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温泉王女と偽りの癒やし

宿場町での食料騒動を解決し、一行は次なる目的地、豊かな温泉で知られる『湯の里』へと向かっていた。数日間の街道歩きで、サクラの足取りもさすがに疲労を隠せない様子だった。


「ねえリアナ、まだ温泉着かないの?なんだか、私の足が『もう無理!美味しい温泉に浸かりたい!』って言ってるってことだよね!体がもうギブアップしそうだし、お腹も温泉味の何かを求めてる!」


疲労困憊のサクラが、後ろから付いてくるリアナに訴えかけた。彼女は普段から体力がある方ではないが、食べ物への執着と世直しへの熱意だけで旅を続けている。その食いしん坊ぶりは、もはや彼女の原動力と言ってよかった。


「殿下、もう間もなくでございます。地図によれば、この山道を越えれば、すぐに『湯の里』の入り口が見えるはずですが…」


リアナもまた、普段は乱れない前髪を少し乱しながら答えた。サクラのペースに合わせるため、移動速度は決して速くないものの、それでもメイドとしての完璧な立ち居振る舞いを保つのは至難の業だ。彼女は内心で、この旅が始まってから既にどれだけの胃薬を消費したかを計算していた。


「ポヨ!ポヨ〜!」


足元では、ふわふわの白い魔物、ポヨがぴょんぴょんと跳ねながら、道の脇に咲く野花を齧っている。彼にとっては、ただの散歩に過ぎないのだろう。その無邪気な姿に、リアナは少しだけ癒やしを感じる。ポヨはサクラのおやつを狙ってついてきているだけだが、時折、思わぬところで一行を助ける幸運をもたらす。


その時、一行の行く手に、派手な旗がいくつもはためいているのが見えた。そこには『幻の湯!万病に効く奇跡の温泉!』『一生に一度の体験!美と健康の秘湯!』といった、誇大広告としか思えない文句が踊っている。その旗の先に、大きな鳥居のような門と、やけに立派な建物が見えてきた。


「わー!着いたってことだよね!なんか、あの旗から、とっても心が温まる匂いがするよ!これはもう、温泉の味ってことだよね!きっと、体の芯からぽかぽかして、美味しいご飯がもっと食べられるようになるに違いない!」


サクラは疲れも忘れたように目を輝かせ、駆け出した。彼女の足が、温泉という文字を見た途端、まるで新しいバネでも入ったかのように軽くなったのだ。


「殿下!お待ちください!何やら、派手すぎる気も…そして、この匂い…どこか人工的な薬草の香りが混じっているような…」


リアナの声も届かず、サクラは一直線に門をくぐっていく。その後を、無言でガルドが続く。彼の重厚な足音だけが、道に響く。オークの血を引く彼は、温泉などには全く興味がないようだったが、サクラの安全を確保するのが最優先だ。彼に言わせれば、湯などただの熱い水に過ぎないのだろう。


門をくぐると、そこは想像以上に賑わっていた。きらびやかな衣装を身につけた案内人が客引きを行い、豪華な土産物屋が軒を連ねている。しかし、どこか上辺だけのお祭り騒ぎといった雰囲気で、客の顔には一様に期待と不安が入り混じっていた。そして、その裏で働く村人たちの顔には、前回訪れた宿場町とは異なる、しかしどこか似たような疲弊の色が浮かんでいた。


「いらっしゃいませー!ようこそ『奇跡の湯殿』へ!さあさあ、こちらへ!今なら、特別に奇跡を体験できるコースもございますぞ!この湯に浸かれば、病も治り、若返り、そして金運まで上昇する!」


