初めての....②
「それで花音ちゃん何かあったのかな?」
私は今...かー君の両親の部屋に来ていて
かー君のお母さんから私たちに何かあったのか質問されているのだ...
あの時私はかー君と言い合いになって
部屋を飛び出していた
その時はまだ私の中は怒りで満ちていたからだ
(なんであんな事言うのかな!?なんで私が他の人を好きみたいな事言うのよ!)
私はかー君への文句を心の中で叫びながら
ロビーへ向かった
特に行くところもなかったのでロビーのソファに座ることにした...本当は部屋に財布とスマホを忘れただけなんだけどね...
座って落ち着いてくると怒りはだんだん不安に変わって行くのかわかった
(なんで解消してもいいなんて...もしかして私の事異性としてそもそもみてなかったのかな...それとも他に気になる人が...もしかしたら最初から私だけがはしゃいでるままだったのでは...)
そんな事考えちゃったら涙がこぼれきた
何度袖で拭っても涙は止まらなくなかった...
「あら?花音ちゃん?」
「どうしたんだい?」
声が聞こえて見上げるとそこにはかー君の両親がこちらを見ていた
私の顔を見るや驚いたようでかー君のお母さんが心配そうに私に話しかけてきた
「海斗と何かあったのね?」
「はい...少し言い争いしちゃって....」
「そう...良かったら叔母さんに教えて貰えないかな?」
「はい...わかりました」
そして私はかー君の両親の部屋に来ているのである
かー君のお父さんはかー君の様子を見に行ってるみたい
私はさっきあったことを話した
かー君に私は魅力あるか
かー君が怒り出した事
それに対して私が怒った事
ただ...契約の事は言えなかった...
「ん~なんで花音ちゃんは魅力あるか聞いたのかな?」
かー君のお母さんは優しい口調で聞いてきた
そりゃ...そこ聞くよね...でも私は何故かわかっていた
「そ..それは..今日2人でデートしたんだけど...その...手を握ったりも無くて...」
「それで不安になっちゃったのね」
「はい...でも私がお願いしたら...お互いプレゼント選んで交換とかはしてくれて....でもそれって私がお願いしたからで
...本当はそんなことしたくなかったのかな?とか...考えたら不安になって..」
私はたどたどしいが理由を話した
「確かにあの子肝心な事伝え忘れること多いもんね
流石にそんな事ばかりだと花音ちゃんも不安にやるよね」
かー君のお母さんはそう言いながら
私の頭を撫でてくれた
(違うそうじゃないの!本当は私とかー君は...)
「違うんです...私が...私が...あの時...うぅ...うわぁーーーん」
私は本当の事を話そうと口を開いたら涙が溢れ
言葉が出てこなく
ただ泣くことしか出来なかった..
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最近リアル忙しく1回しかあげれず
すいません
落ち着いたら連続で小分けできるように頑張ります




