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フシノカミ  作者: 雨川水海
伝説の羽
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伝説の羽20

 予想外の狩猟イベントがあった野営訓練だったが、誰一人欠けることなく帰還できた。

 大きな獲物も一つ持ち帰ったので、大成功と言って良いだろう。


 野営の疲れを見せていた軍子会の子供達も、数日も経てばいつも通り、将来のための勉学に励んでいる。

 私も例外ではなく、速やかに日常に復帰した後、農業改善計画および工業力向上計画の推進に邁進している。

 我ながら目が回るほど忙しいのだが、野営訓練の結果、さらなる仕事ができてしまった。

 突発狩猟イベントで持ち帰った、大きな獲物のお世話である。


「お疲れ様です」


 領主館をたずねて、奥まった一室を守っている衛兵さんに声をかける。

 彼は一緒に野営訓練に行った、ジョルジュ卿の部下の一人だ。


「中の様子はいかがです?」

「目は覚ましているようだが、相変わらずだんまりだ。顔色は良くなって来ているから、体力は回復してきているかもしれんな」

「そうですか。解毒が上手く行っているみたいですね」


 それは良かった。

 持ち帰った獲物を死なせないようにするのが、私のひとまずの目的なので喜ばしい。


「その分、襲いかかって来るかもしれんから、近づく時は慎重にな」

「ええ、気をつけます」


 手負いの獲物ほど凶暴なものはない、とは猟師の心得だ。

 私は気を引き締めつつ、ドアを開ける。


 窓が閉ざされた一室は、暗く殺風景だが清潔に保たれている。

 唯一の家具であるベッドも中々豪華なものだ。少なくとも、農村の我が家のものよりずっとお金がかかっていて、重量感がある。


 そんなベッドに監視つきで拘束されているのは、野営訓練で罠にかけた獲物、暗殺者の一人だ。

 全員を撃退した後、ジョルジュ卿を連れて死体回収をしていたら、一人だけまだ息があったので、治療を施して連れ帰ったのだ。

 この暗殺者は、罠の木棘に右目を奪われた人物で、毒の量が少なかったために、解毒が間に合ったらしい。


 実に運が良いことだ。おかげで、暗殺者がどこの手の者か、情報を得る機会ができた。

 一応、他の暗殺者の首も持ち帰って来ており、身元確認をする予定ではあるのだが、死者から盗む情報よりも、生者から教わる情報の方が質も量も優れているのが世の常だ。


 もっとも、向こうもその筋のプロフェッショナルであるらしく、まだ何の情報も得られていない。

 これだと死者の方が手がかからない分、マシかもしれない。


「は~い、今日の診察のお時間ですよ~」


 朗らかに声をかけながら、両手両足をベッドに縛り付けられた男の顔を覗きこむ。ものすごく不満そうな仏頂面だ。


「またそんな顔をして。聞いていますよ、相変わらず情報を話してくれてないんですって? 大人しく話してくだされば、今後の生活も保障するってお話ですけど、ご不満ですか?」


