The Black Box
残るはあと一人――。
もはや骸となった『網代笠』には一瞥もくれることなく、ディランは部屋を後にした。
いかほども進むことなく、廊下の壁にもたれかかるようにして動かなくなった2人の戦闘員を目に留める。
腹部から腰元を血に濡らした男は光のない双眸を虚空へ向けたまま、今一人は首から多量の血を流し、片手を伸ばし、身を投げ出すような感じで俯せのまま、事切れていた。
恐らく、出血で意識が朦朧とする最中、最後の力を振り絞って手榴弾を投げつけてくれたのは想像に難くない。
一人が手傷を負ったのは認識していたが。
『網代笠』の予備動作隠し攻撃にやられたのは、一人でなく二人であったらしい。
結局、誰一人助けることはできなかったのだ。いやむしろ――
「――助かった」
荒野に晒す石のごとき表情を変えぬまま、ディランは謝意を含んだ言葉を送る。
「すまん。二人とも――」
『分かっている』
今度は無線の向こうにいる者へ伝えようとしたところを、いつもと変わらぬ声に遮られた。二人の状態は『生命徴候』で誰よりも早く正確に把握していたから当然ではあったろう。
『それより、お前は大丈夫か?』
「ああ、問題ない」
腹に2本、肩に1本のナイフは今もなお刺さったままだ。防弾装備を貫くとはどれほどのエネルギーを体内から放射したのかは分からぬが、そのおかげで『網代笠』の身体能力が衰え、結果的に勝利に結び付いたのだから皮肉なものだ。無論、そうした事情までをディラン達が知ることはないのだが。
いずれにせよ、下手にナイフを抜いて出血を促すわけにもいかず、動くたびに刃先が擦れる激痛をディランは鉄面皮の下にねじ伏せていた。だが、声の微妙な変化をデストリンならば違和感として捉えていても不思議ではあるまい。
『そうか。なら、後はお前に任せよう』
あえて指摘することなく、それきり通信が途絶える。
あっさりした反応はデストリンらしいとも言えるが、ディランにも無駄口を叩いていられるほど余裕があるわけでもない。
激痛を堪え、覚束ない足取りで店の裏口へと向かう。リムジンで見せられた『要塞』の地図とエリンの居場所は、ある程度記憶している。デストリンの案内が無くても辿り着くことは可能だろう。
むしろ問題は、そこまで体力が保つのかだが、良くも悪くもこの程度の怪我は何度も経験している。
どれほど鍛え抜いても無敵にはなれない――自身を襲う痛みに歯を食い縛りながら、ディランは誰よりも“戦いの真理”を実感していた。
****
奇跡的にというべきか、ディランは迷うことなく一発で大きな扉の前に辿り着くことができた。ただ、見つけたものは一般的な“扉”のイメージとだいぶかけ離れたものではあったが。
「――――」
庶民なら映画でしか観たことのない丸い鋼鉄製の“金庫の扉”を前にして、ディランは黙然と佇んでいた。
マーカスならばその表情に“呆れている”と読み取ったかもしれない。
確かに“有事の際の避難場所”としては、外界とを隔つ扉にこそ最も力を入れるのが正解であろう。
実際、こんな扉を相手に強行突破などできるはずもなく、襲撃者のやる気を奪うに十分な“見た目の破壊力”があった。
(まるで“城門”だな……)
ディランが感じたものは、それを目の前にした者が等しく抱く感慨だ。
デストリンに教えられた『要塞』の由来をあらためて実感する。確かに、逃げ込むことさえできれば、本物の死神でもない限り、避難者の安眠を妨げる術はない。
とはいえ、ものには限度がある。
この所有者は、軍隊にでも襲撃されることを想定しているのだろうか?
