浮気じゃないからね!?
いきなり呼び方を変えた麗夏を共に俺は昨日来たショッピングモールに来ていた
一応麗夏の服を見るためなのだが...
「ねぇ海斗君コレとコレどっちがいいかな?」
「そうだな...天哉はこっちかな...いや麗夏的にはコッチが似合いそうだし...」
「なるほどね...なら間をとって海斗君はどっちがいい?」
さっきからこんな質問ばかり...
麗夏は何かあると間と言って俺の意見を聞いてくる
「そうだな...麗夏が似合いそうなこっちでいいんじゃないのか?」
「そう?なら試着するから少し待ってて」
そう言って麗夏が試着室へ向かった
俺はその場で待ってたら麗夏が戻ってきて
「ほら!海斗君も来る!」
「はぁ!?なんで俺まで...」
「なんでって...海斗君が見ないで誰が感想言うの?」
「あっ...そうか..」
「だからほら行くよ!」
そう言って俺の腕を掴んで麗夏は試着室へ向かう
あ..あの麗夏?距離近くないか?
俺はドキドキしながらついて行った
「覗いたらダメだからね?」
「そんな事しないから...早く着てくれ」
「もう!そんなに急かさないでよ」
仕方ないだろ...周りの目が怖いんだよ..
昨日は花音と今日は麗夏と...そりゃ店員さんも睨むよな..
そんな針のむしろに耐えてたら目の前のカーテンが開いた
「どうかな?似合う?」
そう言った麗夏は黒のスキニーにノースリーブの白のTシャツそして黒いレザージャケットには袖を通さず羽織ってた
「あぁ...凄く似合ってるなんかカッコイイ」
「女性にカッコイイって...」
「変な意味じゃなくて女性らしいのにカッコイイんだよ」
「ならいいんだけど...」
そう言って麗夏は鏡に映る自分を見ていた
ふとなにか気がついたのか
「ねぇハットとキャップどっちか取ってきて」
「え?」
「頭が寂しいかなって思って...あっ!すいません!!」
そう言って麗夏は店員を呼びつけた
「如何なさいました?」
「この格好に合うハットかキャップとかありますか?」
「少しお待ちを」
そう言われ店員は商品を取って戻ってきた
「そうですね...こちらはどうでしょうか?」
そう言ってつばの広い黒いハットとキャップを持ってきた
麗夏は両方を受け取り交互に被って比べてた
最早天哉の好みとか気にしてないなアレ...
「これにします」
そう言って麗夏は被ってないキャップを店員に返した
「あとこのまま着たいのでお会計もお願いします」
「ちょ!?麗夏明日着ていくやつじゃないのか?」
「あっ..そうだったすいません着替えるので会計待ってください」
そう言って麗夏はカーテンをしめ着替えた
本当に何やってんだよ...
その間に店員は俺の方に来て
「お客様に言うのはおかしいのですが...流石に2日続けて違う女性とデートは...」
「違いますから!浮気とかじゃないので」
「な..なら良いのですが...失礼しました」
まぁそう見られても仕方ないよな...
こんな所他のやつに見られたらそれこそ大問題だ
まぁ買い物も終わったからあとは帰るだけだけどな
そう思ってたら着替え終わった麗夏が出てきたのでレジへ向かった
会計を済ませた俺達は椅子に座って少し休んでたら
「この後どうする?」
「まぁ買い物終わったしこのまま解散でよくないか?」
「えぇーこのまま少し遊ぼうよ!だめ?」
「ダメとか言うより他の奴らに見られたら大変だろ?」
「その時はちゃんといえば大丈夫だよ」
「いや...でもな...」
「もう大丈夫だからほか見に行こ!」
俺が悩んでたらそれを打ち切るようにして麗夏は椅子から立ち上がった俺はそこで諦めることにした
「仕方ない...少しだけな?明日朝早いんだし」
「ナイス!なら早く行こ♪」
「その前に昼飯どうするんだよ?」
「もうそんな時間か...どこか入る?」
「フードコートで良くないか?」
「それこそ周りに見られるじゃん?見られたくないならお店の方がいいよ?」
「ならそうするか」
確かにリスクは少しでも低い方がいいよな....
俺もそれには納得してフードコートでは無くお店が入ってる方へ行くことにした
そこで俺達はパスタ屋に入ることにしたなんでも生パスタで美味しくついでに焼きたてのパンもあるとか
そこで俺は和風系パスタを麗夏はクリーム系パスタを注文した
そしてパスタが来るのを待ってたら..
「なんだよ結局お前らデートしてるじゃないか」
俺はその声に慌てて振り向くとそこには...
深風先輩と先輩の彼女の蒼井先輩が居た...
感想や評価よろしくお願いします!!
続き気になる方はブクマよろしくお願いします!!