 コミュニケーションを試みる私に、男はさらさら話す気はないとばかりに顔をそらす。

 治療しに来た親切な人物に、ずいぶんな態度だ。もうちょっと気持ちよく診察させてくれても良いのに。


 とはいえ、相手がどんな態度でも手は抜けない。これも大事なお仕事だ。そして、貴重な研究機会だ。

 毒殺の体験は結構こなしてきたが、解毒の体験ってまだないですからね。幸いなことに、自分の毒に自分がかかる、という事故を起こしたことがないのだ。


「ほほう、大分顔のはれも引いてきましたね。熱は……まだあると。それでも、日に日に良くなっているようですが、自覚症状はいかがです?」


 診察結果をメモしながら尋ねるが、男は無言を貫く。非協力的な被験者さんだこと。


「体の調子くらい教えてくれたって良いではないですか。これだと、治せるものも治せませんよ」

「頼んだ覚えはない」


 斬って捨てるように、鼻で笑われてしまった。

 しかし、何も笑うようなところはなかったと思う。


「何を当たり前のことを言っているのですか?」


 どうして、目の前の被験者に頼まれたことを、私がしなければならないのか。


「私が、あなたにお願いしているのです。どうか治療させてくださいと。あなたが治りたいかどうかなんて、私にはなんの関係もありません。私が、あなたを治したいのです」


 心の底からあふれてくる笑顔で、治療の意志を伝えると、被験者の仏頂面がわずかにひるんだ。


「あ、伝わりました? そうなんですよ。私、すごく楽しみなんですよ。あなたを治療するのが」


 それはもう、大事な大事な他の計画を一時停止にするくらいに楽しみにしている。

 クイド氏からありったけの毒草・薬草のリストをもらって、それを眺めながら一人笑い出すくらい楽しみにしている。


「だって、あなたがこのまま情報を話してくれない場合、あなたは私のものになるんですよ」

「奴隷にでもするつもりか」

「まさか。人手なんて足りている部分では十分に足りています。足りていないところでは、あなた一人なんていてもいなくても同じですよ」


 簡単な手伝い程度なら、ベルゴさん達がいますからね。

 街道の整備や新しい土地の開拓なんかもしてみたいが、そんなものに奴隷一人の人力が、いかほど役に立つというのか。


「それに、奴隷? 奴隷は人間しかなれませんよ。あなた、まだ人間のつもりですか?」


 予想外の台詞だったのか、男が間抜けな顔を見せてくれた。


「あなたは、領主一族の息子を害そうとした重罪人です。普通なら、とっくに死刑執行済みですよ。あなたが今、生きて治療を受けているのは、あなたの頭の中にある情報が必要だからです」


 おわかりかな?

 私は男の頭を軽くノックする。目的の情報は居留守をつかっているのか、返事がない。


「もし、あなたが情報を持っていなければ……。あるいは、持っている情報をどうあっても渡さないと言うなら……。あなたを生かしておく価値なんてありません。死体がまだ死んでいないというだけです」


 後は腐るだけの物質を、奴隷になんて誰が欲しがるか。墓代がもったいないだけだ。


「ところが、私にとっては、まだ死んでいない死体というのは、非常に価値があるのです」


 なんたって、まだ生体反応が確認できますからね。

 つまり、毒をぶちこめば、どんな効果が、どれだけの時間、どのように現れるかを確認できるのだ。


「麻酔という言葉をご存知ですか? 古代文明の技術とされている、人の痛覚を一時的に失くしてしまう薬のことです。痛み止めのとても強力なものですね。麻酔を使われると、お腹を切り開かれたって痛くもなんともないのですよ」


 拘束された男の腹部を、指先でつっとなぞる。

 野郎にやっても、気持ち悪いだけだった。個人的には、こういうのはやっぱり美女にやりたい。

 そんな思考は表面には出さず、麻酔の素晴らしさについて熱をこめて語る。


「この麻酔さえあれば、今まで治せなかった重傷患者の治療もできるでしょう。今まで原因がわからなかった病気の患者の治療もできるでしょう。何て言ったって、体を切り裂いて手術ができるんですから!」