派手な羽織を纏った男が、サクラ一行に近づいてきた。その男の顔には、いかにも胡散臭い笑みが張り付いている。口元には金の歯が覗き、指にはいくつもの指輪が輝いていた。


「奇跡の湯殿?なんか、とっても美味しそうな名前だね!ねえ、お兄さん、この温泉って、どんな味がするの?もしかして、お豆腐の味がするとか、卵の味がするとか…?」


サクラが目を輝かせながら尋ねた。男は一瞬言葉を詰まらせたが、すぐに取り繕う。


「ハハハ!お客様、温泉に『味』はございませんが、それはもう、全身に染み渡るような素晴らしい効能がございます!病も癒え、若返り、そして…なんと、不幸さえも洗い流すと言われております!この『奇跡の湯殿』は、地の底から湧き出る聖なる泉の力を、特別な魔導で引き出した、まさに奇跡の結晶なのです!」


「不幸を洗い流すってことだよね!それって、黄門様が悪い人を懲らしめるのと同じくらいすごいことだよね!すごい!私、早くその奇跡の湯に浸かりたいな!あ、でも、ちゃんとお湯の味を確認しないとね!」


サクラは興奮気味に、男の話に食いついた。リアナはそんなサクラの隣で、冷静に男を観察する。彼の目には、客への純粋な歓迎の気持ちよりも、金への執着が強く見て取れた。彼の言葉の端々には、いかにもな誇張と、隠しきれない焦りが滲んでいる。


「ええ、ええ!ぜひぜひ!ですが、こちらの湯殿は、特別な湯税を頂戴しておりまして…お客様方のような高貴なお方には、特別に、こちらの『至福の黄金コース』を…」


男がにやにやと笑いながら、高額な料金を提示してきた。その額は、通常の温泉宿の数倍にもなる。村人たちの顔に浮かぶ疲弊の色は、この高すぎる湯税に苦しめられているからなのだろう。


「おや、それは随分と高価ですね。奇跡の効能があるとはいえ、少々…この料金では、この村の住民の方々も、なかなか利用できないのでは?」


リアナが冷静に交渉しようと口を開いた、その時。リネットが、背後からひょっこり顔を出した。金にがめつい情報屋のドワーフだ。彼女もまた、この「奇跡の湯」の噂を聞きつけて、儲け話を探しにきていたらしい。彼女の耳は、常に金儲けの匂いを嗅ぎつける。


「あの温泉宿のオーナー、最近急速に財を成したって噂よ。元々はただの行商人だったくせにね。裏では、相当汚い真似してるって話もちらほら。どうやら、この村の地下に眠る、本物の温泉を独占しようとしてるとかしないとか…。で、おいくら?この情報、タダじゃないから。」


リネットが冷静に情報を提示し、リアナに手のひらを向けた。リアナは思わず額に手を当てる。こんな状況でも金銭を要求するリネットに、もはや驚きはしない。


「リネット、今はそういう時では…!」


その時、サクラが男から差し出された温泉の効能書きをじっと見つめていた。その紙には、様々な薬草の絵が描かれ、いかにも効きそうな説明が羅列されている。そして、突然、首を傾げた。


「ねえ、お兄さん、これって本当に『幻の湯』なのかな?なんかね、お味噌汁の味がしないんだよね。それに、温泉って、もっとこう…硫黄の匂いがするはずなのに、なんだか変な薬草の匂いがするってことだよね!なんか、どこかで嗅いだことのある、作り物の匂い…」


サクラの言葉に、男はギョッとしたように目を見開いた。彼女の**食べ物への執着**と**幸運な洞察力**が、またもや思わぬ形で核心を突いたのだ。


「お客様、何を仰る!これは正真正銘、この地でしか湧かない幻の湯でございますぞ!その独特の香りは、薬草とミネラルが混ざり合った、大地の恵みで…!」


男が必死に取り繕おうとするが、サクラはさらに言葉を続ける。


「うーん…でもね、前世で入った温泉は、もっと体がポカポカして、お肌もツルツルになったんだよね。この温泉は、なんか、ただのお湯に薬草を入れただけの味ってことだよね!おまけに、なんか変な人工的な甘い匂いもする気がする…あれ?この匂い…どこかで嗅いだことがあるような…」


その言葉に、男の額に大粒の汗が浮かび始めた。彼の視線が、一瞬だけ、宿の裏手へと向かったのを、リアナは見逃さなかった。長年の経験が、そこには何か隠された事実があることを告げていた。


