初めての....④
「おちついた?」
私はどうにか泣き止んで落ち着きを取り戻してた
「はい...突然すいません」
「良いのよそれよりいきなりどうしたの?」
「私..実は...告白した時余計な事を言ったんです...」
「余計な事?」
「その...振られるのが怖くて...契約って言ったんです..」
「えっ!?....契約...」
「はい...恋人契約って...」
「な...なんでそんな事言ったのかな?誰かに聞いたの?」
「...実は...お父さん達がお酒飲んでた時に...偶然...」
「な..なるほど..えっと...あはは...」
そう私は高校に入学する前にお父さん達が入学祝いということで家で祝ってもらってた時
お酒も進んだのかお父さん達は普段より酔ってて
私も気になったからお父さん達が高校の時の聞いたのだ
『そういえばお父さん達は高校の時に付き合ったんだよな?』
『そうそう入学して初めて母さんにあったんだ』
『それで一目惚れしちゃったとか?』
『まさかあの時は何かあればいつもお互い言い争ってて
それを見て直也と遥海さんが宥めるみたいな感じでな』
『なんか意外だね』
『んでまぁ..2人が条約を提案してきて内容が....』
私は父さんからどんな内容だったかを聞いて驚いた
簡単に言うと付き合うって内容だった
『それがまさか恋人になるとかクーリングオフ不可とか知らなくてな』
『へぇー私クーリングオフされそうだったんだぁー...ふーん』
『お...お前!?い..いつから聞いてたんだよ...』
その後2人に何があったかはわかってると思うけど
そんな事よりそんな言い回しがあるのかと私は感心していた
「...という事なんです..」
「な...懐かしいわねぇー...
それで...花音ちゃんもそれを使っちゃったと...」
「はい...でもかー君は仮の恋愛と思ってるなんて思ってなくて....それを言われる度に不安に...嫌われてるじゃないのかな...とか」
「んー花音ちゃんは好きなのよね?海斗の事」
「もちろんです!契約中=彼女とも聞かれたので答えたんですけど...」
「ごめんなさいね....あの子が鈍感で...それで花音ちゃんは今後どうしたいのかな?」
「私は...別れたくない...ずっと居たい...です」
「なら簡単じゃないの♪思ってる事をもう一度伝えたらいいのよ♪」
「嫌われてないかな...」
「なら叔母さんからアドバイスをあげるよそれはね...」
私はかー君のお母さんからアドバイスを教えてもらい
少しずるい気もするけどそれを実行しようと思った
「ありがとうございます私頑張ってみます」
「応援してるわ♪お礼はウェディングドレスだからね♪」
「ウ...ウェディングドレス...はぅ..かー君と...」
私はそんな不意打ちを受け頭の中がフリーズしてしまった
(まさか...子供まで同じ事をし始めるとか...来る時話してた事が現実になりそうで親ながら怖いわね...)
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親たちの過去についてはいつか詳しく書きたいと思ってます