 麻酔がないと、のたうち回る患者を押さえつけるくらいしか、外科手術の方法がない。

 腕をちょっと切るくらいなら耐えられる人もいるかもしれないが、腹を魚みたいに開かれてじっとしていられる人間なんて絶対いない。


 じっとしていてくれないと手元が狂うし、患部も見づらい。

 出血も激しくなるし、余計に傷が開く。

 つまり、死ぬ。

 現状、外科手術という概念が失われている理由である。


 結果として、例えば骨折患者で、皮膚を突き破って折れた骨が出て来た場合、ちゃんと元に戻せず、骨が曲がってくっついてしまう。

 そもそも、骨を体の中に戻せず、化膿して死ぬことも多い。

 たかが骨折でこれだ。それで失われる人命がもったいなさすぎる。まだまだ世界は広く、人口を養う余裕がある。


 だから、麻酔が必要なのだ。

 麻酔があれば全て解決とはいかないが、麻酔がなければとりあえず始まらない。

 そんなわけで、私は常日頃、自分や周りの人間が怪我や病気になった時、手術できるように麻酔の再現を目指して来た。


「これが難しいのですよ! 麻酔といっても、あれの原料は基本的に毒なんです。しかも猛毒! 加減を間違えばすぐに死んでしまいますし、加減されていても副作用でしばらく具合悪いですからね! そんなの自分や周りの人間に試しに使ってみるとか怖いですよね!」


 怖すぎて実験できてないの。

 モルモット君には使ってみたけど、当然、使用量が全然違いますからね。一応、体重比を考えてあれこれやってみたけど、実際に人体で使ってみないと結局はわからないですよね。


 そこまで一息で説明して、私は拘束されている男を見下ろす。

 話の流れから、自分がどんな対象として見られているか察したらしく、顔色が悪くなっている。

 流石、死んでいない死体だ。生体反応が出ている。それが大事なのですよ。


「もう一度伝えますね? 私が、あなたにお願いしているのです。あなたが治りたいかどうかなんて、私にはなんの関係もありません。私が、あなたを治したいのです」


 例え、どれほど嫌だと泣き喚いても、誠心誠意、最高の治療を施しますとも。

 だって、そうでしょう?


「あなたが死んだ死体になってしまったら、麻酔の実験ができないではないですか」


 せっかく、領主代行殿から公認の人体実験の許可が下りたのに、そんな命を無駄に使うようなもったいないこと、できるわけがない。

 私は大事な命であるところの被験者に、慈愛をこめた笑みをふりまく。


「大丈夫ですよ。危険な実験とはいえ、すぐに死ぬような下手な真似はしませんから。最初は、絶対に死なないように微量の麻酔から始めましょうね。痛覚はほとんど消えないでしょうから、この段階で痛覚テストはほとんど行いません。針か何かでちょっとつつくだけです」


 被験者がすごい脂汗をかき始めた。随分と心配性な被験者らしい。

 安心させるべく、私はもっと真剣に説明を行うことにした。


「もちろん、実験が進むごとに麻酔の量は増え、それに伴って痛覚は麻痺しますから、目指す手術のようにあちこちを切り開く必要はあります」


 ここまでだと、ただ猟奇的な実験内容だ。

 完全に狂った科学者的な何かである。被験者が不安のどん底みたいな表情になるのも納得だ。

 そこから一転して、私は明るく笑って見せる。

 人は笑顔を見ると、思わずリラックスしてしまうことがある。集団で生活する動物としての本能である。


「ですが、安心してくださいね。同時に縫合の技術も実験していきますから、傷口はきちんと閉じて治るようにします。衛生にも気を付けて、簡単には死なないよう、細心の注意をお約束しますよ」


 ほら、すごく良心的な実験内容だ。

 一度で死んでしまう実験から、生き残って次の実験に参加できる可能性がある。

 被験者の顔色は不安のどん底から、さらに突き落とされて絶望のどん底みたいな顔になったけど。


「その表情は、やはりわかってしまいますか。ええ、残念ながら、私の力及ばず、亡くなってしまう可能性も、やはりあります」


 嘘をつくのは良くないので、正直に答えておく。


「ですが、万一、そんなことになったとしても、あなたの犠牲は決して無駄にしませんよ。死後、あなたの体は大事に、丁寧に、とことんまで切り開き、腑分けし、観察し、血管の一本一本の太さ、筋肉の一筋一筋の弾力、神経の広がりと色、内臓の構造と配置、とにかく何一つ漏らすことなく分解して記録します。それだけでなく、肉を全て削ぎ落として骨だけにして、骨格標本として末永く医学のために活用させて頂きますね」


