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13/30

~大丈夫 魔王軍公式のお店だよ~



「保健室が暇なのは良いことなんですけどね~」

マオ達とエクセルが廊下を進み保健室を目指す


「なんじゃ?この行列は?」

角を曲がると廊下の隅には1列に兵士達が並んでいる

「まさか 保健室まで続いておるのか?」

「そんな……負傷率は下がっているはずでございます」

キンニクが手元の資料を確認し始める


保健室の所にピンクの看板がピカピカ光っていた

【アロマサロン癒やしのエルフ】

~大丈夫 魔王軍公式のお店だよ~

・混雑時予約制

・アロマセラピー ベッドあり

・今日のふくらはぎ揉み担当:ドライアド5


――


「これはどういう状況じゃ……?」

マオは、眉をひくつかせる


本日の視察地――保健室の中

・微笑みながら寝落ちするオーガ

「……ふくらはぎ……ふくらはぎの妖精さん……」

・冷たいおしぼりを配るスライム看護士

「急に手伝って貰ってごめんね~スラ()~」

・触手で足を揉むドライアド

・毒草片手にアロマを沸かす医療班

「実はこのアロマ 収穫時の温度で香りが違いまして~」


「フンッ!」

マオが魔力波を放つと毒のアロマが霧散する

「……はっ!俺は何をしていたんだ」

気絶していた客達が起きる


ハクイが叫ぶ「ヤバい!ガサ入れだ!」


――

癒やしのエルフ【本日臨時休業】


「して 我に毒を浴びせるとは、どういうことじゃ?」

正座する医療班の前で腕組みをしたマオが睨みつける

「保健室の利用者が少ないため、増やそうかと思いまして」

店長ハクイが、もみ手をしながらマオの表情を伺う


「自分達で患者を増やしては意味が無いじゃろ」

マオがヒートアップしそうな所でキンニクが制止する

「魔王様 今提出されたデータによると効果が出ております」

「はあぁ?」


「毒草によっダメージを受けた後、回復することで戦闘と同じ経験値が得られ……レベルアップします」

「それじゃとアレか 訓練場で戦うより保健室で寝てた方が……」

「……強くなります」

マオはぽかんと口を開けたままになった

「ちょっと玉座に帰る」

そう言って居なくなってしまった


「えーと 何か今のシフトで不便な所とかはありますか?」

すっかり自分の仕事が無かったエクセルが、現場の声を聞こうと質問する

「ないわよ」

え~やる事ねえ~


エクセルが肩を落としていると

廊下から様子を覗いていた兵士が「大丈夫そうなら入って良いですか?」とニコニコで立っていた


負傷しない → 保健室がヒマ → 毒攻撃 → 回復 → レベルアップ

思わぬ循環により、回復に特化した魔王軍が誕生した


――


「OKシエスタ、次の候補は?」

「……食堂がヒマすぎて新メニュー作ってる 毒草を使ったらしいよ」

「毒草……また毒草か……」

「また成果出るかもねぇ、ぷぷっ」

新たな改善ターゲット――魔王軍食堂編


――


トボトボと歩き、食堂へと向かう途中


もしかして――

俺が何かしなくても、スキル【シフト表】にかかれた者達は自分達で改善していく?

「えっ 俺の仕事もう無いとか?」




作者メモ

登場人物増えてきたのでチラ裏にまとめます


マオ=デ=スケジュール  第3代魔王 少女

キンニク=ノウキン 役職筋肉 執事ポジション

シエスタ=ネル  シャドウエルフ  週休5日制


ツヨイ=オーガ 将軍 

ハガネ=ノ=フル 錬金術士団長   ドライアド


ハクイ=メディック  医療班リーダー ヒーラーエルフ

スラ美        スライム雑用係



王都軍

シキカン=ヤヤ=ムイテル 指揮官

リンパ=ガ=タマッテマスネ  後方支援 副官 


最初の文字だけ読めば

何となく役職も分かるようになってます

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