表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

なろラジ大賞3 応募作品

サイコロ

作者: 海堂直也

双六、ご存知だろうか。

奈良時代に中国から伝わったとされる陣取りゲームであり、盤双六と呼ばれ、貴族に愛され禁止令が出る程流行ったとか。元は古代インドから始まり、ヨーロッパに伝わったものはバックギャモンの名で親しまれている。


現在のようなスゴロクは江戸時代に庶民の娯楽として普及した、絵双六。


人生ゲームさながら、駒を進め、大奥を目指す〈出世双六〉もあったんだとか。


自らの人生を双六に託しエイヤッ!と賽を振る。

そんな姿も見受けられた事でしょう。


しかしまぁ、時代を越えて親しまれてきた双六、たいしたもんです。いつの世にも風刺が効いて、世俗を反映させるのが上手。マスは方々酸いも甘いも散りばめられて、どれを踏むかは運次第。手に汗握り、賽を振り、一喜一憂大忙し、上がれば終り一抜けた。


駒のうちは踊る阿呆、振ってる賽を見て御覧。


足せば七だが七は出ない、この世にラッキーはありゃしない。


踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら高みの見物。

踊らにゃ損だが、踊らされたら目も当てられまい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