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第3話「メインサーバーは異世界ではない」

 ゲームをプレイするプレイヤーなら気にする必要はないが、そのゲームソフトを作った世界の創造主たる作者様には、まずメインサーバーは何処に(・・・)あるか、を真剣に考えて欲しい。


 何故か? これはまず自分に言い聞かせているのだが。

 ソフトを購入して、ゲームを起動して、異世界ゲームに行く。

 この〈ログイン戦争〉の流れは一杯観てきたのでもはや通過儀礼のようなもので、無くせと言って無くなるものではないのは今の私なら何となく解る。


 問題はコレがオンラインゲームで、有名ゲーム会社か、日本国内か、海外か、何処かに〈メインサーバー〉があり、それは現実世界の何処かに必ず存在するのだ。


 つまり、フルダイブ型オンラインゲームのメインサーバーは必ず何処かに存在するのだ。その設定がない作品と作者は多い。

 むしろ考える必要もないと感じる人も居るだろう、描写する必要も無いと思う人も居るだろう。

 

 それでも良いと思う。でも、日本国内か、東京都内か、アメリカの何処かか、どんな種類の会社か、政府が管理しているのか。その1クッションを考えておくだけでかなり違ってくるのだ。

 

 なぜ3話目でこの話を持ってきたかというと。

 プレイヤーの職業に工夫を、とかゲームソフトに工夫を、とかゲーム機に工夫を、とか言う前に、そのソフトを作った、会社の作った【動機が無いのだ】、空っぽな動機で、何でも出来るブラックボックスを後付で設定を組み込むことになる。


 なぜ初心者がソレを設定しないか? それはシンプルにゲームの会社員になったことがないからである。ゲームをプレイしたことしか無いから、そこで無個性になるのだ。


 なので、せめて〈メインサーバー〉はどの国にあるのか? 本当に日本にあるのか?

 どの会社の中にあるのか、管理している責任者は誰か?

 欲を言うとそのゲームを発表して、運営会社は黒字なのか? 赤字なのかぐらいは決めていて欲しいと思う。


 どんなにゲームソフトが優秀で自由度が高くても、ゲームサーバーに電力が来なくなったら、メンテナンスで修正できない致命的なサーバーダウンが起こってしまうからだ。


 ゲーム内の設定は異世界で夢を一杯書いて十分・大いに結構なのだが。

 〈メインサーバー〉だけは現実なのだ、SFなのだ、ハイファンタジーじゃないのだ。

 

 だからせめて、会社名とメインサーバーの設置場所だけは現実的視点で読者に明記しておいた方がいい。


 あなたがゲームの世界にログインしたとしても、その魂は異世界ではなく、現実世界の何処かの〈メインサーバー〉の中に入っているのだ、そのブラックボックスの設定が無い・明記してない作品が多すぎる。

 せめて、日本国なのか? 東京都のどこかなのか? それくらいの位置は書いておいた方がいいと助言したい次第でございます。


 VRゲームは基本電力で動いているので、この生命線を切断されると。プレイ出来なくなる。


 メインサーバーは異世界ではない。

 本編で書かなくても良いかも設定かもしれないが。

 設置場所だけはせめて明記しておくべきである。

 今回の授業はこれだけです。

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