誰が見ても、“金庫扉であることの正当性”を良好に解釈するのに相応の時間を要した頃。
『……こういう場合、訪問者から問いかけるのが普通じゃないのか?』
どこかにスピーカーがあるのか、沈思黙考し石像と化したディランに苛ついた声が掛けられた。
「――お前がエリンか」
『違う。俺は――』
そこで、スピーカー向こうで慌ただしい言い争いが始まってしばし。鋭い叱責の後、話す相手が変わったようだ。
『失礼。あんた、その腕……貴方がディラン、さん……?』
怯えを含んだ問いかけは、明らかに答えを知った上での念押しにしか過ぎない。無言を肯定とするディランに、何を言ってもとるべき態度が決まっていたのだろう――そいつは謝罪を並べ始めた。
『す、すぐに開けるから待ってくれ……仕方なかったんだ。あの連中……あれほど物騒で、あんな、あんな化け物だとは……知らなくて』
「……いいから早くしてくれ」
『わ、わかった』
長くなりそうな弁明をディランは語気荒く断ち切った。失血でふらつく容態に気づけば、エリンもここまで怯えることもなかったかもしれない。
これほどの扉だ。開けるのにも時間がかかるかと思われたが、いい意味で予想を外してくれた。
鍵を外すどころか鋼鉄の錠をスライドさせる音もなく、ふいに質量何トンあるかも分からぬ巨大な扉がゆっくりと開き始める。
待っていたのは3人。
顔を青ざめさせた品のいい顔立ちの男と両脇を固める軍用散弾銃を掲げた警護員2名だ。彼らは職務を全うすべく、雇い主より上位者らしいディランを前にしても、遠慮のない鋭い視線を向けてくる。
金庫が開ききると同時に一人はディランを牽制しつつ雇い主の傍に残り、もう一人は数歩歩み出て、ディランの周囲に注意を向ける。
「エリンです、ディランさん。まずは中へ、さぁ、お早く」
焦燥を滲ませつつエリンと名乗った紳士がディランを中へ手招く。チームのパフォーマンスがよく効いたのか、あるいは奴らへの恐怖心か分からぬが、飢えた狼の前に丸裸でうろつくような心持ちでいるのだろう。ディランの袖を掴みかねない勢いだ。
「貴方に伝えたかったんです。奴らが襲ってくるかもしれないと。奴らは――」
「悪いが、先に傷の手当てをしたい。いや、手当をしながらでいいか?」
「はい?」
「奴らを一人――二人殺ったが、さすがに無傷とはいかなくてな」
「…………はい?」
エリンは奴らを“化け物”と呼んだ。
奴らの力を少しでも認識しているなら、多少武装した程度で歯が立つ相手ではないと骨身に染みているはずだ。なればこその反応――
エリンが目を見開き硬直した傍をディランが無言で通り過ぎた。
****
「――で、これが例の『巫女』か」
互いにこれまでの経過を語り合ったが、ディランがエリンから得るものはなく、逆にエリンが、聞かされる話にひたすら驚き続けるだけの一方的な話し合いとなった。無論、ディランも上位者としてすべてを語ることはなく、それでも大打撃を受けた組織の現状を聞かされて、エリンの顔がますます蒼くなったのは言うまでもない。
そうして自身の手当ても済ませ、唯一、エリンに会いにきた目的でもある『巫女』との面会を果たしたのだが。
「これとは失礼な御仁だな」
避難部屋とは思えぬ豪華な調度品を否定するかのように、床上に直接座した女性がディランを睨めつける。
身に着ける白装束自体が発光しているかのような錯覚さえ覚えるのは、その身に清冽な氣を纏っているからだろう。
ただ居るだけで、部屋の空気が浄化され、まるで名のある教会を訪れたように、気づけば謙虚さ――とでもいうべきか?――自分にあるとは思えなかった感覚を胸に抱いていた。敬虔な信徒のごとく両手を胸前で合わせてるエリン自身、無意識にそうしているのかもしれない。
「分かりますか?」
「空気清浄機としては優秀かもしれん」
実は精一杯の抵抗に、耳にした『巫女』が口をへの字に結ぶ。
「また、不愉快な発言を」
愛らしい眉をひそませる『巫女』にディランは遠慮のない視線を向ける。エリンならばそれだけで居心地悪くするのだが、『巫女』は動じず、深く澄んだ瞳を反らすことはない。
