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都市の翳りに踊るモノたち ~The Black Box ~  作者: 仙洞 庵
第3章 “ロサンゼルス港”
19/34

『廃掃班』VS『妖人衆』2

戦闘開始直前 集出荷所(玄関前通路)――


 掌上の“導き手”にいざなわれ、ある扉の前に辿り着いたところで三つの影が歩みを止めた。

 腹ごしらえ(・・・・・)の時間を除けば、ここに至るまでの行程で会話一つ交わすこともなかった彼らだが、申し合わせたがごとく同時に足を止め、その位置取りはすでに決められた戦術的陣形があるかのように思わせるものであった。

 染みついた戦術行動が無意識に為さしめたものであり、何気なく陣形を組める練度の高さに、彼らの凄みを感じ取ることができる。特に前ふたつの影は、そうなるに相応しい異質な空気を纏っていた。


「恐らく向こう側は倉庫だろう。――さて、どんな歓待をしてくれるやら」


 建物の形状から内部構造を的確に推し量った影に、どことなく浮ついた口調を感じたか、別の影が窘める。


「おい。儂らに油断ならぬと含んだのは、お前だろう」

「侮るな、と言ったのだ。奴らを認めるからこそ、心が沸き立つのよ」


 そう口調に笑みを含ませるも、眼は少しも笑ってなどいない。むしろ油断とはほど遠い一分の隙もみせず、会話の間も扉から視線を逸らすことはない。

 それは影一人に限らず、他の二人も含めて、向こう側に潜む敵の存在を自らの実戦における経験則から感じ取っていただけに、議論の余地はなかった。

 ならばなぜ、と不思議がることもない。

 要するに、影が属する『一族』は、生来“闘争が好き”なのだ。過分にして持て余し気味というべき“力”を存分に振るうことが。

 故に気持ちが浮き立つのも仕方あるまい。当然、率先して行動に移ろうとするのも、また――。


「先手は儂に任せてもらうぞ」


 不気味な鎖擦れの音を纏う影――『彫刻師』が、当然のように言い置いて前に出る。それへ注意を促すのは、やはり先ほどと同じ別の影――異国情緒漂う“深編笠”を目深に被り暗色系のマントに身を包む『前鬼』であった。


「前陣に“盾”は必要だが、不用意すぎないか?」

「心配無用だ」


 そうして“自信の根拠”を聞かされて、納得したからこそ『前鬼』は思考を“自身の役割”へと切り替える。


「ならば、奴らの背後(・・・・・)を突ついてやるか」

そういう仕事(・・・・・・)はお前に打って付けだな」


 互いに何をせんとするかは理解し合っているのだろう。得心している口調で言葉を交わし合うと、すぐに『前鬼』がその場から離れていく。

 去り際に一言。


合図・・を送るから、好きな頃合いで踏み込むといい」


 無言を同意と受け止めて『前鬼』が消えた後、『彫刻師』が先ほどから一言も発せぬもうひとつの影――桐生に声を掛ける。


「敵を個別に撃つのがいくさの倣いだ。散らずに二人で――よいな?」


 特に異論がないからこその無言と承知しているため言葉を続ける。


「どの敵をやるかは任せてもらう。先に行って注意を引くから、少し間を空け、ついてくるがいい。後は臨機応変だ」

「それでいい」


 平坦な口調に不満はみられない。マルコ邸襲撃の時と違い、『彫刻師』達が勝手に策を巡らすのを止める理由が桐生にはないからだ。

 とにかくこの倉庫で、“片腕”以外の者をある程度、舞台から退場・・させればそれでいい。求める成果は至って単純シンプルであり、またそう考えるほど、桐生は三人掛かりで仕掛けることに“絶体の自信”を持っていたといえる。

