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君と10個の約束  作者: 翠音
5/13

約束4個目

④大切なものは、一生使うこと。



「海音ハッピーバースデー!」


14回目の誕生日。

流暢とは言えない英語を発しながら、毎年同じようにクラッカーを鳴らす夏希。


小学校の時とは違い、メールやLIMEで祝の言葉を送ってくれる人が居る。


だけど、やっぱりもうサプライズ感はあまり感じないけど直接祝ってくれるのは夏希だけだった。

俺はそれが寂しいとも悲しいとも思わなかった。


「海音!これプレゼント、開けてみて!」


差し出されたのは少し大きめの箱。

全く予想もつかずにラッピングされた包装紙を取ると、


「……!!」


白色の、ヘッドホンだった。


「海音ってよく音楽聴いてるでしょ?私はヘッドホン派だから、今度これつけて聞いてみて」


「……うん、一生大切にする」


「はは、大袈裟な。大切に使ってくれると嬉しいな」


死ぬまで使う、俺はその時そう誓った。



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