そして帰路へ
俺は花音をつい抱きしめたくなった気持ちに悶えながらも
それをバレないようにしながら2人で朝食を食べに親の元へ向かった
朝ごはんは簡単なバイキング形式で
軽めな和食と洋食が並んでた
俺は和食メイン
花音は洋食メインで取ってきた
親達も各々好きなものを取ってきてた
朝食を食べてながら今日の予定を確認した
10時に旅館を出て帰るということらしい
帰り俺と花音は俺の両親の車で帰る事だ
俺は最後に露天風呂を堪能し旅館を出た
俺は正直昨日の事もあるからなんか両親の車に乗るのに気乗りしなかった
花音もなんかソワソワして落ち着かない感じだ
車は旅館を出て高速に乗ったあたりで
母さんがコチラに話しかけてきた
「ねぇ2人ともそのね...」
「なに?母さん」
なんで言葉をつまらせてるのかよく分からなかった
「2人は今楽しんでるのよね?その...付き合ってることを」
俺はいきなり何聞いてくるのか本当にわからなかった
「俺は楽しんでるよ?今までと違う花音を知ることもあるし
毎日充実してるけど?」
「海君...そんな事急に言うのはズルいよ..はぅ」
あれ?母さんに花音への思いを伝えたつもりなのに
花音が顔を赤らめて照れ始めてしまった...
「海斗の気持ちはわかったわ それで花音ちゃんは?昨日のこともあるだろうし」
「わ..私も海君の優しさとかその...気持ちとかわかって..毎日嬉しい..です..」
「そっかそっか♪なら大丈夫かな♪」
どうやら昨日のことで母さんも心配してたのか
なんか申し訳ないな
そう思ってたら父さんが母さんに
「ほら言った通り2人は大丈夫だったろ?」
「でも直也さん...」
「2人が今幸せなら良いじゃないか」
「わかったわ...」
今回2人が話を聞いてくれなかったら仲直りできなかったこともあるし心配なんだな
「父さんも母さんもありがとう そして心配かけてごめん」
「良いんだよ付き合ってたら喧嘩もするしすれ違う時もある
それでも決して自分の気持ちに嘘は着いちゃダメだからね?」
「わかったよ父さん」
俺はそれだけを言って花音の方を見た
花音は何かを言いたそうだったけどそれは俺達の問題で話すことじゃないと思って
花音の手を握った
驚いてこっちを見た花音に優しく微笑み首を横に振った
ただそれだけで花音は理解して少し辛そうな笑みをして首を縦にふった
その後は母さんと父さんは2人で話したりしてたので
俺と花音も天哉達と行く遊園地の話とかをした
花音と話してたら眠くなったのか花音が船をこき始めたので
俺は恥ずかしく思いながらも
左腕を花音の左肩に起き少し抱き寄せてあげた
「えっ!?なに?どうしたの海君?」
「眠そうにしてるから..その肩貸してあげるよ..」
「でも..疲れない?」
「大丈夫だからまぁ嫌なら悪かったやめとくよ」
「嫌じゃないから!その..少しビックリしたのと海君がその...近くて..それだけだから!!」
「お..おぅ何かあれば起こさしてあげるから今は寝とけよ」
「ありがとう♪それじゃ肩借りるね」
そう言って花音は俺の肩に頭を傾け暫くしたら眠りについた
俺は花音が起きないようにそっとスマホを取り出し操作しようとした
ふと顔をあげたら母さんがスマホを向け写真を撮ってた
俺が動くと花音が起きるから動けない事をいい事に
かなりの枚数撮影してた...
後で送ってもらお....ナイス母さん!!
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