 こうしてごく短い作戦会議が終わりを告げ、残された二人の間に再び沈黙が訪れる。


「――――」

「…………」


 待つ間、不思議と気詰まりはなかった。

 彼らの“読み”通り、扉の向こうでは『廃掃班』が堅実な戦術プランを用いて万全の態勢で待ち望んでいたのだが、それを予測しているとは思えない、あまりに気負いのない態度で二人は佇む。むしろ、“沈黙”は二人に相応しい外套コートのようにさえ思えた。

 しばらくして、扉の向こうから低くて重い何かの打撃音が響いてきた。それが“何か”は二人にだけは分かる。だからこそ、何ら感慨も示さず“来たるべき時”を待ち続ける。

 そして、二度目の轟音を合図に『彫刻師』がようやく先陣の口上を切った。


「では――」


 あくまで悠然たる振る舞いで。

 通路真ん中で仁王立ちする姿勢から、思い切りよく前蹴りを放つ。この世に存するすべての生き物とは隔絶した“力”で以て――。

 緩やかに感じられる速さで右足が扉の中央やや下側に触れる。

 途端にベコリと足形に扉の鋼板が凹み、そこから途方もない力が波紋のごとく、それも一瞬で全体に伝播したところで、易々と蝶番を千切り飛ばして扉が吹き飛んだ。

 破壊音が低かった奇怪さに気づく者はいまい。

 むしろ起こった物理現象に注意を奪われていたためだ。

 通常の物理法則に準じれば、打撃部を中心に扉が大きくひしゃげ、多少の回転がかかってしまうものを、それが『彫刻師』の技術が為せる業なのか、あるいは異邦人・・・が干渉することで“未知なる法則”が働いたのか、扉はほぼ原型を留めたまま、しかもスライドするかのごとく無回転で吹き飛んでいく。

 その怪現象の行く末を最後まで見届けることなく『彫刻師』が倉庫内へと足を踏み入れる。

 その後ろに控える桐生は、即座に後を追おうとはせず、刀を手に提げたまま、切れるような眼光をただ前へ据えていた。もう片方の掌に乗せていた“導き手”は既に懐にしまわれており、万全の態勢で、自身が倉庫内へと踏み込むタイミングを今や遅しと待ち構える。――その宛てが外れるとは。


 パパパ!


 それが銃声であると、『彫刻師』だけでなく桐生も看破する。その刹那。



 ――――ギィィイイン!!



 形容し難い金属音が通路に響いたときには、先頭の『彫刻師』が何かに弾かれるようにして、仰向けにぶっ倒れていた。

 それが『廃掃班』の女狙撃手が放ったライフル弾によるものとまでは分からずとも、敵の攻撃を受けたのだけは瞬時に理解できた。

 同時に『彫刻師』が凶撃によって、斃されていないことも。

 事前に敵の銃火に晒される事を予期していた彼が、銀縛を操り前面防護を極端に手厚くしているのを知らされていたからだ。これによって、『一族』でも高い防御力を誇る彼の銀縛は、前面限定ではあるが、事実上『対物破壊アンチ・マテリアルライフル』クラス相当の威力兵器でもない限り、撃ち抜くことが不可能な鉄壁の装甲に変貌を遂げていた。

 無論、ある部分の装甲を手厚くすれば、その分他の箇所は薄くなるのが道理であり、それこそがこの手法の欠点でもあったのだが、敵がそれを知る由もなく、また使い方にも気をつければいいだけの話しだ。

 膨大な戦闘経験と業が見事に合わさって、恐らくは敵の切り札を無効にしてのけたと思えばいい。実際には、こちらも一時的に“盾”を失ったから、初戦の攻防は“痛み分け”とみるべきであったが。


「――やはり侮れぬ」

 

 洩らす口調は平然たるものだが、倒れた『彫刻師』が即座に起き上がらないところをみるに、運動機能に支障を来させるだけの相応の威力があったに違いない。だが、敵の成果は彼の時間と鉄分・・を少し奪っただけに過ぎない。

