第1話「ゲームをやれ! ゲームを書け!」
まず、第一声の大声で叫びたいことは……アレです。
「ソシャゲはやめとけ! 永遠に終わらないぞ!」
……、です、いやゲームをプレイしろって言っておきながらゲームを否定するんですか? て、話なんですけどコレには理由があります。
まず大変な事に、なんと小説を書いている時はゲームが出来ないのです!
逆も言えます、ゲームをプレイしている時はなんと小説が執筆出来ないのです!
つまり、バランスが大事。毎日小説を執筆したくて大好きな人は、ゲームを疎かにします。逆にゲームが大好きなら勿論小説を執筆出来ません。
これがメチャクチャ恐ろしいのです。
特に新作ゲームが発売した時なんかは、執筆スケジュールが大崩壊します。
勿論、オンラインゲームをやる意味はあります。しかし永遠に同じソーシャルゲームをやり続けることはオススメできません。
どこかで終わりを見つけてデッドラインを引き、別のゲームをやることをおすすめします。
ジャンケンも立派なゲームです、将棋も、オセロも、チェスもゲームです。
メチャクチャ幅広くやる必要はありませんが、ルールぐらいは覚えておいたほうが良いのも吉です。
では私の具体例をあげましょう。
私はポケモンが好きなのでスカーレットとバイオレット両方やっています、他にもスマブラ、フレデリカ、信長の野望、テイルズ、世界のアソビ大全51、あとdアニメで今は転スラをちょっとだけ視聴途中です。約30分で区切ってやってます、1時間や5時間の時もあるでしょう、しかし、それでは執筆の時間が取れないのでこうなっているのです。
では、ソシャゲと同種で。【永遠に終わらないゲーム】はどれか?
解る範囲では、ポケモンとスマブラがソレに当たります。
永遠にゴールがありません、つまりそれだけで、新しいゲームシステムに触れられる可能性を自分で潰しているのです。
つまり、VRゲーム小説を長く執筆し続けるには、〈取材・執筆資料〉と割り切る必要があるのです。
1つのゲームを極限まで遊び尽くす、それもいいと思います。
ここからは執筆の話になります、1つのVRゲームをプレイヤーとして遊ぶ、最初はソレでいいと思います。しかし、小説内でも新作ゲーム……メチャクチャやりたくなるんです!
第1の街、第2の街、第3の街、と進むにつれて。ジャンケンの街、将棋の街、チェスの街。とかルールや種類を変更して長く遊びたくなるんです!
だから作者はゲームをしなくちゃいけないし、小説執筆もしなくちゃいけない。小説を書くのが辛くなったら自然とゲームにフェードアウトする……これも解ります。
実際そちらの方が多いと思いますし、共感も覚えます。
しかし、世の中には小説を書きたくて書きたくてしょうがない生き物が居て。
ゲームをする時間〈ゲーム資料を集めて勉強する時間〉が無く、スーパーファミコンのおっさん作者がキッズ時代の思い出を永遠にロードムービーで執筆する羽目になる作者が居るのです。
よって、最初に話したかった授業は。
ステータス表やレベルデザインの話ではなく、このジャンル、なろうでVRゲームの小説の質を上げるには。
文法作法とかもありますが、長くやるには「ゲームをやれ! ゲームを書け!」となるのです。
インプットに関しては漫画や小説やアニメやドラマや映画にも言えます。
つまり見極めが大事なんです。
将棋のルールを知っていますか? 花札のルールを知っていますか? チェスのルールを知っていますか? 実際にゲームをプレイしたことが1度でもありますか?
こっちの方が重要なんです。
最初は解らないからVRヘルメットとかを付けてとりあえずログインして遊んでみよう。それは解ります、ですがその後に待っているのは、今の今まで作者が遊んできたゲームのストック内でゲーム世界を構築しないといけないのです。
つまり、危惧しているのは【ネタ切れ】です。
VRゲーム内で長く執筆して遊びたい、そのためにはどうしてもゲームという名の資料をちゃんと遊ばないといけないのです。
勿論ソシャゲはやっても良いんです、でも、ソシャゲのミニゲームのカジノコーナーでハマりすぎて1週間何も執筆できなかった、なんてことがザラにあります。
いいえ、よくあります。
なので、ソシャゲのプレイスタイルはよーく考えて、ゲームをしてインプットをすることを心がけてください。
今回の授業は以上となります。