契約者と登校
「ここまで来たらもう間に合うか」
「半分近く走る羽目になるとは....明日からはもう少し早起きしてもらいたいものだね」
「来るなら来るって言ってくれよ!!」
「朝起きてから思いついたんだから言えるはずないではないか
それより明日から.....が..」
早朝から花音が家に来てたことで驚いたりしてたら危うく遅刻しかけるとは....
恋人だから登校は一緒にみたいなこと言ってたけど...
つまり毎日来るってこと?
明日から少し早めに起きるとするか....
「...でいいかな?」
「え?」
「もしや聞いてなかったとかないだろうね?」
睨むように見つめてきた花音を見て一瞬背中が冷たくなったような....気のせいだろな...うん間違いない
「ちゃんと聞いてたぞ?明日からよろしくな!
ところで昼はどうするんだ?俺は食堂行くけど」
「今日は私も食堂デビューする予定さかー君と食べたいからね」
「なら一緒に食べるか」
「当たり前ではないか 恋人なのだからね それより....」
そういうと花音は俺の左腕にしがみつくように腕を回してきた
「恋人なんだし これ位はしないと..」
「お...おぅ..恋人だしな...」
めっちゃ恥ずかしい!!
しかも柔らかい感触が...
花音着痩せするタイプだったしな...
じゃなくてこのまま教室まで行くのか!?
周りの視線がめっちゃ刺さってくる!!
....っ?
なんだろ...嫉妬や妬みの男目線と黄色い声の女目線はわかる...
それとは別のまたか...とかここでもやるのか...
みたいな絶望のような目線が男女から刺さるのだが...
キノセイダヨネ?
それに...チラっ..花音の奴なんでこんなにニコニコしてるんだ?顔も少し赤い様な...走ったからか?
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かー君のせいで学校までの貴重な時間の半分も無駄にしちゃったじゃない!!
そりゃ朝起きた時思いついたからってのもあるけど...
私の予想通りかー君親に伝えてなかったんだよなぁ....
そんな所は昔から変わらないんだから!!
こうなったら明日から私が起こすんだから!!
そう思いながらかー君と話してたら
「来るなら来るって言ってくれよ!!」
そんなこと言うから私もついムキになって
「朝起きてから思いついたんだから言えるはずないではないか
それより明日からはこっそり私が起こしに行ってあげようではないか
起きなかったらかー君の寝顔堪能させてもらおうか
それでいいかな?」
「え?」
...かー君?...まさか...聞いてなかったってことないよね?
「もしや聞いてなかったとかないだろうね?」
不安になって確認したけど私の勘違いだったみたい
しかも!!明日からよろしくって かー君めっちゃ嬉しいよ私!!
しかもお昼のお誘いまで♪
積極的な かー君マジで好き!!
思いっきり腕にしがみついちゃった♪
かー君もやっぱ男の子なんだなぁ~
細いけどガッシリしてなんか落ち着くなぁ~♪
頑張って胸押し付けてるけど...恥ずかしいな...
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