 それでも傍らに膝を着き、容態を看るのが仲間というものだが、桐生は踏み出した足を止めるどころか一瞥さえくれることもなく、上着を脱ぎつつ無情にも通り過ぎる。無論、放置された『彫刻師』に暗い感情の淀みはみられない。それが彼らの“関係”なのだ。

 とはいえ、迅速に立ち回る桐生にもそうするだけの理由はあった。

 『彫刻師』の倒れ方から敵の攻撃方向が逆算でき、その結果、今いる通路が不可避の“殺戮地帯キル・ゾーン”と化していることに気づいたためだ。


 あれ(・・)は俺では受けきれぬ――


 悟ったときには敵の懐に飛び込むことを桐生は即断していた。撤退か攻撃か――普通なら迷うべき選択は、桐生にとっては常に一択問題でしかない。

 勿論、『前鬼』による“搦め手”が効き、敵の第二射がすぐにはこないという打算もある。だが、それが絶体の保証でないと考えれば、やはり剛胆すぎる行動であった。

 扉を吹き飛ばし、単なる四角い切り口と化した倉庫内への境界線上で立ち止まる。躊躇ったわけではない。この状況で打てる小細工が桐生にはあるからだ。

 何やら懐から取り出した“人形の紙”を口元へ忍ばせ、「唵……」と短くも低い韻律を呟き、脱いだ上着と共に胸の高さで投げ入れた。


 巫術『魂移し』――。

 『陰陽道』の流れを汲むさる流派で使われる術なのだが、今では祖国においても知る者は少なく、扱える者となればさらに激減する。なれば、桐生という男、いかなる出自の者かと興がそそられるも、それはさておき――。

 放たれた術はあくまで『初伝』の域を出ず、その概要は、自身の気配を移した“人形の紙”を忍ばせれば、“ちょっとした影武者を作り出すことができる”というものにすぎない。

