8/13
約束7個目
⑦好きな人が出来たらガンガン攻めろ!
O高に合格し、卒業まであと10日ぐらいになった春日。
一気に緊張感から抜けた俺達は違う意味での春を迎えていた。
「……好きです!」
「興味ない」
これで、何人目だろうか。
多ければ1日2,3人から告白をされ、断り続ける毎日。
それは俺だけじゃなく___
「ええと、ごめんね……高校も違うしずっと友達のままがいいかなぁ」
俺とは違い、優しく断る夏希が居た。
確かにクラスで人気だったし、ここまでとは思わなかったけど。
「海音、!見てたの?」
「たまたま」
「なんか、告白ムードが漂ってるね……」
「うざい」
「もう少し断り方をやんわりしてあげなよ」
「…………」
「あっ、先生〜!」
夏希が2年の時から好きだという先生が現れた瞬間そっちに走っていき、楽しそうに喋る。
「海音、顔に出すぎ」
ほかの奴らに言われながらも自分の思うように感情を抑えられず、顔に出てしまう。
俺も、好きな奴出来たらあんなになるのか……と思いつつ、俺は夏希が好きかもそれないという気持ちが湧いてきたのは、一生言わないつもり。