肩より長く延ばした黒髪に白人とは別種の白い肌。決して美人ではないが、纏う気高さが彼女を“美しい”と感じさせていた。
ある種、邪悪さを感じさせる奴らとは
対照的な存在だ。一体、奴らとどんな関係があるのだろう。
「お主、血に塗れておるくせに“純真”だな」
「ひっ」
小さな悲鳴はエリンのものだ。“こいつ何を言い出しやがる?!”と手で口を覆うのを横目にディランは応じる。
「汚れているのだろう?」
「血塗れだ」
「それで純粋か?」
「面白かろ?」
「……そうだな」
おかしな二人の会話をエリンだけが気が気でないと、丸めた人差し指を噛んでいる。一体二人の会話はどこに行き着くのか、まさか、こんな密室で戦り合うような結末にはなるまいが……エリンはそばにいる警護員に視線を向けるが、何気にそっと反らされた。
「大体の状況は把握してる」
「ふむ」
「桐生との契約を履行しないこいつが悪いし、その主導者は部下もろとも奴に殺された」
「ほう」
「だが、桐生はそれで満足せず、俺たちのボスを手に掛けた」
「……」
途端に、ディランの双眸に宿った暗い翳りに『巫女』の相づちが止まる。
「俺は奴を殺す」
誓いをあらためて宣言するように。
耳にしたエリンがくぐもった声を上げ、警護員たちは全身に緊張を漲らせる。洩れた殺気に恐れが厭が応にも警戒心を煽り立てるのだ。
「正直、桐生の正当性などどうでもいい。奴は決して手を出すべきでない者に、手を触れた」
「……」
「それを分からせてやる」
まるで眼前に仇がいるようなディランの殺気を真っ向から浴びせられて、『巫女』は怯え身を退くどころか、そっと手を差し延べた。
ディランの頬へ。
思わず、というように。
「――辛いなら、泣けばよい」
ややの背を叩く母のように。
まだ言葉を解せぬのは承知の上で――ただ、気持ちよ伝われと謳う子守歌のごとく。
『巫女』は、ただ優しく言葉を紡ぐ。
「身体を虐めぬいて……手を血に染めて……魂を削ぎ落として、それでも届かぬものがある。それが世の中だ」
「認めろと――?」
マルコの死を。
それとも己の至らなさを。
絞り出すディランの声に「いいや」と『巫女』は首を振る。
「それほど“大きな流れ”は強大であり、人の力はあまりにか細いということよ。それ故、己をただ強く絞り込み、固くなるだけではぽっきり折れることもあろう。
逆に力を弛め、あるいは吐き出した自然体にこそ、真の力を引き出し、強大な力に抗うことを可能にすることもある。……まあ、要するに、無理をするなということだ」
「……あんたに人生相談をした覚えはない」
憮然と述べるディランに『巫女』は呵々と豪快に笑った。もっと慎み深いイメージがあったが、存外にさっぱりした性格であるようだ。むしろ、この『巫女』が特殊すぎるのであろうが。
「無論、お主の好きにすればいい」
「……いいのか?」
意表を突きすぎる返事に、さすがのディランも毒気を抜かれたような表情をしたのも束の間、すぐに唇を引き締める。
「……一応、聞いておきたい」
「何だ?」
「桐生はなぜお前に固執する? わざわざ海を渡ってまで、LAに何をしにきた」
自国にいれば、こんな面倒なことにはならなかったはずだ。わざわざ密航させてまで内密に人を渡航させたのに、アクシデントが起きたからといって、今度は目立つのも構わずマフィアを相手に真っ向から暴力で対立するなど行動が不可解すぎ、理解に苦しむ。
「聞いておらんのか?」
「何?」
ディランがそばにいるエリンを見やるが、紳士は慌てたように手を振るだけだ。
「この国にだ」
「国?」
「政府にだよ。あやつが海を渡る理由を」
ディランの口が軽く開いたまま固まる。何を言っているのだとエリンを再び見るが、同じように口を開けたまぬけな表情で固まっていた。
いや、やはりデストリンが語ってくれた話が関連するのだろう。『ヤクザ』が新天地を求めているという。それを脅威と感じるのは裏の組織だけではないということか?