 あくまで“気配”を作り出すだけなので、見た目で騙すことはできず、闇中での騙し討ちや瞬間的に勘違いさせたりするのがせいぜい(・・・・)だ。

 それでも今回なぞ、正に打ってつけの状況シチュエーションであり、鋭敏な者ほど、気配を纏う上着を“人”だと誤認するはずであった。


 バンッ


 すかさず銃声がして、撃ち抜かれた上着が宙で踊る。先ほどと違う別の射角。行くも戻るも敵の射線から逃れられないのは百も承知だ。

 だからこそ桐生に焦りはない。むしろ上着を囮に、踏み出さんと右足に力を込めたところで、「任せろと言うた」と追い抜く影があった。


 バンッ


 またも短い銃声が上がるも、今度は当たらない。

 影――『彫刻師』がそのチャンスを逃すはずもなく、素早く手近の積荷の影に回り込み、遮蔽物として利用する。

 敵陣に、確実な楔を打ち込んだ瞬間だ。

 それを目にした敵の心情はいかばかりか――。


 囮を撃たされ、


 二度目のチャンスを外し、


 まんまと味方への接近を許してしまう。


 “鉄の心臓”を持っていようとも、一瞬でも動揺せずにはいられない、敵にとっては“凶事の連鎖”だ。

 だからこそ、「今しかない」と己の“勘”が背を叩く。

 半ば確信して、桐生は敵の“殺戮地帯キル・ゾーン”に猛然と踏み込んでいった。


 物事は黒か白。

 乗るか反るか。

 躊躇うことなどありはしない。


 できる限り姿勢を低く保ち、全力で駆け抜ける。撃たれぬための最善の努力をするだけで、恐怖心などあるはずもない。


 戦う時点で、胎は決まっているのだ。


 手近の積荷まで、わずか4メートル。他の者ならば、恐怖で長く感じるかもしれぬ体感距離は、桐生にとっては単位通りにすぎず、あっという間の出来事であった。

 予想通り一発の銃声さえ耳にすることなく、無事に目的の積荷まで到達し、敵射線から身を隠す。やはり完全に敵射手の虚を突けたのだ。

 『彫刻師』もまた、いちいち振り返ってこちらを案ずる様子など見せない。前方を注視しているのは既に喰らうべき獲物を捉えたからだろう。

 敵陣攻略を“攻城戦”に例えるなら、今は“城門突破”を成し遂げた瞬間だ。

 戦いの趨勢がほぼ決まったと言える局面を迎えても、桐生の口元に笑みが浮かぶことはなかった。彼にとって、勝利は始めから決まっており、それが覆るのは、自分たちの奢りや慢心でミスをしたときだからだ。無論、そうした負の感情を己が持つことは決してない。

 前方に『彫刻師』の後ろ姿を捉えつつ、桐生は敵から見て、同じ射線に入らないよう散開することを心がける。

 ここからは、簡単な詰め将棋と同じ。

 敵を刀の間合いに捉えるべく、味方を囮としてでも、銃撃を受けぬよう最善の努力を重ねて近接するだけだ。

 桐生は一瞬だけ己の身体と会話する。


 呼吸――正常。

 心拍――正常。

 四肢――正常。


 己の周囲――特に背後に不審な気配がないことを確認したところで、あらためて殺気を抑えることを意識しつつ、静かに敵へと近づいていった。


         *****


廃掃班<後陣>

    ディラン・クレイグ組――



 クレイグは胸中に湧き上がる焦燥感に突き動かされ、『網代笠』を追い、“積荷の谷”を駆け抜けていた。

 向かう先には、既に交戦中らしいサミィ・マーカス組がおり、『網代笠』が何を狙っているかは明白だ。

 一度は敵の仕掛けた挟撃を、ディランの援護によって『網代笠』を追い込み、その目論見ごと打ち砕いたはずなのに。

 まさか、自身が劣勢となるのを逆手にとり、撤退を装いながら、その実、“サミィ達の挟撃”へと繋げることで、再び形勢逆転を計ってくるとは。

 まるでチェスの差し合いのごとき敵の老獪な戦術眼に唸らざるを得ない。


「くそっ」


 焦りを床に吐き捨てて、ただ前方に意識を集中せんとする。いらぬ雑念は失敗ミスを招く。意地でも冷静にならねば、待つのは死だ。


 落ち着け――


 どのみち数秒後には接敵する。余計なことを考えてる暇はなかった。

 標的ターゲットたる『網代笠』は、地味だが民族衣装みたいな出で立ちだ、姿影を見間違えるはずもない。視認次第、即座に秒速900メートル超の5.56ミリNATO弾を叩き込めば、奴の企みは水泡に帰す。

 銃撃音がひときわ高くなったところで、クレイグはできるだけ足音を殺し、呼気を意識的にゆっくりと長めに伸ばした。

 まずは己の“存在感”をできる限り薄め、周囲と同じ“ひとつの物”になる。そうして背景に溶け込むことで敵の認識から外れてしまえば、後の仕事は容易い。

 『網代笠』に気取らせぬまま、必殺の弾丸をその心臓に送り込んでやるだけだ。

 『HK416』の銃身から下に突き出した前肢フォア・グリップを左手で、後肢とも言える銃把グリップを右手で掴んで、銃身尻から突き出す銃床ストックを右肩に引きつけるようにしてしっかりと固定する。

 両腕の肘を脇を締めるように立てることで、射撃時の安定性を得るだけでなく、敵の銃弾が当たる面積を小さくするメリットも享受できる。

 ただ武器を構えるだけのことに、かくもシビアに追求するのは命がけの戦闘であれば、むしろ当然のことだろう。

 後付けで前肢フォア・グリップが装着されているのも、実戦に対する持ち主の拘りだ。射撃時に銃身が暴れるのを抑制し、命中精度を高めるのが主な狙いだ。

 “構えの要点”を的確に抑えつつ、流れるような動作で射撃姿勢に入るのに実質1秒もいらなかった。

 顔を常に銃身に寄せて、いつでも光点式照準器ドット・サイト越しに狙い撃てる姿勢を保ちながら、クレイグは慎重に歩を進ませる。


 次の角を左――


 気配を感知して、敵味方を識別すべく五感を最大限に研ぎ澄ます。

 足音のない足音(・・・・・・・)

