05 茶番
今回は茶番です。
得られる情報や知識は一切ありません。
二月の上旬
小さな農園佐伯ファームに彼らの王国はある。
ナァス、ナァスとナス達の喋る声が聞こえる。
良く耳を傾けないとと聞こえない小さな声で、今日も彼らは愉快にお喋りを始める──
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「なんかゲームでもやるか......」
「「良いね」」
「「やろうやろうー」」
「ナァァアアアアス!!」
「......じゃあ、古今東西ー」
「「「「イエェーイ!!」」」」
「ナァァアアアアス!」
「可愛いコスプレ!!」
「メイド」
「巫女」
「女子高の制服」
「ナスのヘタ」
(((可愛くねぇよ......)))
「ナァァァァァァァァァァアアアアス!!」
「「「「お前は黙ってろ!!」」」」
「いや、待て......こいつナースって言ったんじゃ......」
「「「「................」」」」
「チアガール」
「お姫様」
「桃太郎(赤ちゃんが着ると)」
「ナス太郎」
(((ナス太郎は居ねぇよ......)))
ハム太郎はいるよ。
「ナァァアアアアス!!」
「二回はダメだぞー」
「ナァス......」
......今日もナス王国は平和だ。
これからも五話分に一つ挟むくらいのペースでナス知識のない(作者が書きやすい)笑えるストーリーを書ければと思います。
次回はちゃんとした内容(?)に戻ります。