「桐生――あやつには儂らの血が半分混じっておる。儂ら『箱守一族』の血が……な」
いつから『箱』があったのかは分からない。『箱守』の口伝では千年以上――ただ『箱』とだけ呼ばれ続けた“黒い箱”は、先代から次代へと『箱守』となった者が肌身離さず守ってきた。
大事なことは『箱』には“力”が納められていたという一点。それもいつ果てるとも知れぬ無尽蔵に湧き出る力が。
その“力”が洩れるだけで奇怪な現象が次々起こったという。養和元年(1181年)や寛喜2年(1230年)の大飢饉に宝永4年(1707年)に起きた富士山の大噴火を始めとして、疫病だけでなく都を脅かす“百鬼夜行”もそうだと真しやかに口伝は語る。
その“力”が触れたモノは異界の万物に“すり替わる”と説く者もいた。それが怪現象の正体であると。ならば“噴火”とは、得体の知れぬ毒素と化した溶岩を吐き出す地球の生理現象だとでもいうのか。
だが、『奇怪な箱(あるいは壺等)』の逸話は日本のみならず世界中に残っており、事例に事欠くことはない。
日本では浦島太郎の『玉手箱』に舌切り雀の『土産箱』、北欧神話では『ダグザの大釜』を筆頭に幾つもの事例があり、ギリシャ神話でも有名な『パンドラの箱(実は壺)』や冥界の王妃ペルセポネの『美の箱』など――。
これらすべてと言わぬが、共通点らしきものがある。それが“女性”という鍵であるが偶然か必然かは分からない。
『箱』を最初に触れた者もまた、女性であったという。不思議なことにその女性しか扱うことができず、以来、血筋では女性しか産まれなくなった。ちなみに扱いとは、『箱』の蓋を閉める行為ができる者だ。その理由を『箱』が選んだからだと口伝は語る。
それが生まれ落ちた理由とでもいうように、気を許せば勝手に蓋がズレ、邪悪をまき散らす“悪しき箱”――厄介極まりないと見なされた『箱』の有効な使い方を早期に――文武天皇3年(699年)――示されたのは暁光以外の何ものでもなかった。
即ち、役小角による鬼神を喚ぶ術だ。はじめは洩れた力を利用し消費することで、“軽微な悪影響”を防ぐのが狙いであった。
それが鬼神の思わぬ労役が力となり、一族が『箱守』として続けられる財や権力を得るに至った。あくまで陰ながら、ではあるが。
だが、何よりも肝心なことは、一族が洩れる力を定期的に処理することで、惨事の発生頻度減少に一役買っているという点だ。それこそが、自分たちの存在意義であると伝えられてきた。
こうしてある一面において、日ノ本を永遠に守る
役目を人知れず担い続けるはずであった。
「――儂らの“力”が弱まった理由は分からぬ。あるいは『箱』の力が強まったか、それとも拒否をしているのかもしれぬが」
「つまり、制御しきれなくなっていると?」
『巫女』が重々しく頷くのをエリンが堪らず話しに割って入ってくる。
「そ、それが一体、何だっていうんだ?!」
「ゴミ捨ての話しだ」
「は、え?」
ディランの言葉に理解できないとエリンは顔を歪める。
「手に負えなくなったから、日本じゃなくてLAに捨てる――要はそういうことだろう」
「うむ。その通り」
「なっ――」
「この場合は核廃棄くらいの意味合いがありそうだがな」
どこか他人事のように呟くディランに血の気を失ったエリンが口角泡を飛ばす。
「ほ、本気か? いや、あんたも“うむ”じゃないだろう。こ、この――」
「落ち着け」
「お主が騒いだところで、どうにもできぬだろ?」