 聞き覚えのない足音にクレイグは“敵性勢力エネミー”と判断する。奴らの常人離れした速さを考えれば下手に待っても機会を見逃すだけで、感知したならば迷わず攻撃するのが最善だ。

 攻撃を即断したクレイグが角を踏み出し、手本のようなターンを見せて『HK416』の銃口を直感が捉えた空間へ最短で向ける。


 タタタッ


 三点射バーストで放った弾丸が、誰もいない空間を突き抜ける。だが、直前で宙へ跳んだ影の姿をクレイグの眼は辛うじて捉えていた。


「――っの!」


 視線を上向けると同時に、羽ばたき音と気配が頭上を越えるのを感じ取る。そのまま顎を上向かせつつ銃口も持ち上げるが、影の速さが上回り、視界の端で何かがちらつくのに気づくだけだ。

 影の尋常でない速さに、その姿を視界に捉えることさえできないとは。それがかえって、クレイグの闘志に火を付ける。


「舐めるなっ」


 ワンテンポ遅れを挽回すべく、夢中で身を翻して――まるでアイス・スケーターのごとく高速回転スピンして――一瞬で背後を振り返り、再び三点射を叩き込んだ。

 無論、狙いなどつける余裕なく、自慢の直感にすべてを託す。


 美しく響く金属音。


 着弾の衝撃に耐えられず、その影――『網代笠』が二、三歩後ろへよろめいた。同時に小刻みに床上で踊る銀光を、砕けたナイフの欠片だと何故か確信する。今し方耳にした旋律は、主の身代わりとなって銃弾を受け止めたナイフの断末魔だったのかもしれない。

 続けてもう一射。

 構える時間もなく、腰だめにした『HK416』が腕の中で小気味よくダンスを踊る。『網代笠』が更に銃弾に煽られ、たたらを踏んだ。


 イケるっ――


 勝機を見出すクレイグが思わず一歩踏み出した瞬間、背筋に悪寒が走って、咄嗟に肉体を捻り倒していた。

 脇腹に焼けるような痛みが走る。

 肉を裂いただけでなく、床に激突しひび入れたのは鈍色の鎖だ。それが『彫刻師』の仕業であると思う間もなく、クレイグは夢中で反撃に出る。対応できねば、次撃で殺られると頭の中で狂ったように警報が鳴り響いていた。


 タタタッ


 中空へばらまかれた5.56ミリ弾の一発が当たったくらいでは倒すこともできず、さらに別方向から飛んできた弾丸に、五月蠅そうにして『彫刻師』が積荷の向こうに消える。


「相変わらずいい勘してるな」


 最後の支援はディランなのだろう。珍しくボスに褒められたが、クレイグにとってはもはや“お家芸”だ。殊更自慢する必要もない。


「サミィ達は?」


 『彫刻師』による横槍が入っているうちに、『網代笠』は消え去っている。故に目下のところ、何よりも気にせねばならないことを問えば、思わぬ怒声が倉庫内に響き渡った。


「ふざけるなっ」


 それは怒りに満ちたマーカスの悲痛な叫び声だった。

お疲れ様です。仙洞 庵です❗

看板に偽りありどころか、“だらけ”であります拙作ですが、ついに面目躍如、戦闘“だらけ”になってます。今回もそれしかありません。

ただ、舞台設定の関係で互いに目視できないため、視点替えが多くなりました。(敵視点まで入れちゃうし)元々、大昔に映像化前提で妄想したネタですからね……。

今回布石したので、次回、“マーカス、怒りのアフガン”的なノリでいけたらいいですね。え、何のことか分からない?(いいです別に)

ではまた。

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