買い物デート
リビングに行く前に俺はスマホを見て
麗夏にDMを送った
『悪い昨日色々あって連絡返せなかった今日の夜また連絡するから』
それだけ打ち込んで俺はリビングに向かった
「遅いよ!」
「悪い悪い さぁ行こうか」
「もう!罰として今日はたっぷり付き合ってもらうからね!」
「花音の気が済むまで付き合うよ」
そう言って俺達は家を出た
ショッピングモールまでは歩きでも行ける距離にあるから
日常的にカップルでよく行く人とかが多い
着いたのはいいけど流石GW人が多い...
「海君人多いね...」
「だね...はぐれないように気をつけよう」
「だったら...」
花音はモジモジしながらなにか言おうとしてる
何となく言いたいことはわかる
俺も男だしそこは俺から言わなきゃな
「ほら、手つなごうか」
「い...いいの!?」
「離れたら困るからな...」
俺もさすがに恥ずかしくてつい言い訳みたいな言い方になっちゃった
それでもそう言いながら俺は花音の手を握りしめて歩き出した
「...今日...なんかいつもより男らしい....」
なんか小さい声で言ってるけど聞き取れないし...まっいっか
「それでどこで服見るんだ?」
「あっ!...この前言ったところから見ていきたい」
「わかったそれじゃ早速行こうか」
そう言って俺達は花音がこの前買ったショップに向かった
ショップに着いたら早速色々見始めた
時々花音から色々聞いてくる
「これどうかな?」
「これとコレどっちの色がいいかな?」
「少し大胆かな?」
うん...どれも似合いそうで反応に困る...
俺の好みで言っていいのか
花音の好みもあるしどう言っていいか悩む...
「とりあえず試着してくるね♪」
「待ってるから」
「何言ってるの?海君も見てくれないと」
「え!?さすがにそれは...」
「いいから行くの!」
俺は花音に掴まれて試着室まで連行された...
花音が着替えてる間すごく恥ずかしくてずっと下を見てた
周りの反応が怖かったんだもん...
「海君どうかな?」
花音が試着した服を俺にみせてきた
デニムのショートパンツに黒いタンクトップに白く透けてるロングカーディガン
とカジュアルな格好だった
俺は改めて可愛いと思い言葉がでなかった
「可愛い...花音めっちゃ可愛いし大人っぽい!」
「海君気に入ってくれたみたいだし これ買おうかな♪」
「そんな理由でいいのか?」
「いいの♪」
そう言って花音はまたカーテンを閉めた
その後も他のお店に行って何着か試着しては俺に感想を求めてきた
結局何着か購入して満足したみたいだし
いつの間にか手を繋いでたはずなのに
腕に抱きつかれて歩くことになってた...
まぁ荷物俺が持ってるから手を繋げなかったしな...
「次は海君のだね♪」
「そうだな..だがその前に昼飯にしようか」
「そうだね♪私もお腹すいてきてたんだ♪」
時間は気がついたら1時を回ってたしちょうどいいので
俺達はフードコートへ向かった
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