第2話「500話100万文字で情報管理が超大変になる件」
最初に、今回は明確な答えがない授業です。
えっと、次にデータ管理の重要性について話して行こうと思います。
本当は「メインサーバーは異世界ではない」や、「レベルやステータスがヤバイ件」や「導入で起こるログイン戦争」とかタイトル色々考えてたんですが。
まずは今現在も起こっているしくじり授業をやろうかなと思います。
それはデータ管理方法についてです、これは長期連載。2000文字~3000文字で第100話ならまだ何とかなります。
ですが、これが300話や500話になってくると本気でキツくなってきますデータ管理。……本人がオリジナル作品の設定を忘れるのです。正確には「あの設定書いたけどどこ行ったっけ? 何話だったっけ?」状態になるのです。
余談になりますが、私が章管理の時に。
第5章「勇者死す!」西暦2034年10月8日
とか暦を入れてるのは、私が本文を探して判らなくなるからです。
ウイキとか作れれば良いんですけどね……、ですがウイキは第三者の人が客観的視点でもって書くことが義務付けられて居て。個人でウイキを書くことはままやっちゃいけない暗黙の了解があるのです。
ですので、基本的には設定データはネットの何処かに置けない。
個人のPCで管理するしか無いのです。
オススメは【ツリー帳】というフリーソフト、すごく単純で使いやすいソフトなので操作に迷うことは無いと思います。ただしこれは検索が出来ないので後で困るかもしれません。
私は今、一太郎の〈アウトラインレベル〉を使って「あーでもないこーでもない」と設定資料をどうやって管理しようか今でも試行錯誤しています。それくらい大変なんです。こっちは検索が出来ます。ワードでも行けると思います。
とは言え私は長くメモ帳マンだったので、これも成功するかどうかは怪しいです。
……、まず、なぜデータ管理で苦しくなっているのかを説明しますね。
人の性格によるとは思いますけど、私の場合は戦闘スキルです。
例えば〈スラッシュ〉とかのスキルがあったとします。当然VRゲームなら説明文を1人でちゃんと書きますよね。
〈スラッシュ〉……すごく強い~中略~である。
とか、で、レベルがバコンバコン上がります、当然スキルもバコンバコン増えます。それは良いんです、作者も読者も楽しいから。
ド◯ゴンボールやナ◯トなら、かめはめ波や螺旋丸で、どうにかこうにかやって行きます。
……そういう事は執筆をある程度やって来た人なら始まる前に解っていると思います。ですがね、ここはVRゲーム畑なんですよ。一杯スキルがあったほうが楽しいに決まってるじゃないですが。
〈スラッシュ火〉とか
〈スラッシュ氷〉とか
〈スラッシュ神秘〉とか……。
まぁ、1話で〈スラッシュ〉が出てきて、100話まで行って忘れた。とかなら人間ですから解るんですよ。……でも、300話、500話まで行って〈スラッシュ〉の名前までならまだ覚えてるかも知れませんが、正確なその時の戦闘描写・小説の地の文とか覚えてますか……?
例えば「あれ? 327話らへんで出てきた〈スラッシュ神秘〉の描写、あれ何だっけ? コピペしたいな、いや、コピペじゃなくてアレンジでも良い、でも元の描写は何処に書いてあるんだ……?」
とかで、自分で書いた本文をサルベージする作業が始まるのです。
本文を探す、見つける、アレンジする。本文を探す、見つける、アレンジする。
これが1回ならまだしも、何と何十回も繰り返されるのです!
〈本文検索〉出来ないともう地獄です!
恐ろしい!
これは私が今でも抱えている問題です。
一番問題なのでは、データ管理していたツールが変わることです!!!!
そうすると1からデータを入力し直さなきゃいけない旅が始まるのです!
簡単に例を出すと。
メモ帳〈テキストドキュメント〉で設定資料書き直しました!
エクセルで設定資料書き直しました!
ワードで設定資料書き直しました!
サクラエディタで設定資料書き直しました!
一太郎で設定資料書き直しました!
ウエブに設定資料書き直しました!
私は全部の道を通って来ました! ドン!!!!
……、今回の授業は皆様に答えを提供する授業ではありません。
どれも素晴らしいツールです。
ですが、どのツールにも一長一短があり、データ管理を始めたら、ツールを変えたら、一から書き直さなければなりません。
それだけ、覚えて置いて、帰ってください!
明確な答えはありませんが、こういう落とし穴があるよということだけ知って帰ってください。どのツールを使うかはあなた次第です。
ベテランの皆様も、VRゲーム小説初心者の皆様も、データ管理、頑張って生きましょう。
本日のしくじり授業は以上となります。