「殿下、少し待たせてください。私が様子を見て参ります。」


リアナはそう言うと、男が注意を逸らしている隙に、素早く宿の裏手へと回り込んだ。彼女は足音一つ立てずに進み、気配を完全に消している。


宿の裏手には、大きな木製の桶がいくつも並べられ、その中には、温泉とは似ても似つかない、ただの濁った水が入っていた。そして、桶の周りには、大量の薬草が散乱している。さらに奥には、怪しげな魔導具が設置されており、そこから湯気が上がっているのが見えた。魔導具は湯を無理やり温めているようだった。


「これは…!やはり、人為的に湯を温め、薬草で偽装していたのですね!しかも、この薬草の匂いは…安価な偽造品に混ぜられる、質の悪いもの…!」


リアナは怒りに震えながら、すぐさまその場で情報を整理し、携帯用の通信機でガルドに連絡を入れる。


「ガルド、宿の裏手です。偽装の証拠を確認しました。対処をお願いします。」


「フン。」


ガルドからの短い返事とともに、宿の表側から微かな振動が伝わってきた。ガルドが動き出した証拠だ。彼の行動は常に的確で、迅速だ。


「まあ、おいたは止めましょうね。」


セレネが優雅に声をかけ、宿の裏口からこっそり忍び込んでいた男たちを、森の小動物たちと共に足止めする。リスが男たちの足元を駆け回り、鳥たちが頭上から小石を落とす。混乱する男たちの間を、セレネはひらひらと舞うように動き、彼らの動きを封じていく。彼女の舞は、敵意なく、しかし確実に相手を翻弄する。


「ポヨ!ポヨ〜!」


その間にも、ポヨは桶の周りに散乱している薬草の匂いを嗅ぎ、「ポヨ?」と首を傾げた。そして、桶の奥に隠された、さらに怪しげな液体が入った瓶を見つけると、興味津々にその匂いを嗅いだ。それはサクラが先ほど感じた「人工的な甘い匂い」の元だった。


「それ、ポヨ!毒かもしれないからダメ!」


サクラが慌ててポヨを止めようとするが、ポヨはすでにその液体に鼻を近づけ、ごくわずかにペロリと舐めてしまった。すると、ポヨの体が少しだけ膨らみ、不思議な光を放ち始めた。毒ではないらしいが、何か奇妙な効果があるようだ。


その時、宿の正面から怒鳴り声が聞こえてきた。


「なんだと!貴様ら、一体何者だ!勝手に俺の湯殿に…!全員叩き出してしまえ!」


肥満体のオーナーが、配下の男たちを連れて駆けつけてきた。彼の顔には、憤怒と焦りが入り混じっている。背後には、彼が不正に蓄えた金銭と、高価な衣類に身を包んだ複数の商人らしき男たちが控えていた。彼らは、この「奇跡の湯殿」の共同出資者たちなのだろう。


「あなたの湯殿などではありません。これは、人々の信頼を裏切る、偽りの湯殿です!そして、その不正は、この帳簿と、この毒々しい液体が証明しています!」


リアナが正面に立ち、オーナーと商人たちを睨みつけた。その手には、先ほどガルドが回収した不正の帳簿が握られている。その背後には、ガルドがすでに数人の男たちを無力化し、無言で立ちはだかっていた。彼の周囲には、木製の破片や倒れた男たちが散らばっており、その破壊力を物語っていた。


「くっ…小娘が!叩き出せ!全員叩き出してしまえ!」


オーナーが叫ぶと、男たちが一斉に襲いかかってくる。


「はぁ…本当に、どこへ行ってもご乱心な連中ばかりですね。殿下、彼らに教えて差し上げましょう。王族の旅を邪魔すると、どうなるかを。」


リアナはため息をつくと、構えた男たちの懐に飛び込んだ。流れるような体術と、的確な急所への打撃で、次々と男たちを無力化していく。彼女の動きは一切の無駄がなく、流れる水のようだった。男たちは、自分がどうして倒れたのかすら理解できないまま、地面に崩れ落ちていく。その表情は、まさにリアナの**顔芸**に匹敵するほどの驚愕に満ちていた。


