気づいた時には遅かった...
はぁ...
俺は今心を無にして勉強に没頭してる
なぜ?そりゃ決まってんじゃん!
理性を抑えるためだよ!舐めるな思春期男子の理性を!
まぁ勉強と言っても分からなかったらスマホで調べるから
勉強4スマホ6の割合なんだけどね
「..ー...ん」
仕方ないだろ英文とか意味分からないと打ち込むだけでも一苦労なんだから...
「か....く...」
平均点は落とさないようおっ!?
し...視界が揺れる....
「もう!かー君シカトしないでよ!!」
「え!?か..花音!?いつ出てきたんだよ!?」
集中しすぎてたのか花音に全く気が付かなかった..
「もう...さっきからずっと呼んでたのに...」
「悪かったって...ごめん...」
海斗はそう謝って視線を逸らし花音を見ないよう気をつけた
「ん?なんで視線逸らすの?」
「い..いやそんなことは無いぞ?」
「なら私を見てよ?」
「あぁちゃんと見てるから」
見れるわけないだろ!!
温泉に入ってすぐだからなのか頬は火照って赤く染待ってるし
いつもと違う花音の香り...それだけでもやばいのに...
旅館の浴衣を着てるからかどこか雰囲気も...
可愛い...俺の理性がぁぁぁ...
「かー君も早く入っちゃいなよ♪」
「そうさせてもらうよ」
そうしないと俺が持たない...
ふぅ~♪
極楽極楽♪
やっぱ温泉は良い....
色々と洗い流されてくようで癒される....
もしあのまま温泉に入らなかったら....
俺は改めて好きなんだと自覚していた
そして少し余裕ができたせいで
墓穴を掘ってしまうのだ...
そう言えば...花音もココに居たんだよな....
そう考えたら...なんかすごく恥ずかしくなってきた...
ま...まぁ常に温泉が流れてるから...
チラッ....チョロチョロ...
入れ替わってるわけないよね!!
やばい!考えないようにしたら余計に頭の中で想像が...
静まれ俺の愚息と妄想!
こんな事花音にバレたら俺終わる...人生が...終わる
「ねぇかーくん」
「うわぁ!?」
バシャーン!!
俺はいきなり声をかけられ慌ててしまった
「大丈夫?」
「あ...あぁいきなり声かけるからビックリしただけ」
いくら見えないとは言え話しかけられるなんて誰が思うか!
「ごめんなさい...」
「いや大丈夫だから..んでどうしたんだ?」
「いや...その...話がしたいなと思って」
「俺は大丈夫だぞ?まぁ..出る時は見えない所に行ってさえくれれば」
俺はそれだけを伝え花音に見られる訳でもないので話す事にした
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