↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR

小さい物語シリーズ

遺跡の詩

作者: Ichen
掲載日:2026/08/21


挿絵(By みてみん)




ずっと昔のことです。


誰かの思い出か、自分の思い出か。それも忘れてしまったほど、昔。

ここに砦がありました。


青々とした草が波打つ広い丘に、砦は塀を広げて民を守り続けました。

積まれた石は剣を阻み、火矢をはね返し、軍馬の蹄を退かせたのです。



そうして、何百年も過ぎた時間の末。

崩れた砦は遺跡として、今も静かに青草と白い雲の合間で守ります。


羊の群れが通る道を。

歌う人々が休む影を。

疲れた旅人が座る場所を。

愛する人が会える隙間を。

子供が夢見る、遥か昔の英雄の思い出を。



あなたの心にも、遺跡があると思います。

目印になる道。休む日陰。座る石。愛の居場所、果てしない夢を抱える遺跡が。


あなたに自由で素敵な時間が訪れますように。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
遺跡にはロマンがある。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。