セレネは優雅に舞うように男たちの間をすり抜け、彼らの足元に小さな精霊の光を放った。光に驚いた男たちが足をもつれさせて転倒する。さらに、セレネと心を通わせた森の小鳥たちが、男たちの頭上を飛び回り、的確に糞を落として視界を遮るという、なんとも言えないコミカルな攻撃も加わった。


「うわっ!なんだこれ!鳥が俺を狙ってやがる!?」


「目が、目がぁ!誰か助けてくれ!」


男たちが混乱に陥る中、ガルドは黙々と、しかし容赦なく残りの男たちを薙ぎ払っていく。彼の拳と足技は、まるで嵐のようだった。一撃で地面にめり込む者、吹き飛ばされて小屋の壁に激突する者。男たちは抵抗する間もなく、次々と地面に倒れ伏していく。その威力は、まさに**過剰な破壊**。宿の壁にも、いくつもの大きな穴が開いていく。


最後に残ったオーナーが、恐怖に顔を引きつらせながら逃げ出そうとした。だが、彼の前にサクラが立つ。彼女は真剣な眼差しで、その男を見上げた。


「あのね、お兄さん。温泉ってね、みんなの心を癒やすものなんだよ。それを嘘で汚すなんて、許せないってことだよね!それに、こんなお風呂じゃ、お肌もツルツルにならないし、疲れも取れないんだからね!みんなを騙して、お金を取るなんて、本当に最低だよ!」


男は呆然とサクラを見つめる。その時、サクラは懐から小さな、可愛らしい装飾が施されたコンパクトを取り出した。それは、国王である父が旅の安全を願って持たせてくれた、王家の紋章が刻まれた特別な品だった。普段は中におやつを入れているのだが、今はその存在を悪人に見せつける時だと、なぜか直感したのだ。


サクラはコンパクトをゆっくりと開き、そこに輝く王家の紋章を、肥満体の男に突きつけた。


「そしてね、私の父上も言ってたんだ!困っている人を助けるのは、王族の務めだって!この紋章が、その証拠ってことだよね!これを見ても、まだ自分のしたことが悪いことじゃないって言うの!?」


男の顔から血の気が引いた。王家の紋章。それが示す意味を、彼は知っていた。彼の背後に控えていた商人たちも、顔色を失い、恐怖に震え上がった。


**「このお腹が、悪事を許さないってことだよね! デザートは別腹、悪人も別格、ってね!」**


その言葉を合図にするかのように、ガルドが男の背後に立ち、「フン。」と、今にも地面にめり込みそうな勢いで拳を振り上げた。男は王家の紋章と、眼前に迫るガルドの拳に恐怖で顔を引きつらせ、そのまま泡を吹いて気絶し、地面に倒れ込んだ。残っていた商人たちも、その光景に震え上がり、次々と両手を上げて降伏した。


騒動が収まると、駆けつけてきた村人たちが口々に感謝の言葉を述べた。彼らは皆、この「奇跡の湯殿」の高額な料金に苦しめられ、さらに温泉が偽物であることに薄々感づきながらも、オーナーの横暴な力に逆らえずにいたのだという。


「殿下、これが、この宿の帳簿です。」


リアナが、オーナーが逃げ出す際に落としていった分厚い帳簿をサクラに差し出した。そこには、湯税の名目で村人から不当に巻き上げた金銭の記録と、偽の温泉を製造するための薬草や魔導具の購入記録がびっしりと記されていた。


「うーん、これ、なんかすごく数字がいっぱい並んでて、全然美味しくないってことだよね!」


サクラは帳簿をパラパラとめくると、興味なさそうに首を傾げた。その横で、ポヨが「ポヨ!」と先ほど舐めた怪しげな液体が入っていた瓶をくわえてきた。瓶のラベルには、小さな文字で『強力着色剤』と書かれている。


