22 ナス愛国(1)
三月中旬
小さな農園佐伯ファームに彼らの王国はある。
ナァス、ナァスとナス達の喋る声が聞こえる。
良く耳を傾けないとと聞こえない小さな声で、今日も彼らは愉快にお喋りを始める──
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「日本でも昔から愛されているナスですが......」
「その日本に対抗する」
「自称ナス愛国――」
「......その名も『トルコ』!!」
「「「全面戦争じゃーーー!!」」」
「と言いつつ今回は比較しやすいナスの統計データだけで勝負だー!」
「全面戦争じゃねーのかよ!」
「ナス愛国同士今後とも末永く仲良くして頂きたいからね」
「まとも......!!」
「ナスの栽培面積!」
「トルコ:約28000ヘクタール(2010)」
「日本: 約10300ヘクタール(2010)その後年を経る毎に微減」
「日本負けてる!」
「ナスの生産量!」
「トルコ:約85万トン(2016)」
「日本 :約30万トン(2016)」
「日本負けてる!」
「最後!」
「生産量の推移!」
「トルコ:増加傾向」
「日本 :減少傾向」
「日本負けてる!」
「最後くらい勝たせてよ......」
「全敗かよ......」
「日本狭いからな~」
「トルコは日本の二倍くらいの面積あるからな~」
「それに2、3個程度の統計データじゃどっちの方が凄いとかは決められないんだけどね」
「......(その言い訳くると思った)」
「でも、完勝したトルコさん」
「貴方の方が凄いと認めますよ」
「「「これからもナス愛国同士宜しくお願いします!」」」
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「ここで」
「ナス愛国『トルコ』の有名なナス料理紹介~」
「スルタン(国王)が愛したナス料理」
「その名もスルタンのお気に入り」
「ペースト状にしたナスとバターを混ぜて、牛肉のトマト煮を添えた料理です!」
「ちゃんとした作り方は他サイトを見てね!」
「なんでそこ丸投げ......」
「だって、これはただの紹介であって、クッキングではないからだ......」
「......!?」
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「トルコは国王もナスを愛していたのか」
「それはうちの徳川家康も同じじゃー」
「ここだけは互角か......」
徳川家康は国王みたいな人だろう。たぶん。
......今日もナス王国は平和だ。
昨日の分がない分内容が濃いです......
最後に一つ(ナスの絵本.農文協.1997より)
1997年の時のナス生産高
トルコ:約60万トン
日本 :約70万トン
この時は日本が勝っていましたし、ナスの生産量も今(30万トン/2017)の二倍です。
日本のナス栽培面積
1997:約21000ヘクタール
2017:約 9160ヘクタール
ここ最近で二分の一程度に落ち込んでいます。
こういう事実を見ると日本の農業について少し考えさせられる物を感じます。
ナス好きの作者からすると少し悲しい物があります。
トピック
・2010FAO統計を使って算出しましたが、
栽培面積はトルコの方が高いです。
古いデータでの比較しかできず申し訳ございません。
トルコのデータに関しては2010以外は確実な年代表示が無いため、FAO統計以外使えませんでした。
・生産量は2016の物に変えました。
生産量もトルコの方が高いです。
少し古いデータで申し訳ございません。
・トルコのtaylankumeliより、
トルコの生産高が増加傾向
日本のナス生産高が減少傾向
・ナスはスルタンのお気に入り
感想を一件貰いました(*^^*)