 骨の一片までも無駄にしないと、三神に誓ってお約束したら、感動したのか被験者が目に涙を溜めている。

 私の熱い想いが通じたようだ。やはり、心をこめて話せば伝わるものだ。


「その時には、貴い犠牲となったあなたの名は、きちんと語り継がれるべきです。しかし、あなたはご自分のお名前もつぐんだまま……ああ、いえ、仰らなくても結構です。私の実験にご協力を頂けるだけでお気持ちは十分ですとも」


 職業柄、守秘義務的な何かがあるだろうしね。

 暗殺者とはいえ、人は人。後に遺される肉親がいたら本名は名乗りづらかろう。

 後世に彼の献身を語り継ぐだけなら、仮の名前でも、こちらでつければそれで済む。


「我が家に代々伝わる、自らの命をささげて学問の発展に貢献してくださった偉大な存在のお名前を、あなたの呼び名としましょう」


 えーと、あれは今、何代目まで逝きましたっけ。

 あ、思い出した。


「今からあなたの名は、モルモット。モルモット五十七世です。私の実験に付き合ってくださった五十六匹のネズミ達も、あなたがこの名を継ぐことを大いに喜んでくださるでしょう」


 被験者……いや、モルモット五十七世は、感動のあまりに泣きながら震えている。ここまで喜んでもらえると、私も心が温まる。

 温かな気持ちのまま、私はモルモット五十七世にお願いする。


「五年、十年の付き合いになるよう、心を砕いた実験計画を作ってお持ちします。だから、どうか、これまで通りに口を閉ざしていてください。誰があなたをここに送ったのか、決して話さないでくださいね」