「殿下、これをご覧ください!やはり、この湯は偽物だったのですね!あの男は、ただのお湯を着色剤と薬草でそれらしく見せかけていたのです!」


リアナが憤慨しながら叫んだ。


「へー、着色剤って、お料理で使う色付けのやつかな?でも、全然美味しくなさそうな色ってことだよね!っていうか、この匂い…そうか!前世で見た、テレビの料理番組で出てきた、人工甘味料の匂いに似てるってことだよね!これを温泉に入れるなんて…!」


サクラはそう言いながらも、その瓶をじっと見つめ、何かを確信したように顔を上げた。彼女の頭の中で、前世で見た温泉番組の映像と、目の前の状況が繋がり始める。彼女の脳内は常に食べ物でいっぱいだが、その中に紛れて、時折、**幸運な洞察力**が閃くのだ。


「殿下、何かに気づかれましたか?」


リアナが問いかけると、サクラは大きく頷いた。


「うん!あのね、本当の温泉はね、地下から湧いてくるんだよ!だから、この近くに、きっと本当の温泉があるはずってことだよね!だって、この村の匂い、ただの水じゃないもん!」


その言葉に、村人たちは驚き、希望の光を宿した目でサクラを見つめた。彼らはこの地で長年暮らしているが、温泉が湧くなどという話は、このオーナーの「奇跡の湯」の噂が広まって以来、誰も信じていなかったのだ。しかし、王女の言葉、そして何よりその純粋な眼差しが、彼らに新たな希望を与えた。


「フン。」


ガルドが頷き、宿の裏手を指差した。セレネもまた、精霊たちの声に耳を傾けていた。


「殿下のおっしゃる通りです。この土地の精霊たちが、奥の方から温かい水の流れを感じると告げています。偽りの湯殿の奥に、本物の泉があるようです。」


セレネが優雅に告げると、村人たちの間に歓声が沸き起こった。サクラの**幸運**と、仲間たちのそれぞれの能力が、再び一つになった瞬間だった。


一行は村人たちと共に宿の裏手へと進み、セレネが示した場所をガルドが掘り始めた。彼の怪力によって、土はあっという間に掘り返され、やがて、地面から熱い湯気が勢いよく噴き出した。そこから湧き出す湯は、紛れもない本物の温泉の香りを放っていた。硫黄の匂い、そして微かに土の温かさを感じる、正真正銘の「温泉の味」がした。


村人たちは歓喜し、次々と新しい温泉に手を浸し、その温かさに感動の声を上げた。偽りの癒やしに苦しんでいた彼らに、ようやく真の安らぎが訪れたのだ。


サクラは、湯気立つ本物の温泉を眺めながら、にこにこと笑った。その顔は、満面の笑みで美味しい料理を頬張る時と全く同じだった。


「んー!やっぱり、本物の温泉は、体がポカポカして、心が洗われる味がするってことだよね!これなら、黄門様もきっと喜んでくれるよ!お肌もツルツルになるし、また美味しいものがたくさん食べられる元気が出てくる!」


その言葉に、リアナはまたもや深いため息をつくのだった。この旅は、まだまだ始まったばかりだ。そして、彼女の胃の苦労も、きっと終わらない。


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### 読者の皆様へご報告とおねがい


この度は、「迷子王女は今日も行く! ~お腹と世直しは別腹ってことだよね!~」第二話をお読みいただき、誠にありがとうございます!


この物語は、水戸黄門を愛する転生王女サクラと、彼女に振り回されつつも支える個性豊かな仲間たちの、のほほん痛快な世直しコメディです。


**毎日1話更新**を目標に、皆様に笑顔と少しの癒しをお届けできるよう頑張ります!


もし少しでも「面白いな」と感じていただけたら、ぜひ**お気に入り登録**をしていただけると、今後の執筆の大きな励みになります。


そして、皆様からの**応援コメント**は、作者にとって何よりの喜びです!どんな些細な感想でも大歓迎ですので、ぜひお気軽にお寄せください。ただし、批判コメントは作者の心が折れてしまうかもしれないので、**少な目でお願いしたい**です…!


それでは、次回もお楽しみに!


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