炎上前線北上中 作者: Y. 掲載日:2025/10/14 また、どこかが燃えている。 兵庫から伊東、そして前橋へ――。 まるで天気図の等圧線がゆっくり北上していくように、 “炎上前線”が社会を横断していく。 誰かが失敗すれば、誰かが火をつけ、 誰かが正義を掲げ、誰かが「いいね」を押す。 怒りも嘲笑も、ひと晩のガス抜きのように放たれては、 朝には煙のように消えていく。 誰もが一瞬だけ熱くなり、すぐに冷める。 それでもまた、次の火種を探して彷徨う。 気づけば、自分もその風に吹かれ、 小さなガス抜きの火を灯している。