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君と10個の約束  作者: 翠音
2/13

約束1個目

①笑うこと。常になんて言わない。嬉しい事、良い事があったら笑うこと。




「おはよ海音!」


コイツは日向夏希。家が隣で家族付き合いも良く、幼馴染み、親友、と言うより家族みたいな奴だ。


生まれた時からずっと一緒にいて、唯一話す女子。

一緒に登下校して、俺の親が自由奔放だからか週に何回も夏希の家で夕飯を食べて、小学生までは同じ布団で寝ていた。


夏希は苗字の通り明るく、クラスの人気者で皆から好かれていた。

でも、学校でもどこでもいつも一緒にいたのは、俺だったかもしれない。


俺は誕生日が3月30日で夏希は4月8日。

約1歳違うことから、俺を弟の様に扱い、それで何回か喧嘩したこともあった。


「海音誕生日おめでとう!!!!」


夏希の部屋に呼び出されて入ってみたと思えばクラッカーの音と俺を祝う夏希の声。

言われてみれば、今日は俺の誕生日だ。


俺の誕生日は毎年春休みだから教室で祝ってもらえず、かと言って呼ぶまでの友達もいないのでいつも祝ってくれるのは夏希だけだった。


「……ありがとう」


「海音、嬉しそうだね」


俺は夏希だけがいてくれればいい、そう思ってた。



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