 優しく、丁寧に熱意をこめた言葉を送って、この日の診察を終えた。


 モルモット五十七世が知っていることを洗いざらい吐いた、とイツキ氏から呼び出されたのは、この一時間後だった。




****




 モルモット五十七世になる予定だった暗殺者が口を割ったことで、イツキ氏は非常にご機嫌のようだった。


「いやあ、良くやってくれた、アッシュ! 君の脅しが相当効いたようだぞ。事実確認はもちろんするが、あの様子では嘘は言っていないだろう!」

「上手く行って何よりですよ、緊張しました」


 さっきの暗殺者への態度は、もちろん演技である。

 紳士を目指し、良心と常識の上に真っ直ぐ立つこの私が、あんな人道に唾を吐くようなことを考えるわけがない。


 しかし――


「そんなに脅したつもりはなかったのですが……意外と臆病でしたかね?」


 いやね、恐く聞こえるよう、頭のおかしい高学歴殺人鬼風に台詞回しは考えていたけど、あの一回でプロの暗殺者が陥落するとは思わなかった。

 ああいう人達って、決死の覚悟で来ているものなんじゃないんですかね。


「まあ、連中は本職の暗殺者というより、荒事もやる密偵、らしいからな」

「はあ……そうすると、暗殺が本業の連中よりは胆力がない、と?」

「程度の問題だろうが、そういう認識で良いだろう」


 それにしたって、情報の秘匿に関しては気合入っていないといけない人種だと思う。

 私は、暗殺者の口の軽さを訝しんだが、一応説明はつく。


「まあ、仲間を全員失って、自身も毒の影響で弱っていて、暗い部屋に監禁状態とくれば、精神的に不安定になってもおかしくはないですか」

「うむ。体力が戻る前に畳みかけよう、というアッシュの判断のおかげだな」


 イツキ氏は、声も高らかに笑った後、小声で付け加えた。


「監視の衛兵もアッシュに本気で脅えていたから、体調万全でも結果は変わらんかったかもしれんが」

「ふふふ、イツキ様ってば、ご冗談を」


 このどこからどう見ても理知的で温和で人畜無害そうな子供を捕まえて、味方の大人まで脅えるなんてありえないことを。


「う、うむ」


 イツキ氏、話をする時は人の眼を見て話しましょうね。

 なんか避けられているようで悲しくなってしまいますからね。


「と、ともあれだ、アッシュ! 今回は本当に世話になった。結果はまだこれからだが、今回の件で得た情報で、〝彼女〟の立場はずっと良くなるだろう」


 イツキ氏のその言葉に、私は何よりもまず、穏やかな安堵を覚えた。満足感はその後だ。


「そうですか。何よりです」

「サキュラ辺境伯家を代表して、礼を言う。当家は、この恩と、君の功績を決して忘れない」


 領主代行殿の口から、辺境伯家としての礼を示されてしまった。

 具体的な内容が続かないのは、〝彼女〟の事情を表沙汰にはできないために、「いつか報いるから、今はちょっと待って」ということだろう。

 今後のあれやこれやに期待してしまう。


 そんな皮算用の一方で、辺境伯家から何かお礼をもらうのも、躊躇われてしまう私だった。


「お言葉はありがたく。ですが、私は今回、友人を助けるために動いただけのつもりです。つまり、ええと、その……」


 肝心の友人は助かったし、今まで以上に関係が深まったと思う。

 他の誰からお礼をもらわなくとも、〝彼女〟が明日も良き友人としていてくれるだけで、すでに報酬は十分な気持ちだ。


「友達がいるだけで、なんだかもうお腹一杯な感じです。これ以上はちょっと強欲すぎるかなと……恩だの功績だのは、今回はあまりお気になさらず」


 あくまで今回に関してはね。

 繰り返すけど、今回に限っての話ですからね?


 次回からは毎分報酬をくださっても頂戴します。

 私が真剣な気持ちで顔を上げると、イツキ氏は、なんというか、やんちゃ仲間と肩を組むガキ大将みたいな顔をしていた。

 それ、為政者が部下に向ける顔じゃない。絶対違う。


「無粋だった。俺は無粋だった! 許せ、アッシュ!」

「は、はぁ……いえ、全然、だいじょぶです」

「うむっ、そうだよな! 友を守っただけで、褒美をもらうなんて気持ち悪いよな! 友を助けるのにそんなもの必要ない! わかる、わかるぞ!」


 わはは、とイツキ氏は天に向かって自慢げに笑う。

 そうか。なんかイツキ氏のスイッチを入れてしまったのか。

 お仕事中は冷静な為政者たらんとしてるっぽいけど、努力・友情・勝利とか好きそうな人柄が全然隠せてないもんね。


「うむうむ! 今日は素晴らしく良い日だな! アッシュ、今晩一緒にどうだ! バレアスも呼んで、男同士で!」


 すっげー断りにくい笑顔で飲みに誘われちゃった。

 まあ、断る理由もないので、普通に受けますけど。


「私でよろしければ、喜んで」

「おう! 今日はとことん飲むぞー!」


 その日はあちこち飲み歩いた結果、最終的に、衛兵宿舎の一つで酔い潰れることになりました。私とジョルジュ卿以外の人がね。

 酔い潰れた領主代行殿を肩に担ぎながら、ジョルジュ卿は仕方なさそうに、それでいて嬉しそうに笑った。


「今回はアッシュもいたから、一人で相手にするよりずっと楽だったな。次からもよろしく頼む」


 イツキ氏も、私に負けず劣らず良いご友人をお持ちだと思う。

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― 新着の感想 ―
[一言] ネズミが隠語ではなくそのままの意味と捉えていても、害獣をただ始末したのではなく、名前を付けて毒の実験台にしてしかもその数まで覚えているってだけで恐怖なのよ
[気になる点] 五十六匹のネズミ達も 言葉通り動物のネズミと受け取ったのか ネズミ=曲者=人と受け取ったのか
[一言] あ、一人生きてましたか。 それでは楽しい尋問タイムですね
感想一覧
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