契約成立!~花音の内なる決意~
これにて序章は終わります
「私と,恋人契約してくれないかい?」
はい!!
という訳で戻ってきました!!
思い出してたら少し冷静になってきたけど
俺もしかして....
告白する前に振られて無い!?
普通好きなら契約とか言わないよね!?
つまり...
理由はなんなんだ?
「契約?どゆこと?」
「契約は契約だよ私と君で恋人になろうってことさ」
「それなら..」
「まぁ..とりあえず最初の更新日を夏休み前の終業式という訳でどうかな?その後はまた決めたらいい事だし気軽に1度試してみてはくれないかな?」
「気軽にって...軽すぎだろ..それに花音入学してからかなり告白されてるんだから他に頼めよ...」
「やれやれ...君は全くわかってないようだね
仕方ないわかりやすく言うとその告白がそもそも面倒なのだよ私は..それに....」
まるで子供に話すような言い方で説明してくる花音
...つまりあれか俺が幼馴染でそんな対象じゃないから都合がいいと!?
やべっ
さっきまでの悲しさがどんどん怒りに変わってる気がする...
そもそも俺の気持ちと身の安全は無視か!?
嫉妬や妬みに駆られた男達から俺の身は守られるのかそれ!?
「って..聞いてるのかい?」
「あっ...あぁもちろんちゃんと聞いてるよ」
って聞いてるわけないだろ!!
頭の中パニックだぞ!?
なんだよこれ
告白前に振られる▶矢面に立たされる▶俺の身危険
冷静になれる方が凄いわ!!
って待てよ....
「それってつまり...期間中は俺の彼女としていてくれるんだよな?」
「は!?なに当たり前の事聞いてるのかな君はそうじゃなかったら恋人契約と言わないのではないかな?」
「確かに...」
つまり...
夏休み前までに男として意識してもらえば良いんじゃね!?
惚れさせてしまえば
恋人契約▶恋人ってなるんじゃ?
そう思ったらこの話凄く素晴らしい内容だ!!
「それならするか契約」
「良いのか!?」
「ん?お前から言い出したことだろ?やろうぜ恋人!!」
「なんかいきなりやる気に満ちてるのは謎だがよろしく頼むよ海斗君..いや..かー君」
「ぶふぉ!?」
「何か問題あるかね?恋人になるんだし昔の呼び方の方がいいかなと思ってね♪」
「契約だけどな!!まぁお前がそれでいいなら好きに呼べよよろしくな花音」
そうして俺たちは契約を交わした
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やったー!!
私はかー君との契約が終わって自分の部屋のベットでじたばたしてた
つい怖くなってちゃんと言えなかったけど
告白は告白よね!?
だいたいさぁ..かー君鈍感すぎるのよ!!
あんなにずっとアプローチしてきたのに私に告白してくれないし
それどころか今日も告白されてたし!!
不安になって後をつけてみたら....
『ありがとう....嬉しいよ』
ですって!?
それ聞いた瞬間目の前が真っ暗になって逃げ出しちゃったのよね...
ん?話し方が違う?
当たり前じゃん!!
普段からあのしゃべり方は疲れるじゃん!
てか私も普通の乙女だし!!あんな上から目線とかムリムリ!!
小学生の頃かー君があんな喋り方の先生が好きじゃなかったら
あんな喋り方しないのに...
とりあえず恋人には慣れたから嬉しい!!
そのために高校生になるからって色々準備してきたんだし
高校生デビューってやつよ
かー君も一緒に準備してくれたから私のためかと思ったのに
そんな素振りしないし学校でも話しかけてくれないし....
夏休み前までにかー君を骨抜きにして私に惚れさせるんだ!!
そう決意しながら私は眠りについた...
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