なぜか『巫女』にまで宥められるが、エリンも簡単に荒れる感情を抑えこめるはずもない。顔色を赤や青に変えながら口をぱくぱくさせる。
「以前、『ヤクザ』が攻めてきたと聞いていたが、関係はないのか」
「やくざ? ああ、あいつらは『箱』を爆弾のようなものと思っているようだな。うまく使ってLAの支配権を得たかったのだろう」
勘違いも甚だしいと『巫女』は苦笑する。確かにひとたび“力”を解放してしまえば、魔境と化したLAで支配権も何もあったものじゃない。
「桐生はそれを?」
「承知しておる。ヤクザとして負った任務を全うしつつ、祖国を救いたいとも思っている。何よりも魔境と化したLAで己なら支配権を獲得できると自信があるようだ」
「――ほう」
ディランの声に何を感じたか、「感心するでない」と『巫女』が咎める。
「儂は『箱守』だ。いずこの国であっても“力”を解き放つのが使命ではない。後生だ、力を貸してくれ」
真摯な眼差しを向けられて、ディランも思わず押し黙る。
何か方向が違ってきている。
だが、“桐生を止める”という点は同じであり、その後もLAを魔界化するという陳腐なSFコミック(?)のような展開も食い止めねばならないのは確かだ。
「……どう考えても警察の役目だと思うんだが」
「警察が真面目に聞くと思うか?」
「いや」
「この国の政府に話しても、『箱』を我が物にするか、日本に送り返すだけだ」
「待て。だからといってLAに置いても何ともならん。というより、その方が困る」
柄になく慌てるディランに、「だから手を貸せと言うておる」と『巫女』はなぜか呆れ気味に返してくる。
「……俺は敵を倒す方法しか知らん」
「お前は権力があるのだろ?」
『巫女』が何を言いたいのかは辛うじて理解できるのでディランは頷く。
「お前には人を探して欲しいのだ」
「誰を?」
「儂と似た力を持つ者を。人外と交流できる者は世界中に溢れており、この国にもいるはずだ。その者達の力を借りたい」
「それで抑え込めるのか?」
「……どのみち、日本に送り返すことはできぬ。そうならぬよう、あちらではヤクザ共が万全の態勢を整えておるからな。飛行機ごと爆破させても不思議ではない」
何があっても、『箱』を合衆国に押し込め、可能ならLAで開封させたいということか。とてつもなく迷惑な話ではあるが、圧倒的にこちらが後手を踏んでる以上、できることが少ないのは当然とも言える。
「連邦政府はダメなんだな?」
「そちらも理解はヤクザとどっこいどっこいだ。儂の話しを偉いさんや学者が理解するまでに時間を浪費して、ぼん、だ」
可愛らしく両手で“花火”を表現してみせるが、いらぬ演出というものだ。確かに、映画のような協力者が現れ、すぐに対策本部が設置される――なんて展開は期待できるはずがない。ディランは呻いて数秒、ゆっくりと頷いた。
「おかしな流れになってしまったな」
「すまぬ」
『巫女』が深々と頭を下げるのへ、エリンが信じられないと首を振る。
「信じるのですか……?」
「逆に聞きたい。ここまできて、お前はどれを信じない?」
何もかも! 叫びたい衝動をごくりと呑み込んで、エリンはただ苦笑いを浮かべただけであった。
お疲れ様です。仙洞 庵です❗
箱の説明がだいぶ雑で早くも反省してます。とにかく、これで大枠の設定は披露しました。後は、ラストに向けて書ききるだけです。仕事の疲れが作品の荒さに出てるのは頂けないと思いつつ。とにかく完遂させるべく頑張ります。
ではまた。