2/25
類は友を呼ぶ。
まぁ。私は人非人である。
俗に言う、人でなしなのだ。
中学を卒業してからは【夢追い人】と己に言い聞かせー。
陸に働きもせず、日々を過ごしている。
何もしていないわけではないー。
起きたい時に起きて、寝たい時に寝る。
そして起きてからはー。
ベースを触り、曲を作っては、詩を書いている。
自分はー。
社会の歯車にはならないー。
そう言い聞かせてはー。
親の脛を齧りー。
日々を生きているのだ。
そう。
人非人だ。
生きている価値があるのかと聞かれるとー。
その返答に困ってしまう…。
此方の言い分を言わせて貰えるのならー。
【望んで生まれてきた訳ではない。】
それなら死ねばいいと言われたとしてもー。
死ぬ勇気すらない、陸でなしの人間なのだ。
死ねないから生きている。ただそれだけだ。
生ける屍みたいなものだ。
ただ不思議な事が1つある。
こんな私にも友と呼べる人物がいた事だ。
その男はー。
倉木英知。
学生時代からの親友だ。
バンド仲間と云えばいいのだろうか…。
そんな彼と過ごした日のー。
とある会話を物語として書いてみようと思う。