振られたんだ...」


「麗夏...その...」


「ねぇ..私が幼馴染じゃ無いからダメなのかな?」


「なんでそうなるんだよ?」


俺は聞かれたことの意味がよくわからなかった

幼馴染とか幼馴染じゃないとかそんなのは関係ないのに...


「別にそんな事関係ないだろ?」


「...関係あるよ..私何となく気づいたことあるんだよ..」


「気づいた事?」


「海斗と花音高校からイメチェンしたじゃん?あれ親に言われたからでしょ?」


「あぁ...確かに親に花音もしてないんだからまだ早いとは言われたな...それがどうした?」


「おかしいじゃん..なんで海斗も海斗の親もみんな花音に合わせてるの?いくらなんでもおかしいよ!」


「確かに...そう言われたらそうだけど昔からそんな感じだったしな...」


「もしかして親同士で2人を付き合わせようとかしてないよね?そんな感じな事されてないよね?」


「.....」


俺はその言葉に返事ができなかった

言われてみたら何かある度に母さんは花音と一緒にさせたりしてたし俺が花音になにかするって時はかなり協力的だった気がする..

でもそれは親同士が知り合いだから偶然なんじゃ?

あれ?でもこの前の旅行の時も母さんは花音と話し合ったりしてたし....

え?あれ?そう思ったら麗夏の話もなんかそう聞こえてくるような...


「黙ってるって事はそうなんだね?」


「いや...偶然そう思う行動があったかもしれないけど...」


「そんな偶然何度もあると思う?」


「...わからない...」


「海斗...ワガママなのはわかってるそれでも...私にも海斗の時間くれないかな?」


「時間って...俺夏休みまでは...」


「夏休みまで何かあるの?」


「え?いや...別に..」


「もしかして...花音といきなり付き合いだした事と関係あるの?」


「....」


「関係あるんだ...」


流石に説明はしとくか...

俺は麗夏に俺と花音が付き合った理由を話した

まぁ..正しくは付き合ってるフリだけど...


「なにそれ?花音がそんなこと言ったの?」


「まぁ..俺もその間に惚れて貰えたらと思って承諾したんだけど...まぁ結果はご覧の通り...」


「つまり...学校では恋人の振りをまだ続けないといけないってことよね?」


「まぁ...話し合って無理ならそのつもりだな俺は...」


「なら!私とも契約して!」


「はぁ!?」


「放課後...いや土日のどっちか一日だけでもいいから!」


「なんでそうなるんだよいきなり」


「だって..花音だけずるいし...私だって海斗に好きになってもらうチャンスが欲しいの!」


「チャンスって...そんな事いきなり言われても...」


「今じゃなくても...GW明けに答えてくれたらいいから!」


「わ..わかった」


俺は麗夏の真剣な顔に断りきれず先延ばしにした..

まぁ...今は気持ちが昂ってるからだろうし明日には落ち着いて冷静になってくれるだろう..


「本当?やった!!..あっ!ちなみに期限は花音と同じでいいから♪」


「な..なんで同じなんだ?」


「だって...夏休み中もフリなんて嫌だし...その前にはっきりさせて欲しいかな...」


「そう言うことか...」


「そう♪そろそろ駅つくね♪晩御飯どこかによって帰ろうよそれぐらいは良いでしょ?」


「そうだな時間も時間だしどっか食べて帰るか。ただそれだと遅くなるから家まで送ってくよそれでいいならだけど」


「もちろん♪最高だよ!」


気がついたら俺のさっきまでの嫌な気持ちがいつの間にか無くなってた事に気がついた...

感想や評価よろしくお願いします!!

続きが気になる方はブクマよろしくです!!


やばい..遊園地編終わる終わる詐欺になってる...

あ..あと2話で終わると思います...

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更新は遅めですがこちらも是非よろしくお願いします 痺れる刺激と甘い唇~独占欲強めな為毎日マーキングします!~ https://ncode.syosetu.com/n1511hb/
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