初デート早朝
あ...暑い...息もできない...
身体が...重くて動けない...
た...たすけ...て...
ぶはっ!
ゆ...夢か...
俺は悪夢でも見てたのか...?
俺は...
そうだ!確か夜中に怒った花音が部屋に来てそのままベッドで...
俺は意識がハッキリするにつれ徐々に状況を理解していた
暑いのは花音と寝てるからで
今俺は花音に抱きつかれてる...
正しくはガッシリとホールドされてるが正しいか...
それにしても...寝顔可愛いよなぁ...
ってそんなこと考えてる場合じゃない!
今何時?
俺のスマホは..あぁ..机の上だ..
そう言えば麗夏の相談のってた途中だったけど大丈夫かな?
そんな事考えてたら
バタン
扉が開く音と足音が聞こえた
母さんか父さんが起きたのかな?
そんな事考えてたらふとある重大なことに気がついた
花音ここで寝てるの誰も知らないじゃん!
仮に俺の親が部屋に来てこの状況を見たら....
花音の親が部屋に花音がい無かったら..
って最悪だ!
窓開けたままじゃん!マジでやばい!!
俺はそう思い花音を起こす為に揺すりながら声をかけた
「起きろ花音 このままじゃ俺たちが危ない!」
「ううん...かいくん...恥ずかしいよ..」
「どんな夢見てるか気になるけど起きてくれ!...俺達もう会えなくなるかもしれないぞ?」
俺は大袈裟だと思いながらも花音に伝えた
「んん...あえない...ふぇ!?」
「起きたか?」
「海くん...?なんで私の横に居るの...?」
「昨日俺の部屋に寝に来ただろ?」
「一緒に...? はっ!?」
花音は何を思ったのか布団の中を覗き込み何事も無かったことを知り安堵した
「何を心配したかは今は聞かない急いで部屋に戻るんだ」
「ど..どうしたの急に?」
「この状況を親達に知られたらやばい事になる!」
「た..確かに!」
「だから花音も部屋に戻るんだ!花音の親にバレても大変だ!」
「わ...わかった!一旦戻るね!また後で!!」
「あぁまた後で玄関から来てくれ」
それだけ話して花音は部屋に帰っていった
俺はバレなかった事にホッとしてベッドに戻った
そして二度寝をするのだ
「..きて...おきて...海君!」
「んぁ?」
「買い物行くんでしょ!海君起きて!」
「おはよう花音」
「やっと起きたもぅ!!」
どうやらあれからかなりの時間寝ていたっぽいな...
「今何時だ?」
「いま?もう10時だよ?」
「悪い寝すぎてるな俺...もっと早く起こしてくれても良かったのにごめん」
「大丈夫だよ♪その代わり寝顔沢山見させてもらったから♪」
「それはそれで恥ずかしいな」
寝顔見るぐらい別にいいか...
って花音なんでスマホ握りしめてるんだ...?
「とりあえず早く準備して行くよ!」
「すぐ準備するからリビングで待っててくれ」
「早くね!」
花音はそう言ってリビング行ったので
俺は急いで着替えたり準備をした




