少女の名はアマリアだ
僕たちの世界{インフィニティア}では魔法が満ち溢れている
逆にいえば戦争も魔法によって行われる
学院の基礎課程にも含まれるほどだ
今日、召喚術式の実技訓練が行われる
「なぁ、今日の実技どうする。」
問いかけられた 15〜6の少年は
「普通に受けるに決まっているじゃないですか。」
と即答した
「うへぇ〜。まじかよ。俺が召喚術が苦手なことぐらい知ってるだろう??」
とこちらも同じ年ぐらいの少年は言う
「時間だな。授業が始まるぞ。」
そう言った途端、教師が教室に入り
「前回予告したとうり、実技を始める。まずは最優秀生徒からやってもらおう。」
間髪入れずに先ほどの少年を指名した
「では始めますよ。先生。」
彼が紡ぐ,術式はいってんの狂いもなく作動したかに見えたが
彼の術式は突然拡大して教室全体に魔術式が張りつめられたが
彼は動揺もせず術式を紡ぎ、教室全体、いや
学舎全体を包むほどの光を発する大魔法となった
「先生、成功しました。今門を開きます。」
彼は知らなかったが、門を通る程のものは召喚魔法を専門とした
者たちの中でも不可能といわれる。程の大魔法だった。
「今、門を開けると言ったのか!!何を呼び出したんだ?!」
門が開き中から漆黒の服を着て、体に見合わぬ大きな剣を持った。
159〜163cmほどの
少女がいた
「貴方は誰ですか??此処はどこですか??私は何者なんでしょうか??」
少女は聞いた
「僕の名前は、バーレシア・スティル。此処はインフィニティア。君の事はごめん僕にはわからないよ。」
「いえ、お気に為さらずに名前だけは覚えていますから。私の名前はアマリア・カリバーンと言います。どうぞよろしくお願いします。」
そう言った後、皆動き出した。
「レシア、スゲー!!」だとか、「あの子可愛くない?」だとか、
「あの子を守るために女子全員であの子と友達になりましょう。」だとか
「レシア君、後で職員待機室に来なさい。」だとか
「アマリアちゃんのファンクラブ作ろうぜ。」
1つは聞かなかったことにして、最後のやつらを女子に売っておこう
「女子、聞こえますか〜ファンクラブ作った奴らを粛清しておいてくださね。」
そういうと女子は声を揃えて
「任せておいてください。レシア様といった。」
レシアは超美形で、学院始まって以来の天才の上性格もよく、何より次代の国王であるから。
学院中の(女子の先輩も含む)憧れの的だった。
更に言えばそれでも男子たちからも目標とされ、慕われる所謂、善き国王になる気質を持っていた。
容姿は髪は青く、長髪で、顔は女より白く、又、女より顔つきが綺麗で、
舞踏会にドレスで出れば、他の国の王子に求婚されたりされる(これは彼のトラウマになった。)容姿をしていた。
彼が呼び出したアマリアの容姿は
お嬢様のように上品で、どこかの姫君なんじゃないだろうか。
「そう言えばその剣、なんていう名前なんだろう」
聞くと
「たぶん、聖剣でエクスカリバーて言うと思います。」
そういう言い返してきた。
「思う??そう言えば、自分がどんな人間か分らないようなこと言ってたな。」
彼女は困ったようにこう切り返す
「記憶がほとんど、無くなったちゃったんです。」
(それは不味い
彼女の素性がが分からないとさすがに軍に捕まるんじゃないか
どうするか)
「大丈夫だと思わなくもないけど・・・」
聞こえたようで
「何がですか??」