忙しい人のための第一章
「この小説。気になるけど、全部読むのは……」
「ネタばれ上等! 面白い部分だけ割愛して教えて欲しいぜ!」
そんな方々は、こちらをどうぞ。
簡単によさげな部分だけをまとめた、あらすじチックな内容です。
ある日、ごく普通の少年が友達と遊んでいると。
どういう訳か、空に巨大な目が出現して。しかも、そこから大量の化け物が……!?
でも、大丈夫。ご都合主義発動!
少年の脳にどこからか、『タタカエ』と響く声。
すると、彼の掌から火の玉が撃ち出され。
見事、化け物を倒します。
「魔王の片鱗」ですね。
けれど、そのあと何やかんやあって。
なんと、少年も友達も最終的には化け物の軍勢に殺されてしまうのです。
特に、少年は生きたまま体を食べられちゃったり。
そして、ここからがある意味本題です。
少年が次に目を覚ますと、そこには彼の好みどストライクのメイドの姿が。
彼女は少年を「魔王様」と呼び、自身を「魔王の専属メイド」だと紹介します。
「あれ? でも、僕死んだはずじゃ……?」
戸惑う彼。
そこで、差し出される鏡。その中に映っていたのは。
「ど、どうなってんのー!?」
ただ右腕だけ。右腕魔王の誕生です。
それで、これがどうして魔王なのに人間界まで救う話になるかというと。
魔界には「集めた者の願いをなんでも叶える秘宝」というものがあるらしくて。
例えば、「人間界で起きた、化け物達の破壊をなかったことにして欲しい」と願えば。今回の一件は、全て元通り。
だから、少年は友達二人を生き返らせるため、壊された街を元に戻すために。困惑しながらも魔界へと旅立っていきます。
--「我らが魔王のタマゴ様!」。これが「第一章」の物語。