表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
43/79

誤解をとかねば!!

「どうして先輩がここに!?」


俺は思わず深風先輩に聞いてしまった


「どうしてって飯食いに来たに決まってるだろ?」

「そ...それはそうですね」

「てか良かったら一緒なってもいいか?」

「あっ...麗夏良いかな?」


俺一人なら構わないけど麗夏も居るから...そう思い尋ねてみた


「えぇ私は大丈夫よ?」

「ありがとう。先輩一緒に食べましょう」


そう言って俺は奥の方へ移動した


「なぁせっかくデートしてんだし清水君は彼女の横に行けばいいんじゃ?」

「えっ!?..いやだから彼女じゃ「海斗君こっちおいでよ」って...え?」


俺が先輩に否定する前に麗夏が横に来るように言ってきた

俺は先輩と麗夏に言われ渋々移動した


麗夏の横に座ると小声で麗夏が言ってきた


(もう少し空気読んであげなきゃだめじゃん)

(え?)

(もう...深風先輩は蒼井先輩の横に座りたかったのよ)

(あぁ...なるほどそういう事かか気が付かなくてごめんな)

(いいわよ別に...私もその...嬉しいし)

(何か言った?)

「何でもないわ!」


小声で話してたのにいきなり耳元で大声は酷いよ...

ほら深風先輩達も驚いて見てるじゃん...


「どうしたんだ?」

「いや...この後どうしようかって話してたんです」

「なんだよこの後予定ないのかよ?」

「あはは...先輩はこの後どうするんですか?」

「ん?そんなの決まってるだろ?ブラブラするんだよ」

「...それ予定ないって言うんじゃ?」

「そこはオブラートに包んでくれないかな!?」


そう言って先輩はグラスに入った水を飲んだ

蒼井先輩はそんなやり取りを見ながらクスクス笑ってた


「ふふっ♪えっと...清水君だっけ?君もなかなか面白いね♪」

「え?僕そんな面白いこと言ってないような?」

「颯と会話が成立することが面白いんだよ?」

「おい待て月姫!まるで俺と会話が成り立たない的な言い方やめて?」

「もう...颯は...」


そう言って蒼井先輩は深風先輩の頭を撫でた

俺達は何を見せられてるんだろ?

ほら麗夏も呆れてるじゃん...


「う...うらやましい...」


あ...あれぇ~?麗夏も天哉にしてあげたいのかな?


「ところで2人は付き合ってないの?」


不意に蒼井先輩が俺達に聞いてきた

これは誤解を解くチャンスだ!


「そうですね..「お待たせしましたー♪クリームパスタの方?」あっ...彼女の方へ」


なんか間が悪くないか?まぁ...頼んでたから仕方ないか...


「麗夏冷める前に食べちゃいなよ?」

「え?...でも..」

「俺は気にしなくていいからどうせすぐ来るし先輩達はまだだしね」

「なら...お先にいただきます」


そう言って麗夏は食べ始めた


「んん~♪おいしい♪」

「麗夏のそんな反応初めて見たかも」

「あらそう?って普段私を見てる暇がないからじゃない?」

「なんか言い方にトゲを感じるんだけど?」

「べつに~」


なんなんだかなぁ~

なんかお向いはお向かいで二人の世界だし

俺のも早く来ないかなぁ...


「お待たせしましたー♪ペペロンチーノです」

「え?」


俺そんなの頼んでないぞ?


「先輩頼みました?」

「いや?俺たちじゃないぞ?」

「すみませんがここじゃないですよ?」


俺は店員に違うと伝えた


「あれ?すみませんがお客様何頼まれました?」

「和風パスタですけど?」

「少し確認してきます!」


店員が慌てて厨房に入っていった暫くしたら戻ってきて


「すみません!こちらの手違いでもう少々お待ちください!」

「大丈夫ですよ。同席の人たちもまだですし」

「本当に申し訳ございませんでした!」


店員は深々と頭を下げ戻って行った

はぁ...腹減ったな...


そのことを見ていた先輩達はニヤニヤしながら麗夏に話しかけてた


「ねぇ...えっと麗夏さんでいいのかな?」

「んぐっ!?...は..はい合ってます!」

「清水君にひと口食べさせてあげたら?なんか時間かかるみたいだし♪」


何言ってるの先輩!!


「蒼井先輩流石にそれは悪いので大丈夫ですから!」

「あら?付き合ってるのに?」

「ですから付き合ってません!麗夏は俺の彼女の親友ですから!」

「そうなの?...でもほら?」

「え?」


先輩達の誤解を解こうと本当の事を言ったのになんでそんな顔してるんだ?

俺は先輩達の視線の先を見ると...


「まぁ...付き合ってくれたお礼に一口だけなら...ほら早く食べちゃってよ!」


そう言ってフォークで絡めとったパスタを俺に向けてきた


「いやいや麗夏流石にそれはまずいから!」

「どうせ先輩達は私達で遊んでるんだから諦めなさいよ!」

「あら?麗夏ちゃん私達をそんなふうに思ってたの?」

「ええ、海斗君が説明したけどあんな事言うんですから間違いでは無いと思いますけど?」

「まぁ...結構思った事がそのまま口に出るのね...」

「変に黙り込むよりはとてもいいと思いますけど?」

「麗夏ちゃん結構面白い子なんだね♪私気に入っちゃったかも」

「ありがとうございます。ですが私はまだそこまでの気持ちは無いです」


あれ?この辺やけに寒いんだけど...って2人ともかなり牽制しまくってるし!!


「わかった食べるよ!」


そう言って麗夏の持つフォークを口に入れた


「美味しいな...」

「あっ...海斗君?」

「あらあら?食べちゃったのね」

「清水君...まさか直接食べるとは...」


あれ?俺なんでみんなからそんな目で見られてるんだ?

さっきまでやらせようとしてたじゃん!?


「ま..まぁ海斗君が食べたからもういいですよね?」

「え?えぇそうねなんかごめんなさいね」


そう言って麗夏は再びパスタを食べ始めた

なんか頬が赤くなってるけど言い争ったせいで頭に血でも登ってたのかな?

感想や評価よろしくお願いします!

続き気になる方はブクマよろしくお願いします!!

登場してる

深風先輩と蒼井先輩の話も連載中です

詳しくはマイページからよろしくお願いします!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
更新は遅めですがこちらも是非よろしくお願いします 痺れる刺激と甘い唇~独占欲強めな為毎日マーキングします!~ https://ncode.syosetu.com/n